『けものフレンズ3』サービス開始一周年！　アライさん役小野早稀さん、フェネック役美坂朱音さんインタビュー

「アライさん隊長日誌」が紡ぐどうビスの明るく楽しいストーリー

――間違いなく書いておきます。では次の質問です。『けものフレンズ3』で、好きなエピソードは？

小野：やはり私は「アライさん隊長日誌」ですね。3人の掛け合いが、とてもいいですね！　いままではサーバルとアライさん、フェネックの3人の掛け合いが、あまり描かれていませんでした。でも、アライさんの日誌によって、3人の濃厚な時間を見られるのが嬉しかったです。明るく楽しく見られる。ギャグ視点というか、『けものフレンズ』らしい演出が好きです。

美坂：私は「ちょこっとアニメ」を収録したときの印象が強くて、とても好きなエピソードです。私が初めてフェネックとしてお芝居をさせていただいたのが、「ちょこっとアニメ」だったと記憶しています。いろいろな方と話し合いながら、緊張して収録しました。

――新たに加わるのですから、緊張して当然だと思います。

美坂：映像が完成して、世の中に出たときは本当に嬉しかったです。特に応援してくださるみなさんの声が、嬉しかったです。初めは「Twitterのリプライとか、見ない方がいいかな……」とも思ったんだけど、結局全部見ちゃいました（笑）。

――なぜですか？

美坂：否定的な意見を見たら傷つくんだろうなぁと思っていたからです。でも、どんな意見でも見てくださったファンの方々の声なのだから、目をそらさずにしっかり向き合うべきだと思って読ませていただきました。でも、見た結果は応援してくださる方が多かったんです。「新しいフェネックに未来を感じられた」とか、「けもフレ3は新しい一歩を踏み出したんだ」という意見は、涙が出るくらい嬉しかったです。

――応援してくださる声はありがたいですね！　それでは、いまはもう緊張しませんか？

美坂：う～ん、まだ緊張してると思います（笑）。

小野：いや、堂々としてるよ！　最初はもっとオドオドしてたし。

美坂：あははは！　PVの撮影のときはすでに仲良しだったけど、それでも緊張はしていましたね。そんな姿の私を見た早稀さんは、「大丈夫だよ」とか「緊張しないでいいよ」とか、優しい言葉をたくさんかけてくれて助けられました。それが、いまではプライベートでも仲良くさせてもらえるほどの仲になりました。きっと作品にも、私たちの仲の良さは出てると思います。

――番組でも仲の良さは出るものですか？

小野：きっと出ていると思います。

美坂：でも、私はカメラが回ると……。

小野：美坂はいまでもカメラの前だと猫をかぶるんですよ（笑）。

美坂：猫かぶってるんじゃないの！　緊張してるのー!!（笑）

小野：萎縮してるよね？

美坂：そう！　「猫をかぶる」じゃなくて「借りてきた猫」なの!!

一同：（笑）

――いままでのエピソードで気に入っているのは？

小野：「マイルカ」が仲間に入るエピソードが好きです。マイルカちゃん、とってもかわいいんです！

美坂：私もそこ好き！

小野：マイルカちゃんが仲間に入れたいな～って思ってたら、実際に入ってくれました。嬉しかった～。

美坂：章が進むごとに関係性が深くなっていくのもいいよね。私たちもファン目線でストーリーを楽しんでいます。

――キャストのみなさんは、事前にストーリーを知らされていないのですか？

小野：知らされていないんです。公式Twitterを見て、「公開されたんだ！　遊ばなきゃ」ってプレイしています。

美坂：ガチャ回さなきゃ！　とかね（笑）。

小野：そうなんです。だから、ふたりでガチャを回しました。

美坂：なんか営業みたいな話ですけど、本当なんです。

小野：最初のピックアップでアライさんとフェネックが出たとき、アライさんは自力で引けたんですけど、フェネックだけが出なかったんです。そこで私が考えたのが「声を担当する人間が回せば引ける説」です。

一同：（笑）

小野：それでスマホを美坂に渡して引いてもらったら、10連ガチャで出たんです！

――それはすごい！

美坂：早稀さんから端末を渡されたので、タップしたらフェネックが出ちゃったんです。

――もしかして、美坂さんはそのために呼び出されたのですか？（笑）

美坂：「早く来てガチャ回せよー！」ってね？

小野：違うでしょ！（笑）もともと遊ぶ予定だったから、そのついでに回してもらいました。

美坂：あはははは！

小野：出るまで回すって決めてたのに、初回の10連で出ちゃったから驚きました。

美坂：本当によかったです。私、そういうチカラがあるのかな!?　ビックリしました。

――それを書いちゃったら、業界関係者が美坂さんのところに来るようになるかもしれませんね。

美坂：私の人差し指でよければ、いつでもお貸しします！

――ご自身のキャラクター以外で、好きなのは？

美坂：「マレーバク」が好きです。

小野：かわいいよね～。私は「ダチョウ」が好きです。私の中のダチョウのイメージは荒くれ者だったのですが、『けものフレンズ3』のダチョウは「ハワハワ」してるんです。

美坂：ハワハワ？（笑）

小野：いつもどこか慌てている感じがある…みたいなところがかわいいですね。ちょっと離れたところから、ずーっと見ていたいです。

――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

小野：『けものフレンズ3』は一周年を迎えて、これからもっともっと盛り上がって行きます。私は作品に関わっている人間ですが、みなさんと同じくらい作品の今後の展開を楽しみにしています。いまはこんなご時世ですが、いつか状況が落ち着いたら大きなイベントをやりたいですね！　プレイしてくださってるみなさんも、同じ気持ちだったら嬉しいです。それまでは、ゲームの中で一緒に楽しみましょう。みなさんはお気づきじゃないと思いますが、いつもフレンズたちをサポートとして使わせていただいています。これからも応援よろしくお願いします。

美坂：『けもフレ3』が一周年ということは、美坂のフェネックも一周年です。私は作品と一緒に、今後も成長していけたらいいなと思っています。小野さんもおっしゃっていましたが、いまのご時世、どうしても気持ちが暗くなっちゃうこともあるかと思います。そんなときは『けものフレンズ3』です！　フレンズたちは基本的に明るくてポジティブ。私はこの作品を通して、「たのしー！」とか「うれしー！」とか、プラスな気持ちを届けたいと思いながら活動しています。みなさんが『けもフレ3』で楽しんでくださると、私たちも楽しい。まだ一周年ですが、去年より今年、今年より来年、もっともっと盛り上げていきたいなと思っています。いつかイベントが開催され、みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。