『ダンダダン』第17話「みんなでお泊まりじゃんよ」振り返り

2025年7月より放送中のTVアニメ『ダンダダン』第2期。原作は龍幸伸先生による漫画『ダンダダン』で、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」で連載中の人気作品です。

超能力に目覚めた女子高生・モモと妖怪の力を手に入れた男子高生・オカルンが、仲間たちとともに襲い来る妖怪や宇宙人と戦いを繰り広げるオカルトバトルが大きな魅力。それに加えて高校生らしい友情やピュアな恋模様の描写もファンの心を掴んでいます。

7月31日には第17話（第2期第5話）「みんなでお泊まりじゃんよ」が放送されました。前話（第16話／第2期第4話）では、モモのピンチに星子、太郎、シャコ、チキチータ、満次郎が集結！　全員で邪視を捕獲した後、モモはオカルンを救い出し、感動の再会を果たしました。

本稿では第17話（第2期第5話）「みんなでお泊まりじゃんよ」を振り返り！　原作との違いやSNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきます。さらに、次回の注目ポイントもお届けします！

前回（第16話）の振り返りはこちら

オカルンとモモのイチャイチャがたまらない！

前話までは迫力ある戦闘シーンで視聴者を魅了していた本作。一件落着した本話では、オカルンとモモのピュアな恋を描いたシーンに視聴者がはドキドキさせられることとなりました。

自我を取り戻したジジは、星子たちに連れられて、入院している両親に会いに行くことに。同行するオカルンとモモは車の最後部座席に乗り込みます。車が走り出すと、モモは自分の手をオカルンの手に重ねたり、指でつついたり摩ったり……最後には握ったりもしていましたね。

「オカモモのイチャイチャたまらん」「手でいちゃつくの微笑ましすぎる」「手が触れ合うだけでドキドキする高校生の恋可愛い～」と読者もキュンキュン。

照れながらモモのタッチを受け入れるオカルンも、オカルンにツッコまれてもとぼけながら続けるモモも、ジジに声をかけられて慌てて手を引っ込める2人も、どのシーンを切り取ってもピュアで堪りませんでした。

あのシーンがトンネルの中だったのはアニメオリジナルなのですが、薄暗さがより一層2人っきりの雰囲気を演出していました。2人が付き合い始めるのはいつなのでしょうか……。

ジジがらんま化!?　まさかの展開に爆笑

一件落着したとはいえ、まだ憑りつかれたままのジジ。邪視に憑りつかれたうえ人体模型に囚われた状態の彼がどうなるのか注目が集まっていましたが、思いもよらないタイミングでジジが戻ってきました。

太郎がおでんを食べるとその熱さでジジに戻ったのです。このことによってお湯でジジに、水で邪視になることが判明しました。まるで水を被ると女の子になる特性を持つ主人公・早乙女乱馬が登場する漫画『らんま1／2』のよう。

不思議な体質が判明した際にジジが歌っていた「やぱぱーやぱぱーいんしゃんてん」という歌は、1989年に放送された同作アニメの主題歌「じゃじゃ馬にさせないで」です。

この思わぬ事態に「らんまじゃねえかｗ」「ジジの歌聞いた瞬間設定を理解した」「らんま化するとは思わんかったｗ爆笑ｗ」と視聴者は大笑い。

しかしながら、現実問題としては笑ってばかりはいられません。なにせ常温の醤油一滴で邪視に戻ってしまう事が判明したのですから。邪視になったジジは食卓をひっくり返したうえ家は派手に破壊されていました。

これでは常温水が飲めないどころか、水滴のついたグラスを持つだけでアウトということになります。ジジと仲間たちは難問をどうやって攻略していくのでしょうか……。

実写の食べ物、アイラとチキチータ…全編通して見どころたっぷり

邪視や鬼頭家との戦いを終え、本話は賑やかな食事シーンからスタート。仲間と食卓を囲むシーンは本作の定番でもあり、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

まず多くの視聴者から言及されていたのは食べ物が実写だったこと。今回のメニューはおでんともんじゃ焼きでしたが、まさかどちらも実写だとは思いませんでしたね。真夏ですが、熱々のおでんやもんじゃ焼きが食べたくなりました。

