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『恋は世界征服のあとで』小林裕介・長谷川育美インタビュー

春アニメ『恋は世界征服のあとで』相川不動役・小林裕介さん、禍原デス美役・長谷川育美さんオフィシャルインタビューが公開!

月刊少年マガジン(講談社)連載中の人気漫画『恋は世界征服のあとで』(原作/野田宏・漫画/若松卓宏)。本作のTVアニメが2022年4月8日(金)よりAT-X、TOKYO MXほかにて放送予定です。

このたび、相川不動(レッドジェラート)役の小林裕介さん、禍原デス美(死神王女)役の長谷川育美さんのオフィシャルインタビューが公開されました!

お2人の作品・演じるキャラクターへの印象や魅力、アフレコ現場などに関するお話の他“禁断の愛”に関する質問までたっぷりと楽しめる内容となっています!

 

相川不動役・小林裕介さん、禍原デス美役・長谷川育美さんオフィシャルインタビューが公開

――『恋は世界征服のあとで』は、小林裕介さん演じる正義のヒーロー・相川不動/レッドジェラートと、長谷川育美さん演じる悪の組織の戦闘員・禍原デス美/死神王女の禁断の恋を描く物語。小林さん、長谷川さんは原作を読まれたときにどんな感想抱きましたか?

相川不動役・小林裕介さん(以下、小林): 一般的にラブコメってお互いに淡い気持ちを抱いて、そこから徐々に距離を縮めていくというのが定番だと思うんですけど、この作品では最初から二人のボルテージがだいぶ上がった状態で(笑)。

ここまでストレートに恋愛を見せられるのも潔くて面白いなと感じました。そして何よりも、デス美さんがかわいい! 実は、僕にとって、デス美さんはストライクゾーンど真ん中なんですよ。ビジュアルといい、髪の長さといい、性格といい、ものすごくツボで。

どの話数でも「デス美さんがかわいいに尽きる!!」と思いながら、全巻読ませていただきました。

禍原デス美役・長谷川育美さん(以下、長谷川): 私は悪い人やイヤな人が出てこない、登場人物がみんないい子というタイプの物語が大好きなんですが、この作品はまさにそれで。めちゃくちゃ好きな世界観だなと思いました。

デス美と不動は悪と正義という対立関係にあるんですが、平和で、かわいくて、それでいてすごく笑えて……。ただただ癒されながら、終始ニコニコして読んでいました。

魅力的なキャラクターがたくさんいますが、その中でもデス美にすごく惹かれていたので、実際に役が決まったときはうれしかったです。

 

――演じるキャラクターへの印象を教えてください。

小林: 不動はどんなときでも熱量たっぷりといいますか、常にまっすぐで、ある意味、一番純粋な心を持っている人だと思いました。そのうえでちゃんと腕っぷしも強くて、絶対にぶれない正義感というものも持っている。

そういうところはどんなシーンにおいても変わらないので、常に何かしら醸し出せたらいいなと思って演じています。

長谷川:デス美は死神王女としてはものすごく強い子ではあるんですが、それ以外は本当に普通の、等身大の女の子です。かわいいものやオシャレが好きで、“ザ・女の子”という要素を詰め込んだらデス美が出来上がるのでは? と思うくらい。

演じながら「私もデス美を見習わなきゃな」と思っています(笑)。デス美のかわいさは、きっと男子からしても理想だと思いますし、女子から見ても素敵だなと感じてもらえるんじゃないでしょうか。

――小林さんから見たデス美、長谷川さんから見た不動、それぞれの魅力も教えてください。

小林:今の長谷川さんのお話とも繋がりますが、強がってはいるけど実は普通の女の子なところがすごくいいなと思います。恥ずかしがりつつも、自分の感情を素直にぶつけてくれるところとか。

一見するとツンデレっぽいんですが、実際にはデレしかなくて、そこもまたイイ!! ……って、熱が入りすぎて気持ち悪いですね(笑)。あと、ふとしたときに出る博多弁も魅力だと思います。

あの破壊力はやばい……!

長谷川:わかります、博多弁って最強ですよね! あと、なんでも喜ぶところがかわいいなと思います。いつもワクワクしていて、些細なことにも「やった!」と喜ぶ感じとか。

小林:そうそう! 不動のキャラクター性という囲いがあるので抑えながらお芝居していますけど、小林流にやっていいんだったら、デス美のあまりのかわいさにもっと気持ちが爆発しているかもしれません(笑)。

 

――デス美への愛情は、不動とすごくシンクロしていますね。では、長谷川さんから見た不動の魅力は?

