和氣あず未さん、高野麻里佳さん、大橋彩香さん、木村千咲さん、上田瞳さんらがチーム＜スピカ＞の成長にも注目！　冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』キャストインタビュー【連載第5回】

アフレコの帰り道に演技のことをよく話していました

――大橋さんは第2期で特に感じたことはありますか？

大橋：やっぱり第1期よりたくましく成長していると思いました。第1話でトレセン学園の案内をしているシーンではちゃんと先輩らしい姿を見せていましたし、チーム＜スピカ＞としても「よし団結するぞ！」という団結感じゃなく自然とまとまっていて。大人の団結力といいますか、全体的にみんなステップアップしているのを感じました。

木村：ウオッカは一番しっかりしているからね。

大橋：そうなんですよ。最初はじゃじゃ馬なのかなと思ったら、チーム＜スピカ＞としておさまるとウオッカは常識人枠で。ちゃんとサポートしたり、さりげない励ましをしたり。そもそも、チーム＜スピカ＞が個性の強いウマ娘たちの集まりなので、よくまとまっているなって思いますけどね（笑）。

――ダイワスカーレットとバチバチやっているのは様式美的な感じですが、そこを離れるとしっかりしていますよね。相方とも言えるダイワスカーレットはいかがですか？

木村：印象的だったのは、第4話のテイオーとマックイーンを遊びに誘うシーンですね。2人ともトレーニングしなきゃいけないって断るんですけど、それを見てダスカ（ダイワスカーレット）たちも負けていられない気持ちになるんです。

ウオッカとダスカはずっとライバル関係が描かれてきたじゃないですか。2人はテイオーたちの気持ちがすごくわかると思うんですよね。だからこそ、一緒にトレーニングしたり応援したりしていて。新たなウオッカとダスカの関係性についても考えるようになった第2期だなと思いました。

――ダイワスカーレットのシーンでは、第1話で目に土が入ったところも話題でした。

木村：まさかのゴルシを受け継いだ!?と思ってちょっとドキドキでした。第2期ではダスカが毎回これをやるのかなと思って（笑）。

上田：EXTRA R『BNWの誓い』でダスカは目にチップが入って眼帯をつけて過ごしていたから、そこからダスカが“目担当”になったんだろうなってトレーナーの皆さんは思ったんじゃないですかね（笑）。

――第1期ではゴールドシップがメジロマックイーンに跳ね返されたりすることも多かったですよね。

木村：そういうシーンもですが、上田はゴルシのひとつひとつのセリフに「これはどういう気持ちで出せばいいのか」を毎回たくさん考えてアフレコに臨んでいるんですよ。そして、それを私に説明してくるんですね。「ゴルシはこう思っている、と私は思うんだけど」って。

上田：ふざけているようにしか聞こえないセリフも、やっぱりゴルシの優しさがあるからこそだと思うんです。だから、「これはおふざけなのかな？」「でも私は、優しさメインでこういう芝居をしたいんだけど、どう思う？」って。

木村：それを毎回聞かされるんですよ。

上田：帰り道に「あの芝居がこうやったから」「そうやな。よかったと思うで」と話をしながら駅に向かう、みたいな。

高野：なんか、関西人のお笑いへの情熱みたい（笑）。

上田：お笑いじゃないよ！（笑）

高野：でもやっぱり、ゴルシってチーム＜スピカ＞の中でもボキャブラリーが多いからこそのお笑い担当だと思うんです。それもあって、上田ちゃんがぴったりだなって思います。面白さの引き出しが多いからこそだなって。

上田：ゴルシはボケでもありツッコミでもあるけど、個人的にはツッコミを面白くしたくて、どうしたら面白くなるか家で研究しています。
……って何の話をしているんだろう（笑）。