「急に実写のおでん出てきてわろた」「おでんももんじゃも実写なのなんで？ｗ」「やたらおいしそうやなと思ったら実写だった」と驚いたのは視聴者のみならず、作者である龍幸伸先生もご自身の公式Ｘで「実写！？」とびっくりされている様子。

しかし、実写の食べ物だけに気を取られているのはもったいない。本話では久々にアイラが登場しました。2期では初登場となります。いつものようにモモとは激しく言い争っており、痛い目に遭わされたことのあるシャコに対してもきつい態度でした。

ところが、チキチータに対してはとても優しく接しており、みんなが邪視のことを話し込む中でもずっとチキチータと遊んであげる彼女の姿に視聴者からは「チキチータと遊ぶアイラ可愛い～」「アイラ子ども好きなのいいね…」との声。

さらに、シャコ星人の本名が明かされた他、近所なのに宇宙船に乗って帰るシャコ親子、正体が明らかとなった鬼頭ナキ、セルポ星人囃子などツッコミどころも気になる箇所も満載。「情報量多すぎる」「邪視、地底人、シャコの本名…情報大渋滞ｗ」「どこからツッコめばいいんだ！」とあまりの情報の多さに視聴者も追い切れていない様子がうかがえました。

今回のアニメオリジナルシーンは？

ここからは本話のアニメオリジナルシーンを一気にご紹介していきます。気付いた方も気付かなかった方も、原作未読の方も漫画と見比べてみてはいかがでしょうか。もちろん、下記以外にも細かい違いはありますので、そんなシーンもぜひ探してみてくださいね。

冒頭の除霊シーン

邪視を除霊しようとするシーン自体は原作にも登場しますが、繰り返しているのはアニメだけ。かなり長時間やっているのか、シャコはうとうとしていましたね。邪視がどれだけ強い妖怪かがうかがえました。

おでんの汁を玉子ごとかける

お湯でジジに戻ることを確認するため、おでんだしをかける星子。原作ではだしだけでしたが、アニメでは玉子もいっしょにかけていました。ジジにぶつかった玉子はその後モモに当たって床に落ち、ターボババアが拾ってパクリ。

水越しの邪視、おでんだしに映るジジ

ジジの体質を確認するモモが、グラスの水越しとおでんだしに映るジジを見るシーンはアニメオリジナルカットです。わかりやすくユニークな演出で面白かったですね。

ちくわを食べながら邪視を解説するターボババア

邪視について解説してくれるターボババアは原作にもあるシーンですが、ちくわを食べながらなのはアニメならでは。このシーン以外にもみんなが話し込んでいる間もおでんをつまみ続ける様子が描かれており、原作よりもおでんを楽しんでいるようです。

UFOで帰宅するシャコ親子

おでんの食事会を終え、UFOで帰宅するシャコとチキチータ。あまりの近距離に笑ってしまいましたが、原作では徒歩なのできっと歩いて帰れる距離のはず。

セルポ星人囃子

モモが囃子の説明をする際、イメージとして登場したセルポ星人の囃子たち。原作では普通の囃子だったのですが、なぜかアニメではセルポ星人が囃子になっていました。何気に2期では初登場でしたね。

醤油と間違えてソースを取るオカルン

オカルンが星子に取ってあげた醤油がジジの手に落ち、邪視になるオチで終了した本話。アニメでは醤油と間違ってソースを取るシーンが追加されていました。間違えることなく最初から醤油を手渡すことができていれば、ちゃぶ台返しされることはなかったかもしれません……。

第18話（第2期第6話）「家族になりました」の見どころ

一滴の醤油で邪視になってしまうジジの対処は相当骨が折れるはず。星子は邪視を本格的に除霊するため囃子を手配していました。やってきたのはセルポ星人囃子……ではもちろんありませんが、普通の囃子とは一味も二味も違う人たちです。どんな登場をするのか、どんなメロディで視聴者を沸かせてくれるのか、楽しみで仕方ありません。