長谷川:実直さです。言葉がまっすぐと刺さってくるのが、不動の魅力だと思います。普通だったら「何言ってるの?」って笑いながらツッコみたくなるようなセリフも、不動が言うから嘘がないといいますか。

「本当にそう思って言っているんだな」というのが伝わってきますし、だからこそそれを見ているこっちが照れてしまうんだろうな、と(笑)「好きだ!」っていう告白も、めちゃくちゃ突然なんですから!

小林:確かにそうだよね(笑)。でも、デス美さんは照れながらもそんな不動を受け止めていて。本当にこの二人はスーパー理想的なカップルじゃないかと思っています。お互いがちゃんと相手をリスペクトしているし、相手が「これやりたい」と思うものにちゃんと興味を持って一緒に楽しめるし。

長谷川:普通だったら「いやいや、おかしいでしょ?」と思うような不動の行動も、デス美は全然嫌な顔をすることがないですもんね。本当に、付き合うべくして付き合った二人だと感じます。

どこにいてもイチャイチャしていますし(笑)。

小林:よくよく考えるとおかしいけど、この二人は戦闘中もイチャイチャしますから。果たして、この仲がいつまで続くのかな……?なんて考えちゃいます。

長谷川:え? このイチャイチャっぷりが最初だけだったらめちゃくちゃ悲しい!(笑)

小林: そんなリアルは見たくない! ずっとこのままでいてほしい!

 

――続いて、アフレコについて教えてください。本作では、コロナ禍ということで少人数の分散収録が行われているそうですが、二人は一緒にアフレコをされているんですか?

長谷川:そうですね、基本的に、私たちは一緒にアフレコしてます。

小林:僕たちは二人でやることが多くて、エピソードによって絡むシーンが多いキャラクターがいたときは、その役のキャストさんも一緒にやるという感じですね。それでも、大人数で同時にアフレコはしていなくて、三人がMAXの人数です。

――アフレコ現場で印象に残っていることはありますか?

長谷川:スタッフさんからのディレクションでいうと、自分のことではないんですが、小林さんが最初に「高倉健さんみたいな感じでお願いします」って言われいてたのが忘れられないです(笑)。

小林:そうそう、「高倉健さんで」って言われて、そのあとに「いや、やっぱり高倉健ではないですね」って。「えええええええ!?」ってなりました(笑)。

実は僕、これまでに不動のようなタイプの役をあまり演じたことがなくて。どちらかというと体力がないキャラクターをやることが多かったので、こんなにもリーダー然とした、体格のいいキャラクターを演じるのは、最初はかなり手探りでした。

自分の中に思い描いているものはあれど、そこに近づけるのはすごく大変で。最初の数話は、イメージに実力が追い付かないという葛藤に苛まれていましたね。


 

――どんなところで悩まれたのでしょうか?

小林:不動は不器用といいつつも、表情や行動からどんなことを考えているかわかりやすいので、そこら辺をどう取り入れていけばいいものかという点はかなり考えました。たぶん、第1話は僕の今までの声優人生でもっともリテイクを出したアフレコだったと思います。

その後も第3話くらいまで、これでいいのかとなかなか自信が持てなくて。アフレコ前日は心配で寝られなかったです。「ほんとに大丈夫かな? もう一回V(アフレコ用の参考VTR)をチェックしておこう」と、毎回睡眠時間が削られた状態でアフレコに向かっていましたね。

でも、収録が何話か進んで、ようやく「これでいいんだな」という自信を持つことができました。スタッフの方から一番言われたのは、「二人の距離が近づいて、ドキドキするような空気になると、どうしても息が多めになっちゃうんですけど、そうするとイケメンに聞こえてしまうから、イケメンにはしないでほしい」ということでしたね。

最初は「そういうシーンちゃうんか!?」って大混乱でした(笑)。

長谷川:横で聞いていても、めちゃくちゃ胸キュンなシーンなのにかっこよくできないってすごく難しいなと思いました。

小林:「距離感をリアルに意識せずに、声を大きめでやってキャラクター性を出してほしい」というのは常に言われていて。やりながら、「これで果たしてキュンとしてくれるのかな?」という心配が僕にはあったんですけど……長谷川さん的に、どうでした?

長谷川:常にまっすぐ来てくれるから、キュンキュンしていました! 気持ちがまっすぐ刺さってくる感じといいますか。

小林:あー、ならよかった! デス美さんは、最初からすごくハマっていたと思ったよ。

長谷川:本当ですか? デス美に関しては、思ったままにやらせてもらっているんですけど、とにかく「自分を微塵も出さない」ということは考えていました。私自身をにじませたら終わりだ、と。

他の役をやっているときは、他の方から「普段の性格が役と似ているから、役にハマっていると思う」と言っていただいたり、自分の経験や記憶をお芝居に活かしたりすることもあるんです。でも、デス美に関しては、とことん自分を消して臨みました。こんなにかわいい完璧女子、自分の中の引き出しにはありませんから(笑)。

 

――長谷川さんは本日も素敵なネイルをされていて、オシャレへの関心が高いデス美と通じるものがあると感じますが……?

