「鉄晴隊」はハイブリッド 肩ひじ張らずにみんなで一緒に楽しんでいきたい——『STATION IDOL LATCH!』井上 和彦さん・狩野 翔さん・矢野 奨吾さんインタビュー
ハイブリッドが魅力の「鉄晴隊」
——単独のイベントとしては、3月に開催された「STATION IDOL LATCH! 1st LIVE “All aboard!!”」が大盛況でした。たくさんのキャストも参加された大規模イベントでしたが、いかがでしたか?
井上:みんな若いなぁと思いました。
一同:(笑)。
井上:ほら、僕は最年長だから(笑)。
矢野:まずはそこからですよね(笑)。
狩野:僕らと視点がまったく違いました(笑)。
井上:2人の年齢を足しても僕の年齢には届かないよね? 2人ともいくつだっけ?
矢野:僕は33です。
狩野:僕は34です。
井上:僕は38……いやっ68だ!
矢野:どんなサバの読み方をしているんですか!
一同:(笑)。
井上:『STATION IDOL LATCH!』の声優さんの中には10代の子もいるので、僕なんかおじいちゃんみたいになっちゃう。
矢野:いやいやいやいや。
狩野:ダンディーなお兄さまです!
井上:そういう意味でも、『STATION IDOL LATCH!』は世代を超えているんだなぁと思いましたね。
狩野:こんなに年齢幅が広いアイドルコンテンツってなかなかないですよね。
矢野:確かに!
井上:かなり幅広い年齢層なので、見ているほうも楽しいんじゃないかなと思います。結構、パッセンジャーの皆さんも幅広い年齢層で、若い子たちと年配の方が一緒になって応援してくれている姿を見ているとすごく微笑ましいというか、同じコンテンツを見て喜んでくれている!と嬉しくなります。
狩野:また“鉄道”というテーマがありますから、受け皿がすごく広いですよね。世代を超えてみんなで楽しんでもらえているコンテンツなんだなと僕自身も実感しています。1st LIVEもそうだったんですけど、ステージに立つたびに「すげぇだろ!『STATION IDOL LATCH!』は!」って思うんです。
今日のライブでも「すげぇだろ! 和彦さんいるんだぜっ!」って、矢野くんと一緒に勝手に鼻高々になっていました(笑)。
矢野:うんうん。『STATION IDOL LATCH!』にはいろんなユニットや年代のキャラクターがいて楽しめるんですけど、我々はハイブリッド。中心に和彦さんがいらっしゃって僕たちが周りにいるようなユニットはここだけだと思います。
そこは「鉄晴隊」の魅力ですし、僕の中では一番いいところ取りをしたユニットだと思っているので、和彦さんと狩野さんと一緒にパフォーマンスできることが本当に楽しいと思えるようなライブでした。
井上:ちょっと足腰が立たなくなっても見捨てないでね。
狩野:そしたら専用の神輿を作って担ぎます!
矢野:もう王座みたいなものをステージにドドンっと作って、そこに鎮座していただいて。そしてその周りで僕らが暴れるという(笑)。
井上:あはははは(笑)。
——わぁ! それも豪華で見てみたいです!
井上:やめなさい、まだ早い(笑)。
一同:(笑)。
——すごく陽気で明るい「鉄晴隊」の皆さんですが、先日ユニット名とロゴが発表されました。ユニット名とロゴをご覧になっていかがでしたか?
矢野:電車型の印鑑みたいなロゴですよね。
井上:こういうハンコを作ったらみんな欲しがりそう。
狩野:パンとかの焼き印にも見えますよね。
井上:鉄晴隊食パン!?
一同:(笑)。
矢野:ちゃんと懐かしさがあるロゴですよね。
井上:なんで「鉄晴隊」になったんだろう……誰がユニット名をつけたんだろうね?
狩野:気になりますね……。
スタッフ:その経緯に関しては、サイドストーリーで後に明らかになります。
狩野:おぉ~!
井上:そこで3人の力関係が明らかに……!?
(スタッフさんから「鉄晴隊」のユニット名になった理由を聞かされる3人)
井上:なるほど……! “あっぱれ”です!
狩野:あっぱれたいです!
井上:暴れ隊だ……!
矢野:またボケ始めるじゃないですか(笑)。
——先ほどからボケとツッコミがすごいです(笑)。普段からこのような感じなのですか?
矢野:いつもこんな感じです!
井上:いつも真面目ですよ~?
狩野:あはははは。
矢野:正直、僕もあちら側に行きたいんですけど、行ったら戻ってこれなくなりそうで……(笑)。
井上:いいじゃない! 一緒に行こうよ!
一同:(笑)。
——改めて、そんな皆さんが演じている「鉄晴隊」の魅力 はどこにあると思いますか?
矢野:やっぱりこの3人のバランスだと思います。一緒にステージに立っているからこそ肌で感じていますし、和彦さんがアイドルをやっているという時点で、とてつもなくレアなことだと思います。
狩野:うんうん!
井上:(照れたように)よせやいっ。
一同:(笑)。
矢野:和彦さんがこれだけやってくださっていたら、そりゃあ我々もやらざるを得ないですし(笑)、その感じがお客さんに伝わって「応援しよう!」という気持ちになってくれていたら良いかなと。そこがこのユニットにしかない強さだと思います。
狩野:また、キャラクターたちのバランスも絶妙です。どっしりと構えてくれる鳥鷹さん、すごくストイックで一生懸命に突き進んでいく颯くんがいて、和ませる航琉くんは緩衝材的な役割を担っていると思います。
井上:いい意味で、ほぼみんな役作りしていないよね。もともと、キャラクターの要素をみんなそのまま持っているような気がする。僕自身、無理やり役を演じている感じがないので、自分が喋っているのか役が喋っているのかよくわからなくなります。
狩野:確かに、そのままかもしれません。あと「鉄晴隊」の曲はどこよりも良い!
(強くうなずく井上さんと矢野さん)
矢野:意外だったのが、懐メロっぽい楽曲を若い世代の方々も支持してくださっているところで、みんなに愛される曲なんだなと思いました。
——いつの間にか耳に馴染む曲ですよね。そういえば、先ほどのライブでは「LATCH! 〜それが未来の扉〜」も3人で歌われていましたね。
井上:あれ難しいよね~!
一同:(笑)。
矢野:でもちゃんと歌いきっていたじゃないですか! 絶対卒業させませんよ!?
井上:あはははは!
——他のキャストさんも口を揃えて「『STATION IDOL LATCH!』の曲は難しい」とおっしゃっていました。
井上:そうですよね! 他のユニットの曲もめちゃくちゃ難しそうで、聴いていてすごいなぁと思うと同時に「あの歌じゃなくて良かった~」と。
狩野:めちゃめちゃ転調して、急にガラッと曲の雰囲気が変わりますからね。