登場する度に株が上がる男!?『機動戦士ガンダム 水星の魔女』グエル・ジェタークの活躍と魅力に迫るーー暴力男、ツンデレ？、グエキャン!? 話題をかっさらう男の勇姿を見よ！

スレッタとの再戦～まさかの求婚

決闘に負けたグエルは、弟のラウダと取り巻きのフェルシー、ペトラの３人に菜園の修復を手伝わせる一方、自身は父であるヴィム・ジェタークから決闘での敗北したことに厳しい叱責を受けます。ヴィムの権力で決闘の結果を無効にすると告げられた際には、苦々しい表情を浮かべつつも、父に逆らうことはできず、それを受け入れています。

そんなグエルに再び転機が訪れることに。禁止されているはずのGUNDフォーマットを搭載した疑いから、エアリアルの処分をかけて再びスレッタとの決闘が行われることになったのです。しかし、そんなグエルに与えられた新型MS・ダリルバルデは、グエルの意思とは無関係に動く新型の意思拡張AIを搭載した機体。ヴィムがグエルの強さを信じていないのは明白で、自分の実力でスレッタに勝ちたいと考えているグエルにとって受け入れがたいものでした。

◆◆登場モビルスーツ解禁◆◆#水星の魔女 第3話に登場したモビルスーツ、
【ダリルバルデ】の設定画を初公開いたします！

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さらに決闘の直前には、親の力で前回の負けを無効にしてもらったことへの挑発を受けるのですが、その際にグエルよりも先に怒りを露わにしたのはスレッタでした。決闘から逃げなかったことで、グエルはスレッタから「進めば2つ、逃げれば1つ」という母の教えを伝えられ、自分たちとはまったく異なる親子の関係性を羨みつつも、少しずつスレッタに興味を抱きはじめます。

しかしいざ始まった決闘では、ダリルバルデはAIが自動操縦を行い、エアリアルのガンビットの威力を軽減するためスプリンクラーも作動するなど、到底フェアといえるものではありませんでした。戦いの中で、ヴィムが裏で手を回していたことに気づいたグエルは、自分の実力で戦わせて欲しいと懇願するものの、結果のみを求めるヴィムはグエルの主張を子供の理屈として認めません。

我慢の限界に達したグエルは、自動操縦を行っていたAIを自ら破壊し、操縦を取り戻します。この時点で、既にダリルバルデはエアリアルとの戦闘でメインアームを両方失い、半壊といってもいい状態にあったのですが、グエルは残されたサブアームを駆使してエアリアルに応戦。空中に投げ飛ばされた際には、咄嗟に両足のアンカークローを射出してエアリアルを投げ返して即座に反撃するなど、互角の戦いを繰り広げます。

最終的には、ビームサーベルで防御を崩し、本命の体当たりで頭部の角を破壊するというスレッタのトリッキーな戦術の前に敗れてはしまいましたが、見事な善戦を見せたグエル。決闘後にスレッタからその実力を認められると、「結婚してくれ」と告白し、周囲を驚愕させるのでした。

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確かな実力をもっているにも関わらず、恵まれすぎた環境にいることで、本来の実力を認めてもらえない。そんな悔しさを抱えたグエルにとって、スレッタはジェタークの御曹司ではなくパイロットとしての自分を認めてくれた存在と言えます。この第３話のラストは、かなりインパクトのある展開として話題を呼びましたが、そこに至るまでのグエルの心境の変化が丁寧に描かれていたので、驚きつつも納得がいった人も多かったのではないでしょうか。

特にこの回を境に、グエルはみるみる内にその株を上げていくことになります。