『ぼっち・ざ・ろっく！』「結束バンドLIVE-恒星-」BD/DVDリリース＆劇場上映記念！後藤ひとり役・青山吉能さん＆喜多郁代役・長谷川育美さんインタビュー｜「“ギターヒーロー”になれた」とは言えないけれど、近づくことはできた

「“ギターヒーロー”になれた」とは言えないけれど、近づくことはできた

――2024年春と夏には、前編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく！ Re:』、後編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく！ Re:Re:』とアニメの総集編が劇場上映されます。今後の『ぼっち・ざ・ろっく！』への期待をお聞かせください。

青山：私たちは声優ですから、やっぱりもっと演じたいです。彼女たちの未来をもっともっと自分たちで表現できる場があったら嬉しいですね。でも、「結束バンドLIVE-恒星-」の劇場公開も劇場総集編も当たり前のことではないと思うので、まずはこれを愛していただいて、初めて知った方の反応も見てみたいです。劇場で観て「ライブめっちゃいいじゃん。ライブに行ってみようかな」となってもいいし、「アニメを見てみようかな」となってもいい。それに、声優としてはもっと演じたいですが、いち個人としてはもっと「結束バンド」のライブを見たいですね！

長谷川：私も全く同じです。アニメが始まってから1年が経ち、ライブも本当に大反響をいただいて、現地で見られなかった人も多い中、劇場で公開する機会をいただきました。そして、来年の春と夏に総集編の上映ができるのは、『ぼっち・ざ・ろっく！』が今後も続いていくためにすごく重要なことだと思っています。これを機に今まで好きだった人にはもっと熱を持ってもらえたらと思いますし、知らなかった人には改めて知ってもらいたい気持ちがすごくあります。そしてその先に、アニメの続きがあったらすごく嬉しいなと思います。よっぴが言ったように、私もライブをやりたいですし、『ぼっち・ざ・ろっく！』も「結束バンド」ももっと行ける気がしています。可能性がどんどん広がっていったら嬉しいです。

――もしまたライブをやることがあったら、もっと広い会場でぜひ！

青山：作中でも「夢は売れて武道館ライブ」とありますからね。

長谷川：いつかは！

――では、最後にお聞きします。青山さんはギターの弾き語りもした今回のライブを経て、“ギターヒーロー”に近づけましたか？

青山：近づけました！

長谷川：近づいているよ、絶対。

青山：「ギターヒーローになれた」とは言えないですが、「ギターヒーローへの道 #1」を見返したときに感じるのが、「下手くそ」とかじゃないんですよ。「赤ちゃんだな」って。その状態から「結束バンドLIVE-恒星-」ではちゃんと弾けるようになっていて。自分では実感がなく、気がついたら、という感じですが、やっぱり映像に残っていると「階段を登っている」と思えました。近づいていると信じて、これからも頑張ります。

――今回のBlu-ray＆DVDの特典映像には「ギターヒーローへの道番外編」も収録されますからね。

青山：「番外編」は、（ライブハウス）下北沢SHELTERで「青春コンプレックス」を弾いて「『ギターヒーローへの道』はこれで終わり。お疲れ様でした……」のはずだったところから始まります。第2弾（番外編）があることは本当に知らなくて、私の軽い絶望から「結束バンドLIVE-恒星-」に至るまでが全部記録されていますね。

長谷川：いったん解放感が押し寄せてからの「え？」みたいな。

青山：そこからまた「#1」が始まるような気持ちでした。今回は初心者の人がプロと一緒に弾いて覚える、というよりも、ちょっと弾けるようになった人が1曲丸々弾けるようになるまで、という感じになっています。

――「結束バンドLIVE-恒星-」に繋がるものとして、ぜひ見てもらいたいですね。そういう意味では、4月のイベント「ぼっち・ざ・ろっく！です。」も収録されていますから、それを見てから「結束バンドLIVE-恒星-」を見るとより感慨深そうです。

長谷川：そうですね。そういう過程もあったんだ、と映像として残るのはいいなと思います。