ナユタ、いっぱいちゅき♡——第149話「悪魔の選択」｜『チェンソーマン』第二部 学園編 レビュー・最新話感想【ネタバレ】

週刊少年ジャンプにて連載されていた鬼才・藤本タツキ先生による人気コミック『チェンソーマン』。

2022年7月12日（水）より「ジャンプ＋」にて読者待望の『チェンソーマン』第2部の連載がスタートしました。

ファン全員で、『チェンソーマン』の世界を共に楽しむべく、本稿では第149話「悪魔の選択」のレビュー・振り返りを行います！

前回のレビュー

第149話「悪魔の選択」

国民たちの標的は完全にチェンソーマンへと変更。じわじわと追い詰められていくデンジは、いざとなればチェンソーマンになることも辞さない構え。

しかし、三船ら公安は頑なに彼の変身を禁じる。それに耐えられなくなったナユタは……

「#チェンソーマン 第二部」
ジャンプ＋にて
本日は最新第149話が配信されました！
※第150話は1週空いて12/6(水)配信予定です

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— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) November 21, 2023

ナユタとデンジの選択

追い詰められたデンジとナユタ。今週はふたりの悪魔の選択が描かれた回になりました。どういう目的なのかわかりませんが、異様なまでにチェンソーマンへの変身を禁じる公安。

それに痺れを切らしたナユタは暴走。三船を手に掛けようとしてしまいます。デンジによって救われるナユタですが、「本気で殺そうとしたろ？」との問にナユタは「悪魔側につこう」と提案します。

彼女の様子に「悪魔味」を感じ、前世のことも相まって怖くなってしまいましたよね。これまでも支配の力は度々使用されていましたが、一見知的で理性的だったナユタがこのような言動をしたのも、昨今の争いの影響なのでしょうか？

そして、最高のラストシーンへ……。

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　 第149話「悪魔の選択」
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「「人間って結局...」」
人間に追われるデンジたちーー...
この先をどう逃げ切る...⁉️

今週も是非に‼️ pic.twitter.com/DaUA1DnpjC

— 林士平（りんしへい） (@SHIHEILIN) November 21, 2023

ナユタ、いっぱいちゅき♡

互いに必要な人間など居ないから人間を支配してしまおうと提案するナユタ、デンジはアサのことを思い出します。

ナユタに「あんな女どこが良いのよ？」と問われると「キスしたよ……」と答えるデンジ。いつも通りの本能的な返答かと思いきや「キスして痛い思いしなかったのアサだけだよ」と呟きます。

あれだけ、女性や他人に裏切られ、大切な人を亡くしてきたデンジですが、誰かを好きになる、信頼したいという気持ちが強いことがわかります。それだけデンジは優しく、寂しい人間です。

呆れながらもナユタは、アサと自分をどのくらい聞くか尋ね、デンジはナユタのほうがいっぱいちゅき（ジェスチャー）と返し、ふたりは人間を殺さない選択をするのでした。

この記事をかいた人

タイラ

99年生まれ、沖縄県出身。「京都アニメーション」「サイエンスSARU」「スタジオジブリ」系の作品が好きです。

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