
MADKIDが「変革」を掲げた新曲は尚文たちの決意とリンクーー『盾の勇者の成り上がり Season 4』OPテーマ「Resolution」インタビュー
先日、全国6カ所を回るツアーを成功させたばかりのMADKIDの新曲「Resolution」が2025年7月9日に配信開始、8月20日にシングルリリース!
「Resolution」は7月9日から放送が始まる『盾の勇者の成り上がり Season 4』のOPテーマで、尚文たちが冒険の中で下す「覚悟」を描いた歌詞が『盾の勇者』に寄り添った内容になっています。
カップリング曲の「MAZE」は先日行われた『MADKID LIVE TOUR 2025 -MAZE MUSEUM-』のテーマ曲として披露されていた曲の初音源化。
美術館をテーマにした壮大な曲です。
12月30日にはMADKID最大キャパの東京・Zepp Shinjukuでの公演も決定! 日本武道館公演を目標に掲げたMADKIDの第1歩がここから始まります。
『盾の勇者』を自分たちが盛り上げる
――いよいよアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 4』の放送が間近に迫っていますが、Season 1、2、3に続いてOPテーマを担当することになった感想をお聞かせください。
YOU-TAさん(以下、YOU-TA):続編が発表されるたびに「またOPテーマを歌えたらいいな」と願っていたので嬉しいです。アニメの製作委員会やスタッフの方、そしてこの作品のファンの皆さんにとても感謝しています。
今回はもうSeason 4まで来たので緊張感や責任の重さはもちろんありますが、それよりも「このアニメを僕らで盛り上げていこう!」という気持ちのほうが強かったです。
――でもSeason 1からずっとOPテーマを担当しているとファンの皆さんもMADKIDが歌うことがもう当たり前という認識になりつつも、前Seasonの曲を超えるものを求められるので大変そうですね。しかもすべてアグレッシブなサウンドなので。
LINさん(以下、LIN):もちろん前SeasonのOPテーマも自分たちが歌っているので、むしろ前作と同じ程度ではなく、超えるのが当たり前だといつも思って取り組んでいます。
更に今回はもっとたくさんの方に聴いてもらえるようにするにはどうしたらいいのかを意識していた時期に制作を始めたので、「聴きやすさとは?」とか「カラオケで歌いたくなる曲とは?」みたいなことも考えました。『盾の勇者』の楽曲を作る時は「楽しい!」という感情が一番にあるので、今回も楽しみながら作れました。
――今回の「Resolution」に限らず、『盾の勇者』の全OPテーマは4分弱くらいなのに、いろいろな要素を「これでもか!」と詰め込んでいて。曲の尺と密度が合っていないとすら思います。
LIN:ありがとうございます(笑)。5人のメンバーそれぞれ違う個性や武器を持っているので、そのごちゃごちゃに詰め込まれたおもちゃ箱みたいな感じが今ではMADKIDのカラーになっていると思います。
尚文たちが下す決断を意味した「Resolution」
――今回のOPテーマ「Resolution」を制作する際に意識されたことやアニメ制作側のオーダーなどお聞かせください。
LIN:「ありがたいことに、良い意味で自由にやらせていただきました。アニメのSeason 4で描かれる部分の資料も少し見させていただいて、いちファンとしても楽しみながら作らせていただきました。
――作編曲はamazutiの敬也さんとGAKさんが手がけられていますが、MADKIDのメンバーも作曲や編曲ができるので、皆さんからオーダーをされたのでは?
LIN:「あまりハードになりすぎないようにお願いします」という要望を出させていただいたくらいでしょうか。
歌詞は僕とYUKIが書くんですけど、YUKIが書くラップパートに関してはいつもこちらの意図をくみ取ってくれるので、僕から口出ししたことはありません。あえて僕の歌詞から感じたまま、受け取ったまま作ってもらうことで、幅が出たり、想像していなかったものが出てくることも多いので、うまくいっていると思います。
――「Resolution」というタイトルの由来を教えてください。
LIN:これから尚文たち一行はいろいろなことを知って、いろいろなことを決断していくので、「決意」や「決断」を意味する「Resolution」というタイトルにしました。
――歌詞の中で1サビ終わりの「I will protect your resolution」が、2サビ終わりでは「I will protect our resolution」になっているところが気になりました。
LIN:尚文たちが分かれて行動した後、みんなで集結するような描写があって、最初は一人ひとりの想いや決意が、やがてみんなで共有することになる部分を表現できたらいいなと思いました。
また『盾の勇者』の世界観や物語に寄り添うだけではなく、MADKIDとしての想いや物語も曲中で紡いでいければいいなと思いながら毎回作っているので、どちらにフォーカスしても成立するように書いています。
――MADKIDとしての部分はどんなことを描いているのですか?
LIN:僕らはチームだけど、各自がいろいろな目標や挑戦をしていかないとチームも成長が止まってしまう。でも一人で責任や重荷を背負ってしまうのではなく、その荷物はお互い分け合うこともできるんだなと気付いたことがあって。そのおかげで、自分の中で悩んでいた事が消化できて、新たな気持ちでやれるようになりました。簡単に言えば「変化」や「変革」でしょうか。先ほど挙げた歌詞は自分にとっても多分メンバーにとっても大切なものになっています。
――YUKIさんが書かれたラップパートはどんな想いを込められたのでしょうか?
YUKIさん(以下、YUKI):曲のテンポはSeason 3のOPテーマ「SIN」と比べてハードさを抑えた感じでしたが、僕のパートはやっぱりハードで(笑)。そこをどうしようかなと考えつつ、『盾の勇者』の曲のリズムは意識しました。今までの『盾の勇者』のOPテーマは
割とメロディーに持っていくイメ―ジにしていましたが、今回は王道の三連符(2拍分の時間の中に3つの音符を分割する)というか「タカタカ」踏むように作ってみようと。
もちろん僕もSeason 4のプロットは読みましたが、今回はプロットを読んだLINちゃんの歌詞に対しての言葉のハメ方を優先して、全部作品に寄り添うというよりも歌詞にうまくハマるような書き方をしています。
















































