アニメ
『シャングリラ・フロンティア』エムル役・日高里菜インタビュー

“遊べるところは遊ぶ”、キャスト陣がチャレンジしまくりのアフレコ現場! サンラクにも負けない食へのこだわりっぷりも? アニメ『シャングリラ・フロンティア』エムル役・日高里菜さんインタビュー

相棒感が印象的な第05話。不思議とかっこよく見えるサンラクさん

――第08話までで印象的なシーンはありますか?

日高:第05話の泥掘り(マッドディグ)戦は、初めてサンラクさんと共闘できたので嬉しかったですね。しかも、サンラクさんはこの戦いを通して共闘も良いものだと思ってくれて。そういう意味でも大事な回だったなと。あと、あの戦いの中、サンラクさんが「ですわ」とマネしてくれていましたが、そこでアワアワしているエムルが好きで。そんなふたりの相棒感が印象的な第05話でした。

――エムルの一つひとつのリアクションが印象的です。先ほどアドリブを入れられているとお話されていましたが、リアクションはアドリブが多いのでは?

日高:そうですね。どの作品にも共通していますが、テストで一度アドリブを入れてみて、そこから必要か必要じゃないかを判断していただいています。エムルの場合は別録りという形でアドリブを収録することが基本となっていて。なのでアドリブは多めに録っています。

個人的に印象的だったのは、ポーションを飲むシーンがあるんですけど、あんな小さな体で、しかも一気飲みで。ここはスタッフさんから、エムルが画面外にいても飲んじゃいましょうと言われたので、ずっと裏で飲み続けていました(笑)。

――スタッフさんのノリが良いんですね(笑)。

日高:アフレコ現場でもそうでしたし、放送を見ても、本当に楽しく作品作りをして、キャラクターを愛してくれているんだなと感じます。

――第05話でエムルは人型に変身していました。

日高:そうなんです! 実はあのシーンのセリフはオーディションにもあったんですけど、普段の姿から演じ方をガッツリ変えるべきか考えて。でも人格が変わるわけではないですし、ノリノリなところもエムルらしさなので、結果的にあまり変えませんでした。

――そうでしたか。

日高:ですが、背の高さや身体の大きさがが変わると肺の大きさも変わるので、そこはちょっとだけ意識しています。小さい子を演じるときは、肺に息をたくさんいれられない分、呼吸の回数が増えるんです。そこが一生懸命さに通じていたりするのかなと思っています。

――改めて、サンラクについての印象をお聞かせください。

日高:ゲームを題材とした作品の主人公というとかっこいいタイプが多いと思うんですけど、サンラクさんはすぐに煽るし、ちょっとゲスいところがあって……(笑)。

――(笑)

日高:でも不思議と嫌ではないんですよね。戦ってるところを見ると、あのビジュアルですら不思議とかっこよく見えてきて。

――わかります!

日高:この作品は、サンラクさんが視聴者の方に嫌だなと思われないことが大事だと思うんです。戦闘シーンはみていて気持ちが良いですし、ゲーマーならではの思考が勉強になったり共感できたり、とても愛されるキャラクターになっていると思います。

また、セリフにも遊び心があって、色々な声色を使われています。そういうところを合わせて、見ていて飽きないキャラクターです。

――ポジティブさが良いですよね。

日高:危機的状況を楽しめる人だからピンチ感がないんですよね。ドキドキする場面もあるんですけど、負の感情ではなくポジティブな感情でいるのでずっと見ていられるなと思いました。

――内田雄馬さんとの掛け合いはいかがですか?

日高:第07話にサンラクさんの超絶長セリフがありましたが、実は、そこのシーンはテストなしで本番を録ったんです。それはキャスト、スタッフに信頼関係があったからなんですけど、実際に録り終えたら直しはほとんどなくて。スタッフさんたちと「良いもの見れましたね」なんて話をするくらいで。この作品は、内田さんをはじめ、他のキャストの皆さんからもたくさん刺激をもらえるので楽しいです。

――一発OKだったんですね。

日高:そうなんです。早口のところも後から編集で早回しするのも方法のひとつだと思うんですけど、このシーンは実際に自分自身で早口で喋っています。ほかの回でも、編集でエコーが掛かるところを自分でエコーが掛かったような声にしてみたり。そんな風に、役者側が一回チャレンジすることが結構あります。

――アフレコは決まったメンバーで進んでいるのでしょうか?

日高:基本的に掛け合いをする方と一緒に収録できています。そのためAパート、Bパートでチームを入れ替えることもあります。

掛け合いで録れるというのはすごくありがたいことです。一緒に録るからこそ生まれるものもありますし。やはり相手のお芝居によって演じ方が変わるんです。「シャンフロ劇場」で例えると、ひとり目がどれだけふざけるかで方向性が変わったりして。そんな風に、相手のお芝居をしっかり受け止める方が多いからこそ、全体を通して掛け合いができるのは嬉しいです。

(C)硬梨菜・不二涼介・講談社/「シャングリラ・フロンティア」製作委員会・MBS
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