講談社・集英社・小学館・エイベックス・ピクチャーズら１４社が共同出資するアニメタイムズ社が新たに開始するアニメ専門チャンネル『アニメタイムズ』の主宰者が語るセールスポイントと将来像とは？

講談社・集英社・小学館・エイベックス・ピクチャーズら１４社が共同出資するアニメタイムズ 社が新たに開始するアニメ専門チャンネル『アニメタイムズ』が2021年8月19日よりサービスをスタートした。

サービス開始時には講談社、集英社、小学館マンガをアニメ化した作品を中心に、約500作品7,000エピソードがラインナップ。『七つの大罪』、『FAIRY TAIL』、『NARUTO-ナルト-』、『キングダム』、『うる星やつら』、『うしおととら』、『おそ松さん』、『キンプリ』など人気作や名作が勢ぞろい！　そして『アニメタイムズ』メインナレーターに声優の神谷浩史さんが就任！

サービス開始を迎え、『アニメタイムズ』の責任者でもあり、アニメタイムズ社の勝股英夫社長に、『アニメタイムズ』開設の経緯やサービス内容、セールスポイント、今後の展望など語っていただきました。

理念を具現化したアニメ専門チャンネルが『アニメタイムズ』

――『アニメタイムズ』配信に先駆けて、2015年にアニメタイムズ社が設立されました。設立の経緯や目的など、お聞かせください。

アニメタイムズ社　代表取締役社長　勝股英夫さん(以下、勝股)：アニメタイムズ社を設立した2015年は配信元年と呼ばれた年で、我々がご一緒するAmazon Prime VideoやNetflixなど数多くの会社がデジタル配信事業に参入しました。

そんな状況の中、アグリゲートビジネス(複数企業が提供するサービスを集約して提供するビジネス) や、コンテンツホルダー側が編成できる新しいデジタル配信サービスをやっていく会社を作るべきではないかと考えていました。

また出版社さん側もこれから積極的に多角的な展開をしていきたいという想いもありました。
それは出版社に限らず、アニメの制作スタジオなど多くのコンテンツホルダーが考えていたことで、コンテンツホルダーによる集合体、会社が1つあったほうがいいのではないかという思惑とタイミングが一致して、日本において代表的な出版社である講談社さん、集英社さん、小学館さんを中心に、ご協力いただいて、アニメタイムズ社を設立することになりました。

そして設立当初からアニメ専門チャンネルを作る必要性も感じていました。番組供給だけでは番組編成や内容に関してはプラットフォーマーの意向が強く反映されます。もしこちらでアニメ専門チャンネルを作れば、自分たちが直接ユーザーニーズを考えた作品を投入することができますから。そして皆さんのご協力を経て、アニメ専門チャンネル『アニメタイムズチャンネル』を8月19日からスタートいたしました。

子供から大人まで幅広く楽しめるアニメ専門チャンネル。開始時は約500タイトル7,000エピソードをラインナップ！

――『アニメタイムズ』のサービスの内容や特徴などのご紹介お願いします。

勝股：講談社、集英社、小学館のマンガをアニメ化し作品を中心にラインナップしていて、「子供から大人まで幅広く楽しめ、たくさんのアニメファンの琴線に触れ、喜んでもらえるアニメ専門チャンネル」を目指しています。

人気の作品から懐かしい過去の名作アニメなどが見放題で、更に毎月更新されていきます。それで月額437円(税込)という割安感、お得感もポイントです。スタート時には約500タイトル、7,000エピソードあるので、どんな方にも興味を持ってもらえる作品が必ずあるラインナップになっているはずです。

――コミック1冊分くらいの金額で1カ月見放題なのは嬉しいですね。

勝股：現在の配信タイトル数にも自信がありますが、将来的には原作やアニメのスピンオフや番外編など、『アニメタイムズ』でしか見られない作品も配信できればと思っています。

またアニメに欠かせない存在であり、現在エンターテイナーとしても注目を集めている声優にスポットを当てる番組、例えば朗読劇やドキュメンタリー、バラエティなども提供できればと考えております。

今回、「おそ松さん on STAGE ～SIX MEN’S SHOW TIME～」や「舞台『夢王国と眠れる100人の王子様〜Prince Theater〜』等2.5次元舞台も配信されていますが、今後もアニメやゲームから派生した作品も配信していく予定です。