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『聖剣学院の魔剣使い』石川由依・洲崎綾インタビュー【連載第4回】

『聖剣学院の魔剣使い』リーセリア役・石川由依さん、レギーナ役・洲崎綾さんインタビュー|「由依ちゃんの声は正ヒロイン」【連載第4回】

累計発行部数200万部を超える人気シリーズ『精霊使いの剣舞』の著者・志瑞祐先生と、『ガーリー・エアフォース』のイラストレーター・遠坂あさぎ先生のタッグで送る『聖剣学院の魔剣使い』。本作は10歳の姿で蘇った魔王・レオニスと彼の覚醒の瞬間に立ち会ったリーセリアたちが織り成す学園ソード・ファンタジーシリーズで、TVアニメが10月2日(月)より放送中です。

アニメイトタイムズでは、本作のインタビュー連載を実施! 第4回はリーセリア役の石川由依さんとレギーナ役の洲崎綾さんに、ここまでの物語と自身の10歳の頃を振り返っていただきました。

 

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聖剣学院の魔剣使い
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」<聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!作品名聖剣学院の魔剣使い放送形態TVアニメスケジュール2023年10月2日(月)〜2023年12月18日(月)テレビ東京ほか話数全12話キャストレオニス:井上麻里奈リーセリア:石川由依レギーナ:洲崎綾エルフィーネ:五十嵐裕美咲耶:黒木ほの香シャーリ:仲田ありさブラッカス:池添朋文ロゼリア:加隈亜衣魔王レオニス:平川大輔スタッフ原作:志瑞祐(MF文庫J『聖剣学院の魔剣使い』/KADOKAWA刊)キャラクター原案:遠坂あさぎ 蛍幻飛鳥監督:森田宏幸音楽:野見祐二シリ...

 

この作品は、キャッキャウフフな話やシーンばかりではない

――最初に原作を読んだときの印象をお聞かせください。

リーセリア役・石川由依さん(以下、石川):女の子たちがみんなかわいくて、そして「けしからん」というシーンがたくさん出てくるなと思いました(笑)。

もちろん、それだけじゃなくて、リーセリアたち第十八小隊は何かを抱えている子が多くて。みんなが持っているものを持っていない人たちが、一生懸命に頑張っている姿が素敵な作品だと感じました。

――「けしからん」部分の多くは、リーセリアが担っている気もします。

石川:確かに。レオくんも「この世界の倫理観はどうなっているんだ」と言っていましたよね(笑)。

レギーナ役・洲崎綾さん(以下、洲崎):まずは「おねショタ最高!」と思いました(笑)。由依ちゃんが言っていたように「けしからん」シーンも随所で出てきますが、しっかりと読むとストーリーが重厚なんですよね。色々と抱えている人たちが集まっていて、シリアスなシーンもしっかりあって、見ごたえのある作品です。

――レオニスも辛い過去を抱えています。

洲崎:守っていた国王から裏切られるシーンは見ていられませんでした。この作品は、キャッキャウフフな話やシーンばかりではないんですよね。

――リーセリア、レギーナ共に登場時から色々な変化がありました。ここまでの物語を振り返ってみての感想をお聞かせください。

洲崎:7、8話でレギーナが王女・アルティリアと姉妹であることが明かされました。不吉の象徴である星が出ているときに産まれたレギーナは、掟によって亡き者にされるはずだったんです。王族にとって本来はいないはずの存在なんですよね。

 

 
決してアルティリアに罪があるわけではありませんが、レギーナの過去を考えると、逆恨みをしてもおかしくないと思うんですよね。でも彼女は妹のことを大切に思い、決して会わない形でアルティリアを助けようとします。その姿がすごくいじらしくて、なんていい子なんだと思いました。レギーナの本質がやっと見えた気がします。

――その物語を経て、レオニスとの関係もだいぶ変わりましたよね。

洲崎:確かにそうですね。それまではレオニスを「からかう対象の男の子」くらいの認識でいたかもしれませんが、一緒にアルティリアを助けてからは、ちょっと彼に向ける気持ちの矢印が大きくなった気がしました。

石川:リーセリアは、どうしてそこまで強くなりたいと思っているのかが、ここまでの物語で描かれてきました。故郷を滅ぼされ、家族を失った彼女は弱い自分をどうにかしたいと、強さにこだわっているんですよね。

―― 一度命を落としていることを知っても、負の感情をあまり見せませんでした。

石川:やっぱり強くなりたいという気持ちが強かったんだと思います。むしろ弱い自分はいらないぐらいに思っていたんじゃないかな。本作はレオニスを中心とした物語ですが、リーセリアの成長にフォーカスをあてて見てもグッとくる作品だと感じています。

――お互いが演じるキャラクターの印象についてもお聞かせください。

洲崎:2話冒頭の回想で、リーセリアとレギーナが9歳の頃にシェルターに避難して肩を寄せ合っているシーンがありました。あのとき、レギーナは不安で泣き出してしまいそうでしたが、リーセリアは気丈に振舞って、彼女を励ましていました。

あのシーンで、リーセリアは小さい頃から弱い人を守らなきゃという使命感と正義感を持つ、強い人だったんだと感じたんです。

石川:あれは、強がりでもあったのかも。でも、弱い子を守らなきゃという気持ちは今もずっと強く持ち続けていると思います。

 

 
洲崎:そんな心の強さや真面目さは、由依ちゃん本人からも感じます。そういうのって、役にも乗るんですよね。戦っているシーンの由依ちゃんの声からは、芯の強さを感じます。でも、全然いかつくないんですよ。それは元々の声が抜群にかわいいから。たぶん、私がやると全然かわいくならないんだろうな(笑)。

石川:そんなことないよ!

洲崎:いやいや! 由依ちゃんの声は綺麗だから、戦っているシーンでも美しい。また、たぶん由依ちゃんの役作りがナチュラルだからだと思うのですが、媚びていると思われそうなセリフもそう聞こえないんですよね。ちゃんとその役として必要があるから、そのセリフを言っていると感じます。正ヒロイン感がありますよね。俺たちの由依です(笑)。

石川:レギーナはいてくれるだけで場が明るくなる。しかも、ちょっと心を許したレオくんに「チュ」なんてしたシーンでは、誰もが心を射抜かれただろうなと思いました。飄々としたところも、かわいらしい部分も好きです。綾ちゃんの気さくな感じや親しみやすさは、すごくレギーナ感があるんですよね。

私はどちらかというと周りに緊張感を与えてしまうタイプだと思うのですが、綾ちゃんのお芝居は周りに緊張感を持たせず、むしろ飛び込んでいきたくなる感じがあって。レギーナと同じく、綾ちゃんも誰とも仲良くされそうなタイプだと思います。喋りやすくて、現場で綾ちゃんの姿を見るだけで、ホッとするんですよね。

洲崎:今の由依ちゃんの言葉は、絶対に記事にしてくださいね。

――か、かしこまりました!

石川:(笑)。

 

(C) 志瑞祐・遠坂あさぎ/KADOKAWA/聖剣学院の魔剣使い製作委員会
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