
殺陣が増え、キャストの練度も増した『NIKKE THE STAGE』再演──ゲネプロ公演の様子をレポート!
謎のニケを追って雪に覆われた北部へ。そこで敵として現れたのは……!?
ミハラ&ユニとはここでお別れし、謎のニケの目撃情報があったという北部へ向かうカウンターズ。雪と氷に閉ざされた大地で調査を進めるのですが、自爆するラプチャーの攻撃で雪崩が発生。巻き込まれたメンバーたちは散り散りになってしまいます。
指揮官が目を覚ますと、そこには北部で活動しているアンリミテッド部隊のルドミラとアリスという2人のニケが。彼女らに助けられた指揮官はカウンターズのメンバーと無事合流し、謎のニケの情報を集約しているという研究所をラプチャーから奪還していきます。
▲ルドミラ:小日向ななせ
▲アリス:北澤早紀
情報によると、謎のニケもといコードネーム・スノーホワイトは北部の各地を定期的に巡回しているような動きがあるため、次に出現しそうな位置を特定して、そこに向かうことに。研究所の維持のため残るアンリミテッド部隊に別れを告げ、特定した地点へと向かっていきます。
ところが、研究所のデータは改ざんされており、目標地点で待っていたのはトーカティブと大量のラプチャーたち。罠に落ちたカウンターズ部隊は再び敗走し、指揮官はトーカティブの手に落ちてしまいます。
目的は不明ですが、指揮官を尋問するトーカティブ。逆に自身の感じている疑問をぶつけ返す指揮官。それぞれの思惑が交錯しつつも、交渉が決裂しそうなその瞬間、再びスノーホワイトが現れ、圧倒的な強さでトーカティブを撃破。
▲スノーホワイト:小鳥遊あみ(AVAM)
スノーホワイトがトーカティブにとどめを刺そうとした瞬間、今度は人間を裏切りラプチャー側に着いたニケ、通称・ヘレティックと呼ばれるうちのひとりモダニアが襲ってきます。
▲モダニア:真島なおみ(一人二役)
ニケ以上の能力を持つモダニアのパワーに、逆にピンチになってしまうスノーホワイト。しかしここでカウンターズの3人もついに到着! 全員の力をあわせてモダニアを追い詰めます。
ここでモダニアが顔につけていたプロテクターが破損。そこに現れたのは、なんとマリアンと同じ顔でした。指揮官が思わず「マリアン」と呼びかけるとモダニアの様子がおかしくなり暴走。その後、モダニアが起こした爆発から命からがら逃げ延び、ルドミラやアニス、スノーホワイトの助力もありなんとかアークへと帰還するのでした。
トーカティブと交戦して生き残り、ヘレティックやスノーホワイトとも接触しながら生き延び続けているカウンターズはその戦果と特異性から、新たに特殊別働隊として地上で自由に活動する権利を得ます。
次なる任務はモダニアとなってしまったマリアンの救出。気合を新たに、再び任務に出撃するカウンターズのメンバーというところで閉幕となりました。
ここまで物語の要所だけ抜粋して紹介してきましたが、合間にはニケたちのコミュニケーションや葛藤、それぞれの立場から見た厳しい世界情勢など、様々な視点から原作である『NIKKE』の世界観を完璧に表現しています。
原作ファンであればあの感動と興奮をもう一度、という形で楽しめますし、原作を知らない方でも激しいアクションとその中に垣間見えるセクシーな要素、そして戦闘用の兵器であると自覚しながらも、交流によって人よりも人らしい面を魅せるニケたちの姿に惹き込まれること間違いなし。
ニケステから『NIKKE』を始めたくなるという方も出てくる内容となっていましたので、ぜひ再演の期間に足を運んでみてください!
[取材・文:二城利月]
(C)SHIFT UP CORP.












































































