nano.RIPEが放つ『食戟のソーマ 豪ノ皿』OP曲「ラストチャプター」が4月22日リリース！ ボーカル&ギターのきみコさんに楽曲と待望の春ツアーについてインタビュー!!

BDはnano.RIPE2人体制のライブ初の映像化！

――ジャケットのコンセプトや撮影についてご紹介お願いします。

きみコ：2人になってからずっと旅シリーズでアーティスト写真を撮影していますが、モチーフは某有名RPGです（笑）。何もない砂漠から旅が始まって、街に寄って装備を整えて、今回はいよいよ塔に向かう直前です。まだ「ヨルガオ」や「エンブレム」のアーティスト写真をご覧になったことがない方は画像検索で探してみてください（笑）。

――そして同梱されるBDには2018年のツアー「きせきのつるぎ」のファイナル、12月15日の新宿BLAZE公演のダイジェスト映像が収録されています。このツアーを振り返っていただけますか？

きみコ：特にこのファイナルは忘れもしないライブでした。ツアー前に皆さんにnano.RIPEの好きな曲を投票してもらって、そのベスト20を演奏する企画をやったんですけど、ベスト20だとセットリストをそのまま発表してしまう形になるので、プラス10曲やってしまおうと。そこで30曲3時間という史上最長のライブになりました。

――nano.RIPEのライブはきみコさんの歌い方もエモーショナルだし、バンドもビートを刻むので、かなり過酷ですね（笑）。

きみコ：実際、ライブの中で「これはもたないかも」と思った瞬間がありました。でもライブの魔法で段々、元気になっていって、終盤は始まった頃よりも元気でした（笑）。お客さんも大変だったと思います。立ちっぱなしで暴れっぱなしだったので。だから終わった時はみんな達成感がありました。

――今回収録される映像はご覧になりましたか？

きみコ：はい。全曲は入っていないですし、曲によってはフルサイズではなく、ワンコーラスのものもありますが、ライブの良いところをうまく摘まんでいけたので、見応えはたっぷりあると思うし、ちゃんとライブを1本見たと感じられる構成になっています。2人体制になってからのライブとしては初めての映像化なので、やっと出せてうれしいし、参加された方もできなかった方も楽しんでください。

――ツアー「はるかぜのフルート」はどんなライブ、ステージになりそうですか？

きみコ：今回は全国6カ所で行うツアーです。昨年のツアー「せかいじゅのはな」のラストが渋谷クラブクアトロでの2DAYS公演で「きみメロ」、「ジュンメロ」と題し、それぞれが作曲した曲だけを演奏する日にしましたが、それを今回、全国でやろうと。2日間演奏する曲はまったく重複しないという挑戦で、大まかに20曲やるとしても1カ所で40曲やるので、どちらか一方でもいいし、通し券もあるので併せて楽しんでほしいです。

――セットリストが両日違いますと言ってもブロックだけ、数曲違うというケースが多いのに、全曲違うというのはすごいですね。

きみコ：しかもすべての会場違うセットリストにするので、最終的には80曲くらい準備することになるかな？　

――リハーサルなど準備も大変そうですね。

きみコ：サポートメンバーのほうが特に大変だと思います。nano.RIPEのライブは譜面をいっさい見ないので。これまで「この曲、どっちが作ったんだっけ？」と忘れてしまうことがあって、2人が作る曲はそれほど離れていないなと思っていたけど、昨年の2DAYSで「それぞれに色があって、全然違うね」と。「ジュンはこういう曲を作るのが得意なんだ」とか「私にはこういう曲がないけど、作ってみたらどうなるかな？」と新たな発見があったし、今後の制作にもつながる、いい機会になりました。またいろいろ見つけながらツアーを回りたいと思っています。

――あと注目ポイントを挙げるなら？

きみコ：「ラストチャプター」をライブで演奏しますが、まわっていくうちにどう成長していくのか楽しみです。私たちの曲はライブで演奏することで完成すると思っているので。セットリストは人気曲やライブの定番曲に加えて、レア曲もたくさん聴けるツアーになるので、ライブに来たことがある人もまだ見たことがない方にも楽しんでいただけると思います。