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ファイルーズあい&山下大輝が『怪異と乙女と神隠し』前半戦を振り返る【インタビュー】

ついに明かされた兄妹の目的! 物語の鍵を握るのは乙を“帰す”こと――『怪異と乙女と神隠し』緒川菫子役・ファイルーズあいさん&化野 蓮役・山下大輝さんインタビュー

小学館「やわらかスピリッツ」にて連載中のぬじま先生による『怪異と乙女と神隠し』がTVアニメ化! 2024年4月10日よりAT-X、TOKYO MX、BS日テレ、カンテレほかにて放送・配信中です!

舞台は、さまざまな怪異が巣食う現代社会。オカルトが好きな作家・緒川菫子は、怪異現象に精通した謎多き少年・化野蓮とともに怪異現象に立ち向かっていきます。

今回、TVアニメ放送&原作第7集発売記念イベントを終えた、ファイルーズあいさん(緒川菫子役)、山下大輝さん(化野 蓮役)にインタビュー! 各エピソードを振り返っていただきつつ、アフレコの裏話などを話していただきました。

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怪異と乙女と神隠し
見えてはいけない「!」の標識—それは、そこに“怪異”があった証。とある街の書店員で、作家志望の緒川菫子は、今日も同僚の化野蓮と、不毛な無駄話に花を咲かせている。しかし化野には、菫子の知らない秘密があった。人々が噂する怪談、都市伝説、現代怪異の一部は実在する。ある日、書店にいつの間にか増える“逆万引きの本”をきっかけに、二人は街で次々と起こる不可思議な事件に立ち向かっていく。これは現代社会に巣食うミステリーに挑む凸凹コンビの、ささやかな友情と別れの物語。作品名怪異と乙女と神隠し放送形態TVアニメスケジュール2024年4月10日(水)〜AT-X・TOKYOMXほかキャスト緒川菫子:ファイルーズあい化野蓮:山下大輝化野乙:幸村恵理畦目真奈美:堀江由衣シズク:高橋李依天地のどか:会沢紗弥時空のおっさん:内田夕夜姫魚よるむん:大空直美駅係員:野沢雅子スタッフ原作:ぬじま(小学館「やわらかスピリッツ」連載中)監督・シリーズ構成:望月智充キャラクターデザイン:谷拓也プロップデザイン:秋篠Denforword日和美術監督:榊枝利行色彩設計:一瀬美代子撮影監督:斉藤朋美編集:宇都宮正記音響監督:郷文裕貴音響効果:出雲範子音響制作:dugout音楽:小西香葉 近藤由...

生みの親の言葉に安堵

――本日はぬじま先生を交えたイベントが行われました。

緒川菫子役・ファイルーズあいさん(以下、ファイルーズ):先生はSNSでよくアニメの感想や私の演技について好意的な投稿をしてくださるんですけど、今回、それを直接口にしてくださって。作品の生みの親が求めているものをちゃんと出せているのは嬉しいことだなと思いました。

化野 蓮役・山下大輝さん(以下、山下):僕も同じく、自信に繋がることを言ってくださったおかげで間違っていなかったんだと安心しました。そしてなにより先生自身がこの作品のことをすごく愛していることが伝わってきました。

――先生とはアフレコでもお会いしましたか?

山下:よく現場にいらっしゃってくださいました。そのたびに美味しい差し入れをいただけるんですよ。個人的に、美味いものをくれる人に悪い人はいないなと(笑)。

――(笑)

山下:物腰も柔らかく、すごく喋りやすい方です。そんな方が作り出している作品に関われて良かったなと思いました。

菫子の必死な気持ちとリンク

――放送も折り返しとなりましたが、ここからは前半のエピソードを振り返っていきたく思います。第一怪は菫子の過去が印象的です。

ファイルーズ:「20歳過ぎれば所詮はただの人。……私は、ただの人、だったらしい」というセリフが胸に突き刺さりました。私自身、もちろん努力をしてきましたが、さまざまな幸運が重なって今ここにいます。だからこそ、菫子と同じ状況だったらどんなにリスクがあっても若返りをするはずなんです。本当に、「それでも……書きたいんだ!」とか、感情を爆発させているシーンはすごく気持ちが入りました。

――視聴者目線でも、菫子の過去がしっかりと描かれているからこそ感情移入しましたし、ファイルーズさんの演技でより感情が揺さぶられました。

ファイルーズ:アフレコ中、担当編集さんが涙を流しましたと言ってくださって。人の心を動かすことができたのは役者冥利に尽きるなと思いました。

――山下さんからご覧になって、菫子の葛藤はいかがでしたか?

