『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-公演レポート！ シブヤ、シンジュク、アサクサ・ディビジョンがラップ＆ダンスバトルを繰り広げる！

社会現象を巻き起こしている大人気コンテンツ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-(ヒプマイ)』。

舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-が2020年8月12日（水）から8月19日（水）まで品川プリンスホテル ステラボールにて上演されました。

前作でイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”とヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”を軸に上演されたtrack.1に続き、今回はシブヤ・ディビジョン“Fling Posse“とシンジュク・ディビジョン“麻天狼“を中心とした舞台化第二弾！

本作は舞台オリジナルのキャラクター、アサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”の出演に加え、前作に引き続きディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”と称した世界タイトル保持者やシルク・ドゥ・ソレイユ登録ダンサーたちによるストリートダンスパフォーマンスも大きな見どころのひとつ。そして舞台オリジナルの展開も満載！

本稿では様々な運命が絡まり合う男たちがラップバトルをくり広げる本編と、本編終了後のキャスト達によるライブの様子もお届けします♪

ポップに、アダルトに！濃密オープニング！

開演と同時に、舞台後方や会場内の左右壁面まで広く使ったプロジェクションマッピングに次々と映し出されていく荒廃したH歴の世界。中王区・言の葉党首である東方天乙統女(とうほうてんおとめ)の声が響きわたり、一気に惹き込まれていきます。

LEDスーツでストリートダンスパフォーマンスを見せるディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”や今回もプロジェクションマッピングをたっぷり使った華やかな演出、そしてお腹まで響くリズムなど、早くも全身を持っていかれそうな感覚に。

続いてキャストパレードではシブヤ・ディビジョン“Fling Posse“のチームリーダー・、飴村乱数そして夢野幻太郎と有栖川帝統がそれぞれの個性が際だったシブヤらしいポップな魅力を見せれば、シンジュク・ディビジョン“麻天狼“もリーダーの神宮寺寂雷をはじめ伊弉冉一二三、観音坂独歩も独特の濃厚な大人の空気を漂わせ、それぞれのマイクをあやつり一瞬で『ヒプマイ』の世界観に観客をさらっていくかのようなオープニングとなりました。

シブヤ・ディビジョン“Fling Posse“の鮮やかな魅力！

本作はテリトリーバトル決勝トーナメントで対峙する直前のシブヤ・ディビジョンとシンジュク・ディビジョンをメインとしたストーリー。

ディビジョンバトルの予選ブロックを勝ち上がっているシブヤ・ディビジョン“Fling Posse“。そのバトルでの様子は、シブヤの持ち味であるキャッチーでポップな魅力がたっぷり！ アップテンポなリズム、くり返されるフック、そして手を高く上げてハンドサイン。カワイイ濃縮100％で客席を魅了します。

またそれぞれ二番手、三番手のソロラップ曲もあり、幻太郎は惑わすように、帝統は弾けるようにビートを乗りこなすなど、キャラクターの性格を活かした楽曲とパフォーマンスは必見。

予選ブロックでの勝利をハシャいで喜ぶ乱数ですが、幻太郎や帝統と離れると表情は一変。この先で闘うはずである、シンジュク・ディビジョン“麻天狼“の神宮寺寂雷に対して暗い目つきで執着を見せます。

イケブクロの山田一郎とヨコハマの碧棺左馬刻の二人と同じように、乱数と寂雷もまたかつて在籍していた伝説のチーム“The Dirty Dawg”の元メンバー同士ですが、今は互いに対して憎しみを抱える二人。その理由は、やはりまだ不明のまま。