土岐隼一さん1stフルアルバム「Good For」リリース記念インタビュー！ 　歌詞やサウンドなど大人っぽく落ち着いた雰囲気漂うアルバムで、今までにない「土岐隼一」を表現!!

2022年5月に音楽活動3周年を迎えた土岐隼一さん。自身初となった今年1月のフルライブも記憶に新しい土岐さんが、待望の1stフルアルバム「Good For」を5月18日に発売しました！

表題曲などの新曲に加え、既に公開されているアニメ『関ヶ原合戦　岐路に立った垂井の武将たち』のED曲「Home」も初の音源化、そして1stシングル「約束のOverture」と2ndシングル「真心に奏」のリアレンジバージョンなど全12曲を収録。
　
「今までにないものを」をコンセプトに、大人っぽく落ち着いた雰囲気とおしゃれ感漂うアルバムになっています。
　
ここでは、3周年とアルバム発売を祝して土岐さんにインタビュー！　アルバムの紹介と、音楽活動を振り返ってもらいました。

やってよかったと思えた音楽活動。芝居にも好影響を与え、新しい世界がたくさん見えた3年間

――5月15日にアーティストデビュー3周年を迎えた感想をお聞かせ下さい。

土岐隼一さん（以下、土岐）：音楽活動をやって良かったなと思いました。のどの使い方や表現の仕方など、音楽活動で得た経験がお芝居に活きたことがありましたし、楽曲を通じて僕を知って下さった方もたくさんいて。
　
役者としてもアーティストしても成長していこうと始めた活動ですが、ただガムシャラにやってきたら新しい世界がたくさん見えてきました。

――デビュー以来、ジャズやポップスなど複数のジャンルをかけ合わせたり、洋楽テイストを取り入れたりと、土岐さんが持つ幅広い音楽観や好みが反映された楽曲を発表してきて、充実感と満足感が大きい3年だったのでは？

土岐：満足だったと言うと終わってしまうので（笑）。いろいろな挑戦をさせていただけてありがたかったです。でも、まだやれていないことがいっぱいあると思っています。
　
2ndシングル「真心に奏」をリリースした時、「今までやっていないことがあるとしたらフルアルバムだよね」とお話しして、このアルバムを制作しましたが、完成した今、「今度は何をやろうか？」とスタッフさんとお話しするのが楽しみなんです。

――今年1月に行われた『土岐隼一 Special Live 2022 -真心に奏-』をはじめ、ライブも音楽活動の大きな要素の1つですよね。

土岐：音楽活動を始める前は、キャラクターや作品に紐づくステージに立ったことはありましたが、ライブでは僕を見に来てくれた人の前で歌うわけで、最初は「皆さんに何をお見せしたら喜んでもらえるだろうか？」と悩みました。
　
でも回数を重ねていく中で、「僕がイキイキとパフォーマンスできれば、皆さんも楽しんでくれる」と、少しずつわかってきたんです。

――ちなみにこれまでの楽曲の中で特に印象深いものを挙げるとすれば？

土岐：さすがに1つには決められないですね。逆に「この曲はどうですか？」と聞かれれば全部答えられるほど、全曲印象深いし、大切な曲たちです。

――確かにどの曲にも土岐さんのやりたいことや想い、アイデアが詰まっていますからね。

土岐：できる限り僕の想いを込められたらと、曲や歌詞を作ってくださる作家さんたちと考えをすり合わせて作っているので、自分の中の何かと紐づいていたり、寄り添っている部分があって、全部の曲がお気に入りです。

【主題歌】TV 大正オトメ御伽話 ED「真心に奏」/土岐隼一 通常盤

「今までにないものを」というコンセプトは1月のフルライブの経験がきっかけ

――このアルバムのコンセプト、タイトルの由来を教えて下さい。

土岐：「今までにないものを見せられたら」というのがコンセプトです。1月に初めてフルライブを開催しましたが、その時はあえて配信をしませんでした。その場所だけですべてが完結するものにしたかったんです。
　
またライブはその一瞬だけのもので、自分を見に来て下さった皆さんの前ということもあり、今までにないことをしてもいいのかなと思って、いつもと違うパフォーマンスをしてみました。

お客さんもその変化に気付いてくれて、しかもほめてくれた方が大多数でした。「だったら、もっと変化をしてもいいんじゃないかな？」と思って、今までの僕のイメージになかったものを取り入れてみようと、新録曲は大人っぽい楽曲を多めにしてもらいました。
　
アルバムタイトル「Good For」は、語源が「good for you!」で、「あなたにお似合い・ぴったり」とか、くだけた言い方だと「いいじゃん！」という意味です。
　
そこから「You」をとって、全12曲の中で聴いてくださる方のお気に入りが見つかればいいなという想いと、寝る前や仕事中、自分を鼓舞したい時、運転中など、それぞれのシチュエーションで聴きたい曲を見つけてもらえたらいいなという想いを込めて、このタイトルにしました。