講談社・集英社・小学館・エイベックス・ピクチャーズら１４社が共同出資するアニメタイムズ社が新たに開始するアニメ専門チャンネル『アニメタイムズ』の主宰者が語るセールスポイントと将来像とは？

メインナレーターは神谷浩史さん。声と演技を通してのアニメ愛が決め手！

――声優の神谷浩史さんがメインナレーターを担当されましたが、オファーされた理由やどんな役割をされるのかお聞かせください。

勝股：神谷さんは講談社、集英社、小学館のマンガをアニメ化した作品に多数出演されていますし、日本を代表する声優さんであり、原作の世界をしっかり理解した上で、我々の予想以上にキャラクターの良さを引き出して、アニメで再現してくださる方です。

そしてアニメファンとしてアニメを愛していらっしゃる方で、このチャンネルの視聴者の方にも共感していただけるので、ピッタリだなと思いました。

このチャンネルを広く展開していきたいと考えた時、きっとお力になっていただけるのではないかという期待も込めてお願いしました。僕が神谷さんの地声が好きだからという理由もありますけど(笑)。ナレーションにとまらず、今後いろいろな形でご協力いただければと思っています。

――勝股さんはエイベックス・ピクチャーズの代表取締役社長として、コンテンツを制作する立場でもありますが、現在のアニメ業界についてどう思われていますか？

勝股：我々のビジネスのやり方もユーザーの選択肢も増えているので、いろいろな形で楽しんでいただける方法を考えなくてはいけないと思います。

また、今回、アニメタイムズ社が出資することになった「MyAnimeList」は124カ国でサービスを展開している世界最大のアニメ・マンガコミュニティです。海外のアニメ市場も重要視しております。

今後はTVアニメではできない試みやここでしか見られない作品も

――今後の『アニメタイムズ』の展開や将来像についてお聞かせください。

勝股：最初は国内向けのサービスとしてスタートしましたが、Amazon Prime Videoさんとご一緒させていただいているので、海外への番組供給も視野に入れています。そして既存の作品の配信・配給に留まらず、『アニメタイムズ』でしか見られない、スピンオフやリメイクを含めたオリジナルコンテンツ制作も不可欠です。

またこれまで製作費の関係などでアニメ化できなかった作品もたくさんありましたが、現在は５分のショートアニメやフラッシュアニメなども増えたことで、クリエイターの選択肢も広がってきました。従来のTVアニメとは違うショートアニメやフラッシュアニメなど幅広い形で、配信されていくと思いますし、マンガとアニメの中間のようなムービーコミックのような手法での配信もあるかもしれません。

インターフェイスの面では、現在活躍中のアニメクリエイターの方の作品群をデータ化したり、影響されたり、好きな作品が見られる機能もできたらいいなと思っています。日本アニメが制作されてから2017年に100周年を迎えましたが、アニメの歴史を年代別に追いかけていったり、ファンの皆さんが気になるところ、興味があるところもフォローできるような企画など、今後も進化させていくつもりです。

――では『アニメタイムズ』を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

勝股：子供の頃に見た懐かしいアニメ、友達と語り合ったアニメ、大人になってから見たアニメ、子供と一緒に見たアニメなど、どんな方にも身近にあるのがアニメだと思います。そんなアニメの原体験を思い出せたり、まだ出会っていない素晴らしいアニメと皆さんをつなげるのが『アニメタイムズ』です。

もちろん新しい作品を心待ちにしている方のニーズにもお応えしていきます。また声優さんやクリエイターさんにフィーチャーしたコンテンツ、スピンオフ、番外編やリメイクなどオリジナルコンテンツも制作していくつもりです。

サービス開始時には約500タイトル、7,000エピソードをとりそろえていますし、毎月作品も更新されていきます。月額437円でこれだけのアニメが見られるうえに、専門的な情報を得られたり、アニメファンが喜ぶものをたくさん詰め込んでいるので、お得だなと我ながら思います(笑)。

夏休み中の学生の方やおうち時間が多くなった社会人の方にも見ていただく、いい機会かなと思います。初回30日間お試し無料キャンペーンもやっていますので、『アニメタイムズ』を楽しんでみてください。お待ちしています。

『アニメタイムズ』概要

『アニメタイムズ』が2021年8月19日よりサービススタート。
月額437円(税込)で約500タイトル、7,000エピソードが見放題！
初回30日間お試し無料キャンペーン中！
※Amazon Prime Videoチャンネル内

『アニメタイムズ』公式サイト

「七つの大罪憤怒の審判」
©鈴木央・講談社／「七つの大罪憤怒の審判」製作委員会・テレビ東京
「劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」
©岸本斉史スコット／集英社・テレビ東京・ぴえろ　©劇場版NARUTO製作委員会 2004
「うしおととら」
© 藤田和日郎・小学館／うしおととら製作委員会