声優
宮野真守 オンラインライブBD&DVD・新曲発売記念インタビュー

とにかくライブをやりたい、エンタメを止めない――初のオンラインライブ「MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~」BD&DVD、『劇場版FGOキャメロット』主題歌「透明」同時発売記念 宮野真守さんインタビュー

声優・俳優・歌手としてマルチに活動する宮野真守さんが、最新ライブ映像と新曲を5月26日に同時発売!

「MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~」は、2020年12月12日に開催した自身初のオンラインライブの模様を収めたBD&DVD。一方の21st single「透明」は、自身もベディヴィエール役で出演する『劇場版Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編Paladin; Agateram』の主題歌です。

今回、両作品の発売を記念した宮野さんのメールインタビューを実施! ライブの思い出や楽曲制作のエピソードなど、宮野さんの音楽にかける思いがたっぷり詰まった内容となっています。

 

エンタメを止めない――「MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~」開催を振り返る!

――5/26に発売されるLIVE Blu-ray&DVD「STREAMING!」は、昨年12/12に開催されたライブを映像化したものです。このライブは、レコーディングスタジオを舞台にオンラインで開催されたものですが、どんなテーマやコンセプトで作り上げたのでしょうか。

宮野真守さん(以下、宮野):メットライフドームでのライブが新型コロナウイルスの影響で中止になってしまい、僕やスタッフの中に悔しい想いがとてもありました。

そんな中、ファンの皆さんも僕たちを同じ想いだというメッセージをたくさんいただいたんです。だからこそ、とにかくライブをやりたい、エンタメを止めないということで、僕らにもできる形を模索していった結果、オンラインライブを開催することになりました。

場所は、いつものライブとは違うレコーディングスタジオで行いました。ライブの空気感はいつもとは違いますが、僕がライブで大事にしてる「ファンの皆さんと時間を共有する」ということをオンラインライブでもできれば良いなと思って、生配信にこだわってライブを作っていきましたね。

――セットリストは、どのように決めていったのでしょうか。セットリスト全体のテーマや、軸になった曲、曲順で特にこだわった部分などをお聞かせ下さい。

宮野:ライブができなかったこともあり、その間に新しくリリースもさせていただいた曲や、みなさんの前でまだ披露できていなかった曲がたくさんあって。その曲たちをしっかりとステージングしてパフォーマンスをしようと思い、セットリストを作っていきました。

――今回のオンラインライブで、今までと違う手応えを感じた楽曲や、特に印象に残った楽曲があれば、その理由や、歌った時の気持ちと併せてお聞かせ下さい。

宮野:配信ライブというものが僕にとって未経験で想像ができない部分もあって、どんなライブになるのかなとライブが始まるまでは未知数でした。実際に本番が始まって、生でみんなのコメントを見ながら、ライブを進めていくと、その場にあるのはカメラなんだけど、その先にファンのみんなの空気というかエネルギーをすごく感じたんですよ。

紛れもなくこれはライブだと感じた瞬間がたくさんあって。それが一番色濃く現れたのが『光射す方へ』を歌ったときでした。ファンのみんなの想いを感じたし、「みんなに届けよう」というチームの想いも高まって、すごくエモーショナルな『光射す方へ』になったんです。あれはすごい発見だったし、こういう形でもファンのみんなとつながる、想いが滾る、血が沸き立つようなライブができるんだという発見がありましたね。

――「Follow Me Now」でのダンサーの映像とのコラボレーションをはじめ、随所にオンラインならではの表現・演出が盛り込まれていました。それらの中で、特にこだわった表現・演出や、試行錯誤を繰り返し生み出されたものがあれば、お聞かせ下さい。

宮野:オンラインライブだからこそできる映像を駆使した演出もすることができました。コロナ禍という特殊な状況下ということで、ダンサーのみんなはライブの現場に生では入れなかったんですよね。

