声優・アーティスト・南條愛乃さん「TikTok LIVE：ANIMAX MUSIX Artist SP」終了後インタビュー｜これまでの「ANIMAX MUSIX」を振り返って真っ先に出てくる光景は？

南條さんがパフォーマンスを楽しみにしているアーティストは？

――「ANIMAX MUSIX 2021」では、会場に来られる方、配信で視聴する方、それぞれどのように楽しんでほしいですか？　

南條：会場の方には、重低音だったり、大音量だったり、ぜひ生の音を全身で浴びてほしいです。投げかけにすぐ応えられるのがライブの醍醐味だと思うので、声は出せなくとも、腕を振り上げたりしてライブに参加している感覚を楽しんでほしいです。

配信の方には、映像作品として楽しんでほしいです。ライブ会場では見られないアングルもあると思うので、アーティストの表情などもじっくり見られますし、楽曲にも浸れると思います。

好きなものを飲んだり食べたりしながらや、お友達と話しながら見ることもできるので、SNSなどを使って、リモートで遠く離れた友達とも一緒にライブを楽しんでほしいです。

――共演が楽しみな方や、パフォーマンスが楽しみな方など、気になる方はいらっしゃいますか？

南條：気になるのはやっぱり、「芹澤優 with DJ KOO & MOTSU」です！　絶対盛り上がるだろうから、見ている方は声が出せなくてもどかしくなりそう（笑）。でも、声が出せずもだえているお客さんを見るのも含めて楽しみです。あとはPoppin'Party。コラボしたこともありますし、fripSideの曲もカバーしてくださっているんです。

Part 2ならやっぱり、今ブイブイ言わせている「ウマ娘プリティーダービー」。きっと盛り上がるんだろうな～。あとはJUNNAさん。いつかのフェスの楽屋のモニターで初めて見たのですが、すごくお若いのに圧巻のステージで、支度の手を止めて見てしまうほどでした。レーベルの後輩のLuceちゃん（Luce Twinkle Wink☆）とも久しぶりに会うので楽しみです。

――「ANIMAX MUSIX 2021」では、アーティストとコラボしたライブグッズも多数販売されます。南條さんはパーカーをデザインされましたが、こだわりポイントなどあればお聞かせください。

南條：私が最初に提案したものをANIMAXのデザイナーさんが返してくださったときには、だいぶポップな雰囲気だったので、少しだけチョイ悪感を出してもらうように修正しました。白ボディのパーカーということで、色見も映えるといいな、と思って作っていただきました。

――ライブはもちろん、普段も着やすそうなデザインに仕上がっています。おすすめコーディネートなどはありますか？

南條：白パーカーなので合わせやすいと思います。デニムのパンツに合わせてもいいと思うし、女の子だったらスカートにダボっと目で着ても可愛いと思います。コートなどのアウターからフードだけ出してもらうのも私は好きなので、これからの時期も着ていただけると嬉しいです。

――きっとこの記事を見た人はみんな、南條さんが仰った恰好をすると思います。

南條：パーカーの群れを楽しみにしています（笑）。

――また、今回のライブは、ニューシングル「EVOLUTiON」の発売直後、さらに翌月にはニューアルバム「A Tiny Winter Story」も発売なので、新曲の先行お披露目もあるのかも、と期待してしまいます。

南條：今回はいつもの2日間開催とは違い、Part 1とPart 2を1日にぎゅっと詰め込んだステージになるので、普段の1ステージよりもかなり凝縮されたものになると思います。

なので、私は今手元にある楽曲を出す感じです。発売直後の「EVOLUTiON」もやりたいですし、新曲もちょっとあるので、そこから歌いたいと思っています。

アルバムは鋭意制作中なので、出せるものはなにもないです（笑）。

【主題歌】TV 進化の実～知らないうちに勝ち組人生～ OP「EVOLUTiON:」/南條愛乃初回限定盤

――そうなんですか！　今回のアルバムのコンセプトはなんでしょうか？

南條：コンセプトは“冬”です。今まで、アルバムは夏のリリースが多かったのですが、今回は冬のリリース、さらに私は冬と秋が好きなので、これはもう冬アルバムを作るしかないな！と。

冬だからこそ感じる暖かさだったり、逆に凍てつく冬だったり、冬になると思い出しちゃうな、みたいなことをテーマに楽曲を制作しています。私も歌詞を書いていますし、作家さんにも冬をテーマに書いてもらっています。

あとは、あさのますみ（浅野真澄）さんが作詞をされた楽曲もあります。今年の夏にあさのさんが出された「逝ってしまった君へ」を読んだときに、すごくじんわりと心に残るものがあったので、すぐにお願いしたところ、あさのさんから「いいですよ」とお返事をいただいて、実現しました。

特典でカバーアルバムも作るのですが、そちらも冬をテーマに選曲しています。冬が好き、冬ソングが好きという方にはぜひ聴いてほしいです。冬しかないです（笑）。

――アルバムの発売も楽しみにしています。最後に、「ANIMAX MUSIX 2021」を楽しみにされているファンの方にメッセージをお願いします。

南條：去年は出演が叶わず、私自身すごく寂しかったのですが、今年は出演できるのでとても嬉しいです。自分の曲をはじめ、カバーやコラボもやらせていただきますので、必死に練習して当日に臨みたいと思います。

きっとすごく熱い、感動するものになると思うので、会場に来られる方も、配信で見られる方も、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

[取材・文／篭法]

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中学までは運動部だったが、だんだんインドア趣味になり、今では完全に陰の者。小説が好き。ライターを志すきっかけになったアニメは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。その他に好きな作品は『91Days』『SSSS.GRIDMAN』『ワンダーエッグ・プライオリティ』など。アイドル系の作品にはあまり触れてこなかったが、1年ほど前から『シャニマス』にハマり、ライブにも足を運ぶようになった。