アニメ『バキ』第2期「大擂台賽編」が放送開始ッ！　その魅力を範馬刃牙役・島﨑信長さんがたっぷりと語るッッ!!

全部本気でやっている作品、それが『バキ』

──第2期全体としての見どころや注目してもらいたいポイントはありますか？

島﨑：物語全体として見ると刃牙の「成長と変化」が注目ポイントです。特に範馬刃牙と範馬勇次郎の関わり方の変化は、もしこの先をやらせてもらえることになったとしたら、大きなポイントになると思います。

あとは個人的には、アナウンサーの実況に注目してほしいですね。名もなき実況アナウンサーに中尾隆聖さんを起用しているんです。でも決して無駄遣いではなく、今回のシーズンで恐らく一番喋っているし、一番熱量を持った役どころなんです。本編を見ていただければ、この役は中尾隆聖さんしか考えられないと感じていただけると思います。本当に『バキ』ならではの最高のキャスティングです。

──改めて『バキ』の魅力とは何なのかというところを大の原作ファンであり、刃牙を演じている島﨑さんにお尋ねしたいのですが、いかがでしょうか。

島﨑：一言でいうと「本気」なところですね。『バキ』には謎の説得力があり、とんでもない熱量があって。その説得力や熱量がどこから生まれるのか考えると、全部が「本気」だからだと思うんですよ。全部本気で思って本気でやっているから引き込まれる。「そんなのめちゃくちゃでしょ」ということも全部本気で信じて本気で実行している。それが『バキ』なんです。

「やれたらいいな」、とかじゃなくて「やってる」のはすごいことですよ。メンタル的な話になりますが、「できたらいいな」と思い描くのは危ういところもあって。例えば、「売れたい」と思っていたとして、その思い描き方によっては「売れたいと思っている自分」が到達点になってしまって、ずっと「売れたいって思ってる人」になってしまいかねない。だから「〇〇したい」ではなく、「絶対〇〇する」というメンタルはとても大事だと思っていて、それはどの業界でも一緒だと思っています。「勝ちたい」ではなく「勝つ」。それを常に本気でやっているのが『バキ』なんです。

その精神性は板垣先生ご自身が本気だからだと思いますね。僕も何度かお会いしてお話もさせていただきましたが、毎回、「この人は本気だな」と思わされます。『バキ』は「マジ」なんですよ。だから面白いし、ヒトを惹き付けるんです。

──ありがとうございます。それでは最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

島﨑：皆様に楽しんでいただいて、反響があったからこそ第2期をやることができたと思っているので、本当に嬉しいですし、感謝しています。原作『バキ』の持つ熱量や説得力、そして本気さをアニメでも感じていただけたら幸いです。今後とも全力で良いものを作って参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

──ありがとうございました！

[取材・文・撮影：二城利月]

作品情報

アニメ『バキ』大擂台賽編

汗が飛ぶ！血しぶきが舞う！
格闘アニメの金字塔、ここに完成！

●Netflixにて全世界独占全話一挙配信中！！
（https://www.netflix.com/baki）
●2020年7月6日よりTV放送中
・TOKYO MX1
毎週月曜 深夜0：30～
・サンテレビ　
毎週月曜 深夜0：30～
・KBS京都　
毎週月曜 深夜0：30～
・テレビ愛知　
毎週月曜 深夜2：05～
・HTB北海道テレビ　
毎週月曜 深夜1：20～
・TVQ九州放送　
毎週木曜 深夜3：00～
※放送開始日・放送日程は変更となる場合がございます。

＜STAFF＞
原作：板垣恵介（秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載）
監督：平野俊貴
シリーズ構成：浦畑達彦
キャラクターデザイン：鈴木藤雄　石川晋吾
色彩設計：宮脇裕美
美術監督：西山正紀
撮影監督：野口龍生
編集：佐野由里子
音楽：藤澤健至（Team-MAX）
音響監督：浦上靖之　浦上慶子
アニメーション制作：トムス・エンタテインメント
製作：バキッッ製作委員会

＜CAST＞
範馬刃牙：島﨑信長
範馬勇次郎：大塚明夫
ビスケット・オリバ：大塚芳忠
マホメド・アライJr.：保志総一朗
松本梢江：雨宮天
郭海皇：緒方賢一
烈海王：小山力也
劉海王：飯塚昭三
アナウンサー：中尾隆聖
ナレーション：古谷徹

＜主題歌＞
オープニングテーマ：「情熱は覚えている」GRANRODEO（Lantis）
エンディングテーマ：「DEAD STROKE」藤田恵名（キングレコード）

公式サイト
公式ツイッター（＠baki_anime）
公式Instagram「筋スタ」