だから、別の場所で撮影したダンサーのみんなと生配信を融合した映像をお届けしました。ただ、映像を駆使することでバンドメンバーだけでなく、ダンサーも含めたチーム全員が参加するという形でライブを作ることができたのは面白い試みだったと思います。

――曲と曲の合間で、バンドメンバーとの和気あいあいとしたやり取りを見せてくれましたが、今回のオンラインライブを通じて、バンドメンバーとのやり取りや会話で、特に印象に残っている会話や、思い出しても笑ってしまうやり取りなどをお聞かせ下さい。

宮野:久しぶりにバンドメンバーとスタジオに入ってリハーサルをするという時間でした。もちろん楽しいですし、真摯に音作りに向き合いながらも、リハで色々試して生まれてくるアイデアもあって。『LIFE』という曲では、途中で音を止めて、もう一度勢い良く始めるというパートを作ったんですけど、いつものライブだと客席からファンのみなさんの歓声があって、ハートフルでかっこよい演出になるんですね。

でも、今回スタジオには僕らしかいなかったこともあって、なぜかバンドマスターの木原さんとの笑いのパートになりました(笑)。リハーサルでは木原さんとのやり取りをいろんなパターンでやっていたので、いつかそれをお見せできる機会があるかもしれません(笑)

――ここまでにお答えいただいたライブの要素以外で、Blu-ray&DVDをご覧になる方に、特に注目してもらいたいポイントや、オススメのポイント、あるいは、ご自身のお気に入りのシーン・楽曲など、見どころを1つ教えて下さい。

宮野:おすすめポイントはカメラワークです。僕のパフォーマンスだけではなしえない、スタッフのチーム感が今回の『STREAMING!』の面白さにつながっていると思います。そこの連携は『STREAMING!』の見どころの一つですね。

――今回のオンラインライブを終えて、どんな感想を抱きましたか? ライブ中には、「エンターテイメントの可能性を試行錯誤しながら突き進む」という発言もございましたが、オンラインライブに新たな可能性を感じた部分はありましたか?

宮野:オンラインライブを実際にやってみて、エンターテイメントの可能性をとても感じました。僕は、芸術は昔から抑圧や世界的な危機のときにアイデアが生まれてくると思っていて。

それは決して良いことではないのですが、そんな中でも歩みを止めないで進んでいくところに光は射すと思うんです。だから、僕にとって、今までやったことのないオンラインでのライブを成功することができたのは大きなことでした。

これからどうなるのかまだまだわからない状況ですが、諦めなければエンターテイメントは届けられるんだなと感じましたね。今後も自分たちが何を発信していくかを常に考え続けて、届ける先のみんなに楽しんでもらえるものを生み出していけたらと思います。

 

『劇場版FGOキャメロット』と真摯に向かい誕生した新曲「透明」

――5/26に発売される21th single「透明」は、『劇場版 FGO 神聖円卓領域キャメロット 後編 Paladin; Agateram』の主題歌です。ご自身もベディヴィエール役で出演されている作品ですが、本作に抱いている印象や、役を演じてみての感想、本作の魅力などをお聞かせ下さい。

宮野:劇場版FGOキャメロットの物語としては、僕が演じるベディヴィエールの行動や想いが大きくストーリーラインに関係してきます。この映画でベディヴィエールとして、色んな感情を抱きながら、作品と真摯に向かい合っていきました。本当に素敵で面白い映画ができたなと思います。映画で描かれるベディヴィエールの想いを感じてもらえたら嬉しいです。

――「透明」は、作詞を坂本真綾さんが手掛けていますが、歌詞を読んだ感想や、心に響いた言葉、印象に残っているフレーズなどをお聞かせ下さい。

宮野:歌詞を受け取ったときに、僕が演じるベディヴィエールの旅路が、今のコロナ禍におけるエンタメの状況や自分の置かれている立場と重なる部分があって。その先にある想いが歌詞に込められているなと思いました。