長谷川:あ、でも、実はよく見ると、端っこが少し剥げちゃってるんですよ……(笑)。

小林:言わなきゃわからないのに!(笑)あと、この『恋せか』のアフレコは、毎回、ケーキとかマンゴープリンとか、おいしいスイーツを差し入れてくださる方がいて。それを楽しみにアフレコに行ってると言っても過言ではありません。

長谷川さんはいつも最初に食べ始めて最初に食べ終わるから、「早っ!」って思ってます。

長谷川:え、ホントですか? 全然何も考えずに食べていました……お恥ずかしい……。アフレコ日と誕生日が重なった日がありまして、誕生日ケーキをいただいたんです。そのときに、「差し入れのデザートと誕生日のケーキ、全部は食べれないよね?」って言われたんですが、平気でパクパク食べちゃいました(笑)。

小林: 僕は横で「強いなー!」と思いながらその様子を見ていました(笑)。

――アフレコ現場も作品同様に和やかな雰囲気だったようですね。ちなみに、不動とデス美以外にお気に入りのキャラクターや注目してほしいキャラクターはいますか?

小林:個人的な話なんですが、神宮寺美咲/イエロージェラート役の稗田寧々ちゃんは、彼女が初めてレギュラー出演した作品に僕も出ていたんですよ。そのときにテンパりながらも頑張っていたのがとても印象的で。

かわいらしいキャラクターをやるイメージがあったんですけど、今回はまさか、不動のお姉さん的立場の美咲を演じていてビックリしました。すごく落ち着いた芝居をしてるのを聞いて、「2年でこんなに変わるんだ! なんだか、お兄さんうれしいぞ」という謎の感慨を抱いていました(笑)。それも含めて、美咲は印象的なキャラクターですね。

長谷川:私が好きなのは王女シリーズです。みんな個性的で魅力的ですし、悪の組織の戦闘員なのに彼女たちが集まると女子会になっちゃうところもかわいくて(笑)。ボケとツッコミのバランスも面白いんです。同世代同士でワチャワチャする、王女シリーズの絡みはぜひ見てほしいです。

小林:あと、ゲッコーの隊員にも面白い人たちが多いです。隊員A、隊員B、隊員C みたいなキャラクターたちがすごくはっちゃけていて。「ちょっと! 僕たちより面白いことしないでくれます!?」って思うことも多々ありました(笑)。

長谷川:本当に! アフレコでは先に収録された方たちの声をヘッドホンで聴きながらお芝居するんですが、皆さんめちゃくちゃ面白いことされていて。一方で、デス美ってあまり面白いことをしないじゃないですか。「私、これで大丈夫なのかな?」って不安になっています(笑)。

小林:わかるわかる! 作品をご覧になる皆さんには、ぜひ隊員 A、B、Cにまで注目してご覧いただきたいですね。

――禁断の恋をしている不動とデス美にちなんで、「ダイエット中なのにラーメンを食べてしまう」「猫アレルギーなのに猫が好き」など、お二人が“禁断の恋”をしているものを教えてください。

長谷川:私、本当に夜寝られなくて。早く寝た方がいいというのはわかっているんですが、夜は時間があるような気がして、TVを観たりスマートフォンをいじったりして、毎日寝るのが午前3~4時になってしまうんです。

午前1時くらいは「まだ寝るのはもったいないな」と思い、午前2時くらいに「まだそんなに急ぐこともない」と考え、午前3時を過ぎたころにようやく「ヤバい、早く寝ないと!」って焦り出すという繰り返しで……毎回学習しないんです(笑)。

寝るのは大事だと知りつつも、つい夜を楽しみすぎてしまう。私の禁断の恋の相手は「夜」なんだと思います。

小林:僕は、以前、とある作品の打ち上げでドンペリが当たったことがありまして。そのときに、作品のメンバーで「いつか集まってみんなで飲もうぜ!」って言っていたんですが、その後なかなか集まる機会がなく。3年ほど経過した今も、そのドンペリは僕の部屋にあるんです。

「もう僕が一人で飲んじゃってもバレないんじゃない?」という思いと「いや、でも、万が一、『あのときのドンペリが……』なんて話が出たらマズイな」という思いが拮抗して、未だに手を付けられていません。

