2023年11月下旬の総括（帰郷）｜青山吉能『みずいろPlace』#82

皆さんこんにちは、元気ですか？

わたしは元気です。

青山吉能です。

すっかり空も雲の形も高く穏やかになって、ひんやりとした毎日を穏やかに過ごしています。

先日から己のライブツアーが始まって、一年半ぶりに熊本の地に降り立ちました。

噂に聞いていた装い新たな空港にまず驚かされ、それでも変わらない故郷の空気に包まれながら久しぶりの実家。

わたしの大好きなたまごやきを焼いてくれてホっと一息。熊本の新米も、いつも謎味なお茶も、うすらぼけたプリントのコップも、固くて埃っぽいベッドも、ほかでは提供できないあたたかみを内包しています。

あれよあれよとライブが始まって、終わって。

トークコーナーで協力してくれた熊本卍のガチ友人たちと、東京でバリ仕事をしているスタッフの皆さま方との邂逅、なんだかこそばゆかったりしました。

わたしがそうやってモジモジしていると、もうすっかり社会人な友人たちがチャキチャキと場を仕切り、颯爽と去っていきました。

「わたしひとりが　おいてけぼりな気がして」

と歌っている曲があります。変わっていないようでちゃんと進んでいて、自分の歩みと照らし合わせて時々不安にもなるけれど、会うとまるっきりあのときの温度で話すことができる。

とっても大事な友人たちです。なんとフラスタまで贈ってくれました！一応名前は隠させてくださいね。

もちろん、全てのフラスタ拝見しています。（皆さん熊本のお花屋さんにお願いしたのかなあ）（知らない市外局番って緊張するよね）（いつも君の描いてくれる素敵なイラストぜ〜んぶ見てるよ；；）（ペンギンかわいい！お子、すくすく育てよ・・・）
なんてことをスタッフさんたちに紹介しながら。さながら親戚。

今回のライブは「花」が裏のテーマになっているので、こんなにたくさんの花束集団を見ると、なんだか答え合わせのような、本当に嬉しい気持ちで満たされます。

ライブツアーのハッシュタグを追えば、皆さんが熊本のあらゆるものに舌鼓を打っている様子を見られて、思わず生産者面ばかりしてしまいました。

ちなみにわたしもライブチームとKKTのスタッフさんを交えてしちゃかちゃfoodとsakeをいただきましたので。しちゃかちゃです。

次の日は一日オフにしていただき、家族で旅行にも行きました。

目的地ははじめましての黒川温泉です。実はわたしってば黒川温泉まだ未踏だったみたいです。

途中で的石を観にいったら、ちょうどしめ縄の掛け替え作業中で貴重な姿を見られました。的石御茶屋跡には紅葉を観に行ったのですが、県の名水百選に選ばれているだけある綺麗な池もあって、水面や石畳にしきつめられたちいさな秋に、心が踊りました。

そのあとはわたしの思いつきで大観峰へ。壮大すぎる景色は人類の存在を小さくしてくれて、悩み事とかあるならばこういう景色を見て「なんてちっぽけなんだ」と思うことが大事なんだろうなと感じとれました。相対的思想です。

そうしていよいよ黒川温泉へ。とにかくたくさんの温泉があるので、荷物を置いて温泉郷をすたこら歩き回ってとっとと温泉へと思ったのも束の間。どこをとってもフォトジェニックな景観に歩みが止まる止まる。

温泉情緒あふれる街並みに、うっかり緩くなる財布の紐。阿蘇小国名物のものをいくつか仕入れて、お宿へ帰りました。地域愛され猫もいます。

温泉もしっかり３つほど堪能して、次の日の朝には東京へ戻らないといけないので早めに就寝。

母の味も熊本のソウルフードも、とにかく大満足な熊本でした。

まだまだ紹介し足りないですが、皆さんの大切な記憶がわたしのことばで濁ったら嫌なので、ここまでにさせてください。

また新しい思い出を探しにきてね。

なんだかおかげさまでうっかり表面積や体積が増えたような気もしますが、この青山吉能という存在が今までにないくらい大きく存在しているということですから皆さんは喜んでください。

それではこの辺りで終わります。

さようなら。

青山吉能

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