歌うまキャラならではのプレッシャーとは？ 自分のアイドル像を考えながら歌った「Call Me Darling!」――冬アニメ『プリンセスコネクト！Re:Dive Season 2』チカ役・福原綾香さん インタビュー【連載第8回】

Cygamesが贈るアニメRPG『プリンセスコネクト！Re:Dive』（以下、『プリコネR』）。そのアニメ第2期となる『プリンセスコネクト！Re:Dive Season 2』（以下、第2期）が好評放送中です。

先日放送された第7話では、【カルミナ】のチカの様子がおかしくなってしまい、アニメ初登場となる【プリンセスナイト サレンディア救護院】のアヤネとクルミを巻き込んで大騒動に。ゲームのストーリーイベント『忘却のキャロル』を彷彿とさせるこのお話は、普段絶対に見せないような姿やセリフもあってインパクト抜群でした。

アニメ第2期の放送を記念して、アニメイトタイムズでは毎週スタッフやキャストへのインタビューを実施。第8回に登場するのは、【カルミナ】の歌姫・チカ役の福原綾香さん。第7話のことはもちろん、初登場となった第2話のことや、そこで披露した楽曲の収録エピソードなどいろいろとお話を伺いました。

恥ずかしがったりあわあわしたりするチカはやっぱり可愛いです

――【カルミナ】はアニメ第2期で待望の登場となりました。まずは、アニメに登場すると聞いた時の気持ちから教えて下さい。

チカ役・福原綾香さん（以下、福原）：よっしゃぁ〜!!って感じでした（笑）。【カルミナ】のチカとしてこれまでたくさんセリフを読ませていただき、やっぱり『プリコネR』は面白いなぁって日々思っていたんです。だから、アニメにも絶対に出てきて欲しいと、チカの演者としても“いちチカファン”としても願っていたので、お話を聞いた時はすごく嬉しかったですね。

――初登場となったのが第2話。そして直近放送回の第7話ではチカがすごいことになっていました。ゲームをプレイしている方はご存知かと思いますが、このお話はストーリーイベント『忘却のキャロル』が元になっています。第7話をご覧になっていかがでしたか？

福原：『忘却のキャロル』では“ぷうきち”になったり幼女になってしまったり、すごく忙しかったんです。でも役者として、ちゃんとぷうきちが喋っている感じにしたかったですし、チカは振り回されて可愛い子なので、こんな風にひっちゃかめっちゃかになっている姿が可愛いと思ってもらいたいなって。そういったことを考えながら演じました。

今回のアニメではより振り回されてえらいことになっていたから、ちょっと心配しましたが、やっぱりすごく可愛くて（笑）。恥ずかしがったりあわあわしたりするチカは可愛いなと改めて思いましたね。

――チカが記憶をなくして幼児退行のようになったり、すごい行動を取ったり、それがアニメで見られるとは驚きました。実際に演じる上で印象に残っているセリフやディレクションはありますか？

福原：チカが犬化するシーンで、最初に私が演じたのは結構リアルな犬だったんですよ。そうしたら「それはちょっとリアルすぎるので、あくまで可愛いアニメの子犬にしてください」って言われました（笑）。その塩梅が難しかったですね。

あと、ノゾミのほっぺたをはむって噛むシーンがありましたよね。ここは絵的にもすごく可愛いですし、【カルミナ】の仲の良い感じが出ていたので、可愛さを目一杯出せるように頑張りました。

――はむっていうより、がぶって噛んでいましたけど（笑）。

福原：結構腫れていましたからね（笑）。ヤバいことが起きている感は、アニメでBGMもついてより出ていましたけど、やっぱりめっちゃ可愛いんですよね。『忘却のキャロル』のこういった様子をアニメの映像として盛り込んでくださって感動しました。

――ゲームのストーリーイベントをこういう形で本編に絡ませてくるのも面白いですよね。しかも、そこにチカのストーリーが選ばれたわけで。

福原：本当にありがたいですし、嬉しいことですね。

――アニメ、ゲームを通じてチカを演じる際に意識していることや、忘れないようにしているのはどういうところでしょうか？

福原：チカはもともとアイドルをしたり、人前で歌ったりすることを少し恥ずかしがってる子だったんですけど、それがちょっとずつ変わってきました。ただ、アクティブになって、人前で歌うことが楽しい！と変化してきても、チカの持っている奥ゆかしさやおしとやかさは忘れてはいけないなと思っていて。楚々とした部分や恥ずかしがり屋な部分はいつまでも残しておくように意識しています。

――そのベースがあるからこそ、今回のように崩れた時のギャップもまた可愛いんですよね。

福原：そうなんですよ。そこが醍醐味というか、あ〜可愛いなぁ、って思うポイントだと思います。