自分だけど自分ではない、空想人物の心の動くままに――｜石原夏織5thシングル「Against.」インタビュー

2ndライブは、みんなでいい笑顔になりたい！

――イベント関連のこともお聞きします。先日のAUTUMN EVENT「ONE DROP」では、ファンを目の前にした久しぶりの感覚を味わったのではと思いますが、いかがでしたか？

石原：面白かったです！　いつも通りとはいきませんでしたけど、だんだんと拍手や目から(ファンの人が言いたいことを)汲み取れるようになってきて。今までとは違っても、差がすごくあるとは感じないぐらい、みんなとコミュニケーションが取れたイベントだったと思います。

それから、このイベントは(2ndアルバム「Water Drop」の)新曲お披露目会ということで、新曲のコールはまだできていない段階でしたけど、楽しく歌うことができました。いつかそういうのがついたらどんな風になるんだろうって考えたら、楽しくなりました。

――自粛期間は大変なこともありましたが、見方を変えれば新たな発見があったり良い経験になっていますよね。

石原：いいタイミングと言っていいのかはわからないですけど、こういう状態で如何にみんなと楽しむことができるのかを、すごく考えるタイミングになったなと思います。こういうことがなければ、一生考えることがなかったかもしれないですし。そして、会えることの大切さ、ありがたさをとてもとても感じました。

――その前にはオンラインイベント「CARRY COMMUNICATION -Water Drop-」もありました。ひとつ気になったことがありまして、NiziUさんの“縄跳びダンス”をやったのですか？

石原：やりました。リクエストがあったので、じゃあやるかと思って(笑)。

――以前インタビューした時に、「Nizi Project」にハマっていると言っていましたからね。

石原：急遽だったので、練習したと言えるほどではなかったんですけど。

――またどこかで披露するのを期待しています。ちなみに誰推しですか？

石原：みんな頑張っているので、“箱推し”です。誰か1人を決めるのは心苦しくて、みんな違った良さがあってみんないい！ってなっています。

――11月後半からは、5th シングル「Against.」発売記念イベント「CARRY MEETING –Against.-」が実施されます。オンラインお渡し会というのも楽しそうですね。

石原：(オンラインお渡し会は)初めてなのでどんな感じになるかはわからないですけど、私もみんなの顔を見られるし、私の顔も画面いっぱいに見られる状態になると思うので、喜んでもらえるんじゃないかなって思います。なんかみんなとお友達になっちゃいそう(笑)。

――普通のお渡し会でも1対1で話しますけど、画面越しで自分だけに話してくれるのはドキドキしそうです。

石原：本当にテレビ電話しているみたいな感じですよね。普通の電話をする企画をこの間やったんですけど、みんな緊張していて。でも、楽しんでもらえると嬉しいです。

――そして、2ndライブの開催も発表されました。現状では客席数の上限やライブ中の声援など不確定なところはあると思いますが、意気込みをお聞かせください。

石原：フル尺のライブはほぼ1年ぶりになりますので、ライブがすごく好きな私としてはとっても楽しみです。前回のライブからアルバム1枚にシングル1枚と曲がすごく増えているので、きっと今までとは違ったものになるんじゃないかと期待しています。現状はまだどうなるかわからないことがいっぱいありますけど、みんなと楽しめる最高の空間を作れるようにスタッフ一同一生懸命頑張っていこうと思いますので、遊びにきてもらえたらすごく嬉しいです。

――まさに、ライブタイトルの「MAKE SMILE」ですね。

石原：そうなんです。今回はアルバムを引っさげたライブではないですし、みんなでいい笑顔になれたらいいな！という思いを込めて、このタイトルをつけさせていただきました。

――タイトルを見た瞬間に思いが伝わってきました。

石原：良かったです！　みんな一緒に、いい笑顔になりましょう!!

――楽しみにしています。ありがとうございました！

［取材＆文＆撮影・千葉研一］