ついにBL界隈にも異世界転移の波が!?　“氷の貴公子” クールな騎士団長×アラサー効率厨社畜──大注目の異世界BL漫画『異世界の沙汰は社畜次第』作品の魅力&きゅんポイントをご紹介

異世界転移・転生作品が人気を集めるなか、丁寧で秀逸なストーリー展開が魅力で大注目を浴びている漫画『異世界の沙汰は社畜次第』（漫画：采和輝先生、原作：八月八先生、キャラクター原案：大橋キッカ先生）。働きながら無自覚に恋愛フラグが立っていく異世界お仕事BL作品で、「きゅんとなる！」「もっと早く読めばよかった」と話題を呼んでいます。

毎日仕事に追われる三十路目前のサラリーマン・近藤誠一郎は、聖女召喚計画に巻き込まれ、異世界のロマーニ王国に転移。社畜根性が染みついた彼は、異世界でも仕事をすることを要求し、王宮経理課の立て直しに乗り出します。

そのなかで誠一郎は "氷の貴公子" と呼ばれる騎士団長アレシュ＝インドラークと急接近。眉目秀麗で寡黙、何者にも興味を示さないというアレシュが誠一郎を気にかけるようになり──。

本記事ではそんな異世界BL作品『異世界の沙汰は社畜次第』の魅力をご紹介。クールな騎士団長・アレシュ×アラサー効率厨社畜・誠一郎の特別な関係に迫り、きゅんポイントもお届けします。ぜひ素敵な世界観をご堪能ください！

『異世界の沙汰は社畜次第』とは？　世界観やストーリーと併せて魅力をご紹介

聖女召喚計画に巻き込まれ、社畜が異世界転移！

物語の舞台は、異世界のロマーニ王国。この王国には、「魔の森」と呼ばれる瘴気に覆われた森があり、百年に一度くらいの周期で瘴気が吹き出し疫病が流行ると言われています。その瘴気を浄化できるのが「聖女」と呼ばれる少女。遙か昔の秘術である異世界召喚を行い、この度、白石優愛という少女を召喚したのです。

その聖女召喚計画に巻き込まれ、ロマーニ王国へと転移した29歳の近藤誠一郎。課長補佐として昼夜問わず働き続けて社畜根性の染みついた彼は、異世界でなんと「仕事をください」と言ってしまいます。

本作の主役は聖女ではなく、その “オマケ” として転移した誠一郎。彼は何もせずとも衣食住を与えられる身となったにも関わらず「仕事」を要求していますが、これをきっかけに何故か恋愛フラグが立っていきますのでお楽しみに！

異世界でも仕事人間に！　アレシュ騎士団長と急接近

「横流し課」と呼ばれる王宮経理課のヌルい仕事に激怒し、経理課の立て直しに乗り出す誠一郎。このロマーニ王国でも見事な仕事人間ぶりを発揮。数学が得意な彼の有能さが序盤から見えてきます。誠一郎の労働ぶりは目を瞠るものがあり、周りを納得させる能力にも長けていますので、そのあたりも見どころです。

そんななか、万年体調不良でずっと目の下に隈を作っている彼は「疲れが吹っ飛ぶ栄養剤」を手に入れます。胃が痛まない、片頭痛がしない、首肩腰が痺れない、いくらでも働ける‼　なんて素敵な世界だろうと喜んでいた誠一郎ですが、疲れを癒やす異世界の栄養剤は大変な中毒症状をもたらし、彼は命の危機に。そこへアレシュ騎士団長が通りがかり、生命魔法を施して誠一郎の命を救います。

　
しかし魔力に耐性のない誠一郎は、その魔法により魔力酔いを起こしてしまいます。ゆえに、魔法を施した者が馴染ませることが必要に。状況を理解した誠一郎は、アレシュに身をゆだねます。この、魔力酔いの対処方法は本作の醍醐味のひとつでもあるので、たっぷりと堪能していただきたいところです。

次回コミカライズ22話
来週9月29日更新予定です✩.*˚
原作小説2巻に入ります pic.twitter.com/dqA9MBPNUd
— 采和輝❆iRODORi (@irodori_kazuki) September 22, 2022

アレシュ＝インドラーク騎士団長

ロマーニ王国には複数の騎士団が存在します。王宮や町の警備をする第一騎士団、王族や要人を守る第二騎士団。そして、第三騎士団は魔法が使える上に剣の腕も立つエリート集団で、主な仕事は有事の際の出撃です。

第三騎士団 pic.twitter.com/Yo2YksoCNG
— 采和輝❆iRODORi (@irodori_kazuki) February 2, 2021

アレシュはその第三騎士団の団長。顔が良く公爵家と家柄も申し分なし、腕も立つ稀代の天才で何者にも興味を持たず、いつも気怠げ。冷酷との噂もあるようですが、誠一郎のことが気になって仕方がないアレシュは、魔力や魔素（空気中にあるエネルギーの一種で、食べ物にも多く含まれている）に耐性がない誠一郎の体調管理を強引に行い、何かと面倒を見るようになります。