魅力的な声優は、人として魅力的――西山宏太朗さんが「81ACTOR'S STUDIO」のキッズクラス「81キッズ」を体験！　朗読やレクリエーションを通して小学生から得た学び【授業体験レポート】

８１プロデュースが運営する声優養成所「81ACTOR'S STUDIO」では、小学生を対象としたキッズクラス「81キッズ」を2023年5月に開講。5月から翌年3月までの約1年間、毎週土曜日に、代表講師の水島 裕さんなど経験豊かな声優主導のレッスンが行われます。

今回、同クラスのPV動画のナレーションを務めた８１プロデュース所属・西山宏太朗さんが「81キッズ」のレッスンを体験！　生徒たちと一緒に朗読を行ったり、アフレコさながらにマイク前で掛け合いを行いました。西山さん自身にとっても有意義なレッスン体験になったという、当日の様子をレポートします。

レクリエーションの中に散りばめられた声優として大切なこと

まず西山さんが参加したのは小学4年生〜6年生が対象の「高学年クラス」でレッスン前に行われるウォーミングアップ。生徒の皆さんが教室に集まって来ると代表講師の水島 裕さんに挨拶。水島さんも「後出しじゃんけんやってる？」と気さくに話しかけます。レッスンの開始時間になると、水島さんが手を叩いて「じゃあ、始めよう！　スイッチを切り替えてください」。生徒の皆さんも全員イスから立ち上がり、大きな声で「おはようございます！」。

それから程なくして、西山さんが入室。「よろしくお願いいたします」と挨拶する西山さんへ、皆さんも「よろしくお願いします」と挨拶した後、1人ずつ自己紹介。水島さん発案の「好きな食べ物」も発表することに。

ちなみにこのクラスでは講師の水島さんも生徒の皆さんも名字読みではなく、名前で呼び合います。西山さんも「宏太朗さん」と呼ぶことに決まりました。改めて水島さんから「宏太朗さんの好きな食べ物は？」と尋ねられた西山さんは元気な声で「ツナです！」。普段のレッスンと同じ和やかな雰囲気になりました。

最初のレッスンは「だるまさんの1日」。「だるまさんがころんだ」は、鬼役が「だるまさんがころんだ」と言っている間に鬼に近づき、を繰り返してタッチするゲームですが、「だるまさんの1日」は、鬼が「だるまさんが〇〇した」と言った後に、それぞれがイメージしたポーズをするというもの。水島さんいわく「鬼にタッチすることが目的ではなく、瞬時に想像して、どれだけ人と違う発想ができるか」。

最初に水島さんが鬼を務め、「だるまさんがテスト勉強した」と言うと、立っている生徒が2人。「それはどこで勉強しているの？」と尋ねると、1人は「歩きながら勉強してます」と答えます。すると水島さんは「それなら歩き回ればいいじゃん」とアドバイス。もう1人は「レストランで勉強してます」と答えると、「どこのレストラン？」や「何で立っているの？」と尋ねる水島さん。「だるまさんが泣いている」では頬に両手を付けながら泣く仕草をした生徒に「そんな風に泣く人がいるかな？」など、どんなシチュエーションでそのポーズにしたのか理由を尋ねることで、より具体性が増してわかりやすくなったり、1つのアイデアからイメージを広げていく考え方が習慣として身に付きそうです。

また「変な顔した」では1人だけ手を使っている生徒を見て、「そうやって手を使うのはアリだよね。何でみんな、顔だけで作ろうとしたの？　決めつけないようにね」と自由な発想を促しました。

西山さんも挑戦することになり、みんなに向かって「負けないよ！」。生徒が鬼に代わって「だるまさんが踊った」を出題。西山さんはスピードスケートの選手のように、両手を前後に大きく振りながら、両足を交互にクロスさせる大きなアクションで水島さんも爆笑。更にそのまま生徒たちに近づいていき、即興ペアダンスに。巻き込まれた生徒も思わず笑いをこぼします。