【ネタバレあり】連載15周年『黒執事』これまでのあらすじをわかりやすくまとめてご紹介！最新のセバスチャンとシエルの物語を楽しもう！

３.「ノアの方舟サーカス団」編（コミックス5巻22話～8巻36話）

【コミック】黒執事(5)

【コミック】黒執事(6)

【コミック】黒執事(7)

【コミック】黒執事(8)

　
今回の女王陛下からの手紙には移動サーカス団のチケットが同封されていました。このノアの方舟サーカス団は各地を回り公演しますが、彼らが訪れた街では夜中に忽然と子どもが失踪してしまいます。原因追及のためシエルは葬儀屋の元に訪れますが、子どもの死体はないと言われ裏社会で殺されているわけではないことがわかりました。

直接サーカス団を見に行くことをきめたシエル。公演内容を見るも怪しいところは見当たらず諦めていたシエルをよそに、セバスチャンは舞台へと進んで行き偵察……ではなく、愛猫家の血が騒ぎ、珍しい虎を愛でに行きます。しかし、虎に顔をかぶりつかれてしまい負傷。

帰りがけに道化師（ジョーカー）に専属の医者に診てもらった方がいいと声をかけられ、幸か不幸か裏側に入れるチャンスを獲得。

セバスチャンを出迎えてくれたのは、車椅子に乗る医者でした。実はこのサーカス団は身体が不自由な人達が集まって公演をしており、その義肢の全パーツをその医者が作っていました。

セバスチャンは興味本位で猛獣使いの女性（ウィンディ）の義肢の太ももに触れてしまい、怒ったサーカス団員の総攻撃にあいますが、全ての攻撃をかわしてしまいます。そのずば抜けた運動能力を買われセバスチャンはシエルと共に入団することに。

お屋敷生活から一変、シエルは慣れないテント生活に悪戦苦闘しつつも、公演中の隙にテントに潜入し、シエルは箱からサーカス団の先輩たちの幼い頃の写真を見つけます。その写真に写る1人の老男性に目を付けました。その男性は義肢の刻印と同じ印の指輪をしており、貴族のような身なりをしています。一方セバスチャンはウェンディをそそのかし、義肢の刻印指輪をしている“お父様”の名を聞き出します。

シエルとセバスチャンは、その“お父様”の屋敷に向かいます。シエルは地下室へと招かれ、“お父様”に「さぁやり直そう　3年前のあの日を!!」と言われ、シエルはこの人間が“ケルヴィン男爵”だと初めて気が付くのでした。

実は5年前、ケルヴィン男爵は子どものシエルと出会っていたのでした。あまりの可愛さに心を奪われたケルヴィン男爵は、今までずっとシエルを自分の物にするために探していたのでした。

シエルは激怒し、ケルヴィン男爵を銃で打ちます。ジョーカーは貧民街で拾ってもらった恩があるのでケルヴィン男爵を殺さないでほしいと懇願します。そこに現れたのはサーカス団にいた特別な義肢を作っている医師。

その特別な素材というのは、行方不明の子どもたちがショーで死んだ時の骨だということを明かします。それを知ったシエルは3年前の闇市の悪夢を思い出し、セバスチャンに命令して全てを燃やさせて事件解決としました。

4.「ファントムハイヴ伯爵邸連続殺人事件」編（コミックス9巻38話～11巻51話）

【コミック】黒執事(9)

【コミック】黒執事(10)

【コミック】黒執事(11)

　
女王陛下からの命令で訪英する客人に正餐会を開催し、ファントムハイヴ伯爵邸でもてなすことになりました。パーティーが行われた後、雷と豪雨の夜に参加者が次々と殺される事件が起こります。始めの犠牲者は銀行名誉役員のジーメン。外はひどい雨なので逃げることは不可能であり警察が来ることができない状況。屋敷内で犯人捜しが始まります。

次日の朝、また殺人事件が起こります。なんと、セバスチャンが殺されたのでした。さらに造船業の貿易取締役員のフェルペス伯爵の部屋を見に行くと、伯爵は死んでいました。次々と殺人事件起こり皆取り乱します。

そんな時に、嵐の中にもかかわらず屋敷に訪れてきたジェレミー牧師。実はこの牧師は、セバスチャンなのでした。死体と牧師2役をしながら、事件解決をしていきます。

そして、この事件の犯人は毒蛇でした。法律で蛇の密輸は禁じられているので、これができるのはダイヤモンド研磨業のウッドリー社長です。蛇にシエルの匂いを覚えさせ毒殺しようとしていましたが、この事件を企てた真実の犯人はサーカス団の蛇使い（スネーク）だったのです。

スネークはジョーカーたちを殺された恨みを晴らすため暗殺を試みますが、セバスチャンに捕まってしまいました。シエルはサーカス団の終結についての嘘を言い、スネークを屋敷の使用人として向かい入れます。