ドンペリへのこの想いは、禁断の恋なのでしょうか? 自分だけのものにしようか、みんなのあの子なのかという狭間で、一歩を踏み込みきれない小林がいます(笑)。

――ありがとうございました。それでは最後に、放送を楽しみにしている皆さんへ向けてメッセージをお願いします。

小林:原作を読んだときから感じていましたが、この作品は、デス美のかわいさをいかに見せられるかというのがポイントだと思っています。それは長谷川さんにウエイトがあるというよりも、不動やほかのキャラクターたちによる相乗効果も大きくて。

僕はそのような気持ちで、この『恋せか』に臨んでいますし、ほかのみんなもデス美さんを輝かせることに尽力していますので、ご覧くださる皆さんはぜひ何も考えずにデス美さんのかわいさを感じてください。

「デス美さん、超かわいい!」って思っていただけたなら、この作品を最高に楽しめると思います。それから、戦闘シーンで、原作では描かれていないジェラート5の変身や口上が描かれているのも、僕的に胸アツポイントで。

いつかイベントでキャスト 5 人揃ったときは再現できたらうれしいなと思っています。ちなみに、有栖川ハル/ピンクジェラート役の日高里菜
ちゃんはすでにやる気満々でした(笑)。そういうアニメオリジナルの要素も含めて、不動とデス美の恋を楽しんでください。

長谷川:この作品の見どころは、なんと言ってもデス美と不動のイチャイチャだと思います。この二人のイチャイチャ感って嫌味がないところが素敵だなと思っていて。本当に、純粋にかわいい二人なので、微笑ましく温かく見守るのもよし、「リア充め」って歯ぎしりしながら見るのもよし(笑)、ぜひキュンキュンしながら、ドタバタな不動とデス美の恋を応援していただけたらうれしいです。

デス美を演じる身としても、彼女の魅力を引き出して観てくださる方に「デス美と付き合いたい!」って思ってもらえるよう、精いっぱい頑張ります。ぜひよろしくお願いします!

TVアニメ『恋は世界征服のあとで』作品情報

イントロダクション

桜舞う、ある春の日のこと。野原に肩を並べて座る初々しいカップルがいた。彼らの名は相川不動と禍原デス美。

しかしこのカップルの正体は、氷結戦隊ジェラート5のリーダー・「レッドジェラート」と、悪の秘密結社ゲッコーの戦闘員・「死神王女」なのである!

本来敵同士である二人が付き合っていることは、世間には絶対に知られてはならない。戦いの合間に、人目を忍んで会うしかないのだ。

この日も幸せを満喫する二人のすぐ側で、激しい戦闘の爆炎が立ち上る!!

これは、なんとか世間に見つからないようイチャイチャする、正義のヒーローと悪の戦闘員の物語である!

放送情報

2022年4月8日(金)より放送&配信開始!
AT-X:毎週金曜21:30~(リピート放送:毎週(火)9:30/毎週(木)15:30)
TOKYO MX:毎週金曜22:30~
BS朝日:毎週金曜23:00~
テレビ愛知:毎週金曜26:05~
4月8日(金)よりFODにて毎週金曜22:30~独占見放題!

STAFF

原作:野田宏・若松卓宏(講談社「月刊少年マガジン」連載
監督:いわたかずや
シリーズ構成:杉澤悟
キャラクターデザイン:小林明美
音響監督:本山哲
音楽:宝野聡史、葛西竜之介
音楽制作:ポニーキャニオン、アップドリーム
OP主題歌:オーイシマサヨシ「恋はエクスプロージョン feat. 田村ゆかり」
ED主題歌:DIALOGUE+「恋は世界定理と共に」
プロデュース:ドリームシフト
アニメーション制作:project No.9

CAST

相川不動(レッドジェラート):小林裕介
禍原デス美(死神王女):長谷川育美
王子野隼人(ブルージェラート):興津和幸
神宮寺美咲(イエロージェラート):稗田寧々
轟 大吾(グリーンジェラート):間島淳司
有栖川ハル(ピンクジェラート):日高里菜
魔島忌々(魔獣王女):花澤香菜
黒百合凶子(鋼鉄王女):金元寿子
宝条闇奈:佐倉綾音
乱乱(断罪王女):桃月なしこ
ビッグジェラート博士:茶風林
ボスラー大総統:杉田智和
カルバリンベア:安元洋貴
ヘル子: M・A・O
禍原ウラ美:橋本ちなみ
三途川鬼羅:沢城みゆき
ナレーション:立木文彦

公式サイト
公式ツイッター(@koiseka_anime)

(C)野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会
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