山下:夢を叶えるためにはどれだけの熱意があったとしても、現実が重くのしかかってくることってありますよね。そんな中でも書くことが大好きという菫子のぐちゃぐちゃになった心情が描かれていて。本心を吐き出したところは、幼いからこその爆発力も相まって、熱意がすごく伝わってきました。

その熱意を受け止める側としては“誰よりもあなたのことを見ている人がいるんですよ”という蓮自身の本心を伝えつつ、真正面から受け止めるのが良いのだろうなって。人間関係は複雑ですけど、真正面からぶつかり合えば、一歩前に進むきっかけになったりするんですよね。ふたりの掛け合いでそれを実感しましたし、良い関係性だなって思いました。

――おふたりで掛け合いをされていかがでしたか?

ファイルーズ:第一怪の冒頭は、特にテンポ感が独特でした。閑古鳥が鳴いているような本屋の雰囲気は、ふたりの独特な間で表現されていて。アフレコ中はこれで良いのかな?と思ったんですけど、完成された映像を見たら、劇伴やBGMがないのにふたりの空気感で喋っていることが伝わってきたんですよね。私自身、その不安を見越した上での喋り出しの指示だったんだなとわかりましたし、改めて監督の手腕を感じました。

山下:菫子さんはワードチョイスが作家なんですよね。「存外弱い」とか、パッと出てくる言葉ではないじゃないですか。

ファイルーズ:たしかに。

山下:そこは菫子さんならではで面白いですよね。そして、それをシリアス風だけど面白おかしく受け止める蓮。噛み合っているようで噛み合っていない、シリアスに見えてちょっと違うやりとりは、このふたりだけが生み出せる独特な空気感で、聞いていて面白かったです。

――菫子の逃走劇はまさにシリアスのようでシリアス過ぎない展開でした。

山下:そこは先生のこだわられているところだと思いました。第三怪でボロボロになった蓮が「ソシャゲのダメージ差分みたいな格好で何言ってんですか」と言ってましたけど、突然、「今?」ということを言い出すんです(笑)。

ファイルーズ:(笑)

山下:そういうところも演じていて面白いなと思いました。かっこよくエモいことを言うんじゃなく、そっちに転ばせるんだ、って(笑)。

――ファイルーズさんは演じる上で心がけたことはありますか?

ファイルーズ:オーディションの段階で、小さい頃、高校生、大人の菫子でそれぞれセリフがあったんですけど、このグラデーションを綺麗に作れる人じゃないと役に選ばれないと思ったので、それぞれハッキリと分かれるように演じました。ただ、子供の頃は徹底的に幼くできたものの、高校生と大人の声ってそんなに変わらないじゃないですか。自分自身そうでしたし、特に、女の子は声変わりがありませんから。かといって、全く変えないとそれはそれで学生たちの中で浮いてしまう可能性があるので、その塩梅は考えました。

――若返りを繰り返す菫子のシーンは演じられていかがでしたか?

ファイルーズ:逃げるところは走っている息遣いで子供から大人に切り替えたから頭がこんがらがりそうになりました(笑)。でも、このチャンスを逃したくないという菫子の必死な気持ちを意識したら集中力が一気に研ぎ澄まされて、そのおかげで最後まで無事に収録することができました。

――菫子の気持ちとリンクしていたんですね。

ファイルーズ:やっぱり、何事も若くから始めたほうが有利なのは間違いないんですよね。だからといって、遅すぎることもないから、今の菫子が書く小説を楽しみにしてくれる化野のような人もいるんだから焦らなくても良いんだよ、と俯瞰して見ていたりもしました。

――オーディションの話がありましたが、山下さんはどんなセリフを?

山下:第一怪の「カッコー」があったんですよ。

――えぇ!?

山下:どんな鳴き声なのかYouTubeで調べたりしたんですけど、あのふたりの空気感が大事だからリアルに寄せすぎるのは違うなと思ってポピュラーな感じにしましたね。全体的には飄々としたところと、開眼したときのシリアスな雰囲気のギャップは大事にしました。

――開眼(笑)。怪異と相対したときのことですね。

山下:そうですね。自然な雰囲気の中でギャップを感じてもらわないといけないので、どの程度シリアスに寄せるかの判断が難しかったです。ただ、全体的にはオーディションのイメージのまま、僕が思った化野蓮を演じることができました。

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