坂本真綾さんも、僕自身が歌ったときに僕の言葉としてファンのみんなに届けられるように意識して書いたと言ってくれて、それがすごく嬉しかったです。

特に最後の部分が、今色々な苦しい状況がある中、この曲をみんなの前で歌えたら幸せだろうなと思わせてくれるもので。歌詞を見た時もレコーディングで歌ったときも、ステージ上でファンのみんなの前で歌っている姿がすごくイメージされました。

僕の想いも作品としての想いも込められている、とても素敵な作品になっていると思います。

――「透明」は、荘厳なサウンドと、徐々に熱を帯びていく叙情的な歌声が印象的です。楽曲面において特に注目してほしい部分や、音作りでこだわった部分などをお聞かせ下さい。

宮野:Jin Nakamuraさんに楽曲をお願いするときに、劇場版FGOの物語の壮絶さも加味しつつ、救いがある、赦しがある曲にしてほしい、ということをお伝えしました。完成した曲を聴いた時、祝福の光が降り注ぐようなサウンドになったと思いましたね。

――「透明」のレコーディングはどのように進みましたか? この曲を歌うにあたり、ご自身にとって新たなチャレンジになったことや、レコーディング時に苦労した部分(あるいはこだわった部分)や、スタッフ様とのやり取りで印象的な会話・エピソードなどがございましたらお教え下さい。

宮野:荘厳な音使いの中で、叙情的な歌詞があるのですが、僕自身は感情的になって歌うというよりも、しっかりと丁寧に歌うということを意識しましたね。

――今回のシングルには、カップリング曲が2曲収録されます。「残照」は、爽やかなサウンドに、ほろ苦い歌詞が乗せられるポップチューンです。楽曲のテーマ、注目してほしい聴きどころ、歌の表現でこだわった部分などをお聞かせ下さい。

宮野:僕自身が役者もやりながらアーティスト活動をしていると、役で得た想いを楽曲に投影することが多いんですね。今回は純文学の作品に参加させていただいていたタイミングだったので、歌詞にそこで得た情緒や奥ゆかしさを感じる言葉遣いのなかに強い思いを込めつつ、それをさわやかな楽曲に乗せています。そのギャップを楽しんでほしいなと思いますね。

――もう1つのカップリング曲「Question」は、ビートが効いたグルーヴィーなナンバーです。楽曲のテーマ、注目してほしい聴きどころ、歌の表現でこだわった部分などをお聞かせ下さい。

宮野:以前「Follow Me Now」という曲を作っていただいたのですが、今回も作詞・作曲をしてくださったHIROさんのつくるダンスチューンがすごくカッコ良くて。今回また新たに書き下ろしていただきました。

クリエイターさんと曲作りをするときに世の中のトレンドをヒントにすることがあるんですけど、そのときに流行っていた「謎解き」に興味があって。ただ、それをそのまま歌にするのではなく、「謎解き」を恋心になぞらえて書いていけば面白いんじゃないかと思ったんですね。

そのトレンドと、自分たちが今までやってきた楽曲制作の流れを融合させてみる、そんなイメージで作っていきました。

――ジャケットやブックレットの衣装、セット、ポージングなど、本作のビジュアルは、どのようなコンセプトで撮影されたのでしょうか? 特に注目してほしいポイントや、撮影時のエピソードなどをお聞かせ下さい。

宮野:「透明」の持つ世界観を表現できるビジュアルにしたいと思いました。シンプルな中にも、神秘的だったり美しさがあるような画作りがしたかったので、宮野真守に景色を投影させるようなことができたらいいなとデザイナーさんと一緒に進めていきましたね。

実際にできたジャケット写真は実は合成ではなく、カメラマンさんの技術によって、レンズの使い方で見せている手法なんです。プロフェッショナルの技が光っているジャケットになっていて面白いなと思います。僕の公式YouTubeチャンネルでは『透明』のジャケット写真撮影のメイキング映像も公開されているので、ぜひ見てみてください。

 

実はドラマでアニメイトの店長になったことが……!?

