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アニメ映画『魔女見習いをさがして』千葉千恵巳 声優インタビュー

『どれみ』の世界は変わらないし、裏切らない――『おジャ魔女どれみ』20周年記念映画『魔女見習いをさがして』春風どれみ役・千葉千恵巳さん 声優インタビュー

映画を見た感想は「もっと尺があればいいのに」。女性監督が入ることでより感情移入しやすく

――先日、映画をご覧になったそうですが、本作の印象はいかがでしたか?

千葉:きれいな映像でした。最初の風景にビックリしたし、『どれみ』の音楽が良い使われ方をしていたのでズルいなと(笑)。

でも3人の「これまで」と「これから」をこんなに短い尺で見せるのは大変だろうなと。「もっと尺があればいいのに」と思っちゃいました。「1人1本ずつでもいいじゃん。もったいない」って。


――シーン数も多いし、密度が濃い映画ですよね。3人が聖地巡礼をしたり、訪れた場所やモノの描写もリアリティがあって。

千葉:1つひとつの場所が魅力的に描かれていて。押しつけがましくなく、さりげなく見せているので、「ここ、行きたい!」と思わせてくれました。

――今作は『どれみ』シリーズの産みの親ともいえる佐藤順一さんと鎌谷 悠さんのW監督体制でしたが、佐藤さんらしさを感じたところはありましたか?

千葉:部分的にどこがというのはわかりませんが、すごく丁寧に作られているなと思いました。キャラクターや背景、絵や表現の仕方などが丁寧かつ豪華で。最後にスタッフロールを見たら「これは豪華なわけだ!」と納得しました。

――脚本の山田隆司さんはじめ、これまで『どれみ』シリーズに関わった方が集結していますからね。もう1人の監督である奥谷さんのテイストも出ていたのでは?

千葉:女性の監督が入ることで「女の子ってそんなにきれいなものじゃないですよ!」とか「こういう時はこんなふうに思うんですよ」という部分や、生々しさやリアリティも出たのではと思うし、3人と同じ世代の子が見た時にも「私は彼女だ」と感情移入して見やすくなった気がします。そういう意味でも2人監督制がうまくいったんじゃないかなと。

――映画の中でぐっときたシーンを挙げるとすれば?

千葉:冒頭の「おジャ魔女カーニバル!!」が流れたところです。アレはズルい。音楽の力って強いと思うんですけど、当時の曲を使うことで思い出させられて。あの世界観と音楽で「どうだ!」という感じに私もやられてしまいました(笑)。

――『魔女見習いをさがして』の見どころや注目ポイントを教えてください。

千葉:まったく『どれみ』を知らない状態で見ても楽しめる作品です。知らなくても、この世界に入れる作りになっています。知っていれば作中に流れる曲の1つひとつにも引っかかると思うし、いろいろ出てくるキーワードから見ていた頃の幼かった自分を思い出したりして。

『どれみ』体験のある、なしに関係なく、楽しめますが、オススメなのは断然、TVシリーズを見てからです。見ていた方がひっかかるポイントが散りばめられている映画なので、見てからだとそれがわかるし。「これ、細かすぎるよ」と思うかもしれないけど(笑)。

もちろん映画が先で「3人の女の子がこんなに夢中になる『どれみ』ってどんな作品なんだろう?」という興味からTVシリーズに入っていただくのもありです。

 

 

(C)東映・東映アニメーション
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