『聖剣学院の魔剣使い』レオニス役・井上麻里奈さんインタビュー「レオニスは自分の配下に置いたものは必ず守る、最高の上司」【連載第2回】

セリアには他の仲間とは異なる特別な愛を向けている

――リーセリアはレオニスの眷属でありながらも、ただ従う・従わせるという関係性ではないと感じています。井上さんはふたりの関係について、どのような印象をお持ちですか？

井上：セリアはレオニスの心を癒してくれた存在だと思うんです。人類に裏切られて命を落とし魔王となったレオニスにとって、人間は憎むべき存在。その人間のひとりであるはずのセリアが、命を賭して自分を守ってくれました。なぜそこまでしてくれるのかという疑問から始まったとは思いますが、徐々にセリアと触れ合うなかで、彼女が守るべき存在になっていったんだと思います。

セリアはシャーリやブラッカスとは違い、自分の意思でレオニスの眷属になった訳ではありません。それだけに、より「守りたい」という意識が大きいんじゃないのかな。どういう形のものかは定かではありませんが、他の仲間とは異なる特別な愛をセリアには向けているように感じています。

――リーセリアを演じる石川由依さんのお芝居の印象はいかがですか？

井上：他作品でも共演したことがありますが、私の知っている由依ちゃんのお芝居とは違うタイプのかわいさを感じました。他作品ではこういう掛け合いをすることがなかったので、非常にときめきましたね（笑）。

――他にも魅力的なキャラクターが多数登場する本作。なかでも、井上さんがお気に入りのキャラクターは？

井上：シャーリですね。他のキャラクターとは違うところで勝手に動いて完結しちゃっているあたりが愛らしいです。シャーリが登場するとき、ちょっと怪しさとポンコツ具体が混ざり合った曲が流れるのもいいですよね。あの曲、私は勝手に「シャーリのテーマ」と名付けています（笑）。曲も相まって、非常にかわいいキャラクターですね。

　
あとはフィーネ（エルフィーネ）さん。レオくんの周りを囲むお姉さん方は意外とポンコツが多くて。その中でもフィーネさんはちゃんとお姉さんをしてくれているので、レオくんを演じる自分としても勝手に安心感を覚えています（笑）。癒されますね！

――最後に、これから放送される9話と今後の見どころを教えてください。

井上：9話の冒頭で、魔王ゾール・ヴァディスという存在が登場しますが、言っちゃうとあれもレオニスです（笑）。新たなレオニスの姿を見て、みなさんに混乱していただきたいなと思います。また、セリアの過去が徐々に紐解かれていくので、そこにも注目してください。

個人的に大事に演じさせていただいたのは、11話のエンディング手前あたり。先ほどお話した、レオニスがセリアに対しては他の人とは違う思いを抱いている面が色濃く出ています。驚くほどの行動をレオニスがするので、ぜひ見ていただきたいですね。

『聖剣学院の魔剣使い』作品情報

あらすじ
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。
だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた！
「なんでだ！？」「君、どうしてここに閉じ込められていたの？　もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」
＜聖剣学院＞に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。
未知なる敵＜ヴォイド＞、＜第〇七戦術都市＞、武器の形をとる異能の力———＜聖剣＞。
聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は＜聖剣学院＞に入学することに。
魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける！

キャスト
レオニス：井上麻里奈
リーセリア：石川由依
レギーナ：洲崎綾
エルフィーネ：五十嵐裕美
咲耶：黒木ほの香
シャーリ：仲田ありさ
ブラッカス：池添朋文
ロゼリア：加隈亜衣
魔王レオニス：平川大輔

TVアニメ「聖剣学院の魔剣使い」公式サイト
https://seikengakuin.com/

『聖剣学院の魔剣使い』公式X（@SEIKEN_MAKEN）
https://twitter.com/SEIKEN_MAKEN