――LIVE Blu-ray&DVD「STREAMING!」と、21th single「透明」を手に取るファンへ向けて、メッセージをお願いします。

宮野:今回の『透明』や『STREAMING!』もそうですが、「今」作るという意味を大事にしています。僕自身が可能性を諦めずに作品作りや、自分のエンターテイメントに向き合っていきますので、これからの活動も楽しみにしてください!

――アニメイトにまつわる想い出話、印象深いエピソードがあればお聞かせ下さい。

宮野:僕は以前にドラマの役でアニメイトさんの店長になったことがあります(笑) その撮影のときに、初めてじっくりとアニメイトさんの店内を見学することができたのが印象的でしたね。普段見る機会があまり無いので、こんな作品があるんだとか楽しく見ることができました。

 

「MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~」商品情報

 
2021.5.26 Release

品番
Blu-ray:KIXM-455
DVD:KIBM-875
価格 ¥6,050(税抜価格¥5,500)

★映像特典:メイキング映像

収録予定曲

introduction
Beautiful Night
LAST DANCE
Follow Me Now
POWER OF LOVE
Theme of STREAMING!
Okay.
Beautiful Doll
LIFE
Xmas to you
Showcase of STREAMING!
Kiss×Kiss
HELLO!
ZERO to INFINITY
光射す方へ
Closing Theme of STREAMING!

 

アニメイト特典

▲ブロマイド2枚セット(同時購入)

▲ブロマイド2枚セット(同時購入)


※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

【対象商品】
2021年5月26日 同日発売

【主題歌】劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram 主題歌「透明」/宮野真守


【Blu-ray】宮野真守/MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~
【DVD】宮野真守/MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~

※上記①から1点、②からいずれか1点、の合計2タイトルを同時購入いただいた方が対象となります。

 

▲銀テープ風キーホルダー

▲銀テープ風キーホルダー

 

「透明」CD情報

 
2021.5.26 Release

「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット後編 Paladin; Agateram」 主題歌

M-1 「透明」
作詞:坂本真綾
作曲・編曲:Jin Nakamura

※カップリング楽曲2曲収録予定

品番:KICM-2087
価格:¥1,430 (税抜価格:¥1,300)

※初回特典:天空すふぃあ描きおろし
「ベディヴィエール」イラストステッカー在中

 

アニメイト特典

▲ブロマイド2枚セット(同時購入)

▲ブロマイド2枚セット(同時購入)


※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

【対象商品】
2021年5月26日 同日発売

【主題歌】劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram 主題歌「透明」/宮野真守


【Blu-ray】宮野真守/MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~
【DVD】宮野真守/MAMORU MIYANO STUDIO LIVE ~STREAMING!~

※上記①から1点、②からいずれか1点、の合計2タイトルを同時購入いただいた方が対象となります。

 

▲ブロマイド

▲ブロマイド

 

宮野真守 PROFILE

 
宮野真守 Mamoru Miyano

生年月日:1983年6月8日
血液型:B型
出身地:埼玉県

声優・俳優・歌手。2001年に海外ドラマ「私はケイトリン」の吹き替えで声優デビュー。以降、「DEATH NOTE」や「機動戦士ガンダム00」などで注目を集め、その後数々の話題作で主演を務める。

近年では劇場版・TVアニメのみならず、映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」など多くの作品で吹き替えも行なっている。俳優としては、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》の主演・捨之介役、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1で主役のトニーを演じる。

歌手としては2008年にシングル「Discovery」でキングレコードよりデビューを果たす。声優、俳優の現場で培った豊かな表現力と類い稀な歌声を武器に幅広いレパートリーを持ち、バラエティに富んだ楽曲でファンを魅了し続けている。

2009年から精力的に行なっているライブでは、歌声だけでなくダンスを取り入れるなど、エンターテイメント性の高いパフォーマンスに定評があり、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を次々と開催し、大成功を収めている。

 

関連リンク

宮野真守 OFFICIAL WEB SITE
Mamoru Miyano OFFICIAL Facebook
宮野真守 YouTube OFFICIAL CHANNEL

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