「アニメイト梅田」はこうして生まれた！ これまでのアニメイトとは違う見た目を作り出したデザイン集団「有限会社爆団」のみなさんにインタビュー

2025年4月24日にグランドオープンする「アニメイト梅田」。西日本最大級のアニメイトということで、期待して待っていただいているみなさんも多いことでしょう。

このアニメイト梅田なのですが、アニメイトではかなり異色の店舗になっています。どこが異色だって？　それは内装を見れば一目瞭然。天井は青一色だったり、店内に吹き出しのデザインが散りばめられていたり、床にインクが垂れたような装飾があったりと、これまでのアニメイトには見られなかった雰囲気の店舗なのです。

なぜ、このようなアニメイトが生まれたのでしょうか。今回はそんなアニメイト梅田の内装デザインを手掛けた「有限会社爆団」のみなさんにインタビューを行いました。

このインタビューを読めば、アニメイト梅田に来店された際により店舗を楽しめるはず！　グランドオープンのおともにご覧ください！

▲アニメイト梅田があるNU茶屋町

▲アニメイト梅田店内の様子

有限会社爆団のイカしたメンバー

三浦勇輝さん

BAKUDANの取締役兼デザイナー。キャラクターショップやイベント関連を担当。アニメイトでは、Space Galleriaや池袋PACKSなどのデザインに関わっている。アニメイト梅田の施策のリーダー的存在。

岩下翔子さん

BAKUDANのデザイナー。企業関連のモックアップ（製品やサービスのデザインを表現したサンプルのこと）を作ったり、クリスマスツリーのデコレーションを担当したりと、なんでもこなす万能タイプ。

渡辺 豊さん

BAKUDANのデザイナー。イベント関係や企業のショールーム、飲食店の内装なども手掛ける。アニメイト梅田では図面作成を中心に複数の業務を担当。

デザインのプロ集団が集結

──本日はよろしくお願いします。アニメイト梅田の内装デザインのお話が来た時はどのような感想を持ちましたか？

三浦：最初にお誘いの連絡があったのは、ちょうど池袋の蕎麦屋さんでご飯を食べている時でした（笑）。着信があって、折り返したら今回の話だったんです。

最初はワクワクしたのですが、話を聞いていくうちに、どんどん規模の大きさを実感して、だんだん不安も大きくなっていきましたね……（笑）。しかもコンペ（コンペティション、複数の業者の中から一つの業者を選ぶ方式）だったので。

なので、社内で相談して、手伝ってくれる人をかき集めました。そこから、みんなで話し合いながら進めていった感じですね。

コンペの作業も、チームでアイデアを出し合いながら進めました。でも、コンペの日が近づくにつれて、どんどんドキドキしてきて……。「どうしよう、どうしよう」って、毎日緊張していたのを覚えています（笑）。こんなに大きな規模のプロジェクトは初めてだったので、余計にプレッシャーがありましたね。

──コンペって、やっぱり緊張しますよね。TVドラマであるように、前日は夜中まで作業して……みたいなのは本当なんですか？

三浦：はい、そんな感じです（笑）。

渡辺：前日というか朝まで作業していましたね。夜遅くまで細かい調整をして、最終確認をして、朝までほとんど寝ずにプレゼン会場に向かいました。

──本当にお疲れさまでした……！　岩下さんや渡辺さんはアニメイトの案件と聞いたとき、どんな印象を持ちましたか？

渡辺：普段はコンペがないと聞いていたので、「何か変えたいのかな？」という印象を持ちました。

岩下：そうなんですよ。既存のアニメイトの店舗を見ても、「コンペをするほどかな？」とも思ったんですが、「大規模なデザイン変更が必要なのかな？」とも思いました。

でも、せっかくやるなら面白いものを作りたいと思って、気合が入りましたね。