
声優・谷始央理が朗読で紡ぐ、物語への新たな扉/講談社とアニメイトグループが開催する「声を聴く、本を読む」フェア 収録後インタビュー
「声を聴く、本を読む」フェアで、本たちのとの出会いのきっかけになってほしい
──今回は、朗読する側でしたが、谷さんご自身、朗読やボイスドラマをきっかけに本を読んだり、良い本と出会って元気をもらったりしたエピソードはありますか?
谷:パッと思い浮かぶエピソードはないのですが、これまで私は本を先に読むことの方が多かったです。
本を読んだ後で、「次は人の声で聞いてみたいな」と思うことがありました。本の捉え方や解釈は読者によって変わってくると思うので、「自分はこう読んでいたけど、この人ならどんな風に読むんだろう」と聞いてみて、「こんな解釈もあるんだ」とより理解が深まるのが楽しいなと思います。
今まではそういった楽しみ方をしてきましたが、これからは声から入って本を見つけるというのも挑戦してみたいです。
──朗読を聞いてくださるお客様へのメッセージと、今回のフェア全体について一言いただけますでしょうか?
谷:朗読自体はまだ経験が浅く不慣れな部分もありますが、今回のような貴重な機会をいただけたことで、私にとって非常に良い挑戦となりました。今の私が持っている感覚や、伝えられるものをすべて乗せた朗読ですので、これを聞いて、少しでも明日への活力や勇気をもらっていただけたら嬉しいです。どの作品も勇気をもらえるものばかりなので、登場人物と同じように、前向きな気持ちになっていただけたら光栄です。
今回のフェアで朗読させていただいた作品は、どれも本当に素晴らしいものばかりで、この機会をいただけたこと自体が光栄です。私の朗読を、すでに作品をご存知の方にももちろん聞いていただきたいのですが、知らない方がお店でふと耳にしたときに、「この作品、言葉がきれいだな」とか「いま、大事なことを言っていた気がする」と、少しでも心に刺さることを願っています。そして、それをきっかけに作品に興味を持って、実際に本を手に取っていただけたら、私に与えられた任務は果たせるのかなと思っています。
フェア情報
講談社×アニメイトグループ 「声を聴く、本を読む」フェア
開催期間:2025年7月19日~8月31日
開催場所:アニメイト池袋本店、名古屋、盛岡、天王寺、三宮、京都、福岡パルコ、横浜ビブレ、梅田、書泉各店
開催内容:オススメの文芸作品を店内で展開するほか、売場では声優事務所・アルディ所属の谷始央理さんが各作品の見どころを朗読する音声を放送いたします。

△谷始央理さん
朗読音声放送作品:
<碧野圭先生>
講談社文庫『凜として弓を引く』、『凜として弓を引く 青雲篇』、『凜として弓を引く 初陣篇』、『凜として弓を引く 奮迅篇』

△『凜として弓を引く』
<阿部暁子先生>
講談社文芸単行本『カフネ』

△『カフネ』
<一穂ミチ先生>
講談社文庫『スモールワールズ』

△『スモールワールズ』
<砥上裕將先生>
講談社文庫『7.5グラムの奇跡』、講談社文芸単行本『11ミリのふたつ星』

△『7.5グラムの奇跡』

△『11ミリのふたつ星』
<凪良ゆう先生>
講談社文庫『汝、星のごとく』、講談社文芸単行本『星を編む』

△『汝、星のごとく』

△『星を編む』
<道尾秀介先生>
講談社文庫『カラスの親指』

△『カラスの親指』
関連リンク
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