音楽
『ばっどがーる』天狼群1st ALBUM「KING OF EVIL」橘 杏咲×花宮初奈インタビュー

恩返しをしつつ『ばっどがーる』の魅力をお届けしていきたい──アニメ放送が終わっても楽しいことがいっぱい! 天狼群1stアルバム「KING OF EVIL」リリース記念・橘 杏咲さん×花宮初奈さんインタビュー

橘さん、花宮さんは感覚派? 理論派?

──そして今回カバー楽曲として、TVアニメ『けいおん!!』オープニングテーマ「GO! GO! MANIAC」も収録されています。楽曲に込めた想いや収録時のエピソードを教えてください。

橘:中学・高校の6年間、軽音楽部に入っていたのですが、入部のきっかけが『けいおん!』のアニメでした。ある日お母さんに「『けいおん!』っていうアニメに、同じ名前(あずさ)のキャラクターがいる」「軽音やってみなよ」と言われて。

そんな経緯も相まって個人的にも思い入れのあるアニメなので、今回カバーさせていただくことになってとにかく嬉しかったです。

──もしかして、学生時代に演奏の経験があったり?

橘:「GO! GO! MANIAC」はなかったのですが「Don't say "lazy"」を文化祭で演奏しました!

花宮:一人で?

橘:バンドで!(笑)

──「Don't say "lazy"」を一人で演奏するのは中々……(笑)。

橘:(爆笑)。

花宮:ごめんなさい(笑)。でもすごいね!

橘:「GO! GO! MANIAC」はギターが難しすぎてできませんでした。大変なんですよ……TAB譜、意味わかんないことになってました。

花宮:速いもんね。高校生ができる技量なのかなって思う。

橘:(笑)。放課後ティータイムの子たちは本当にすごいんですよ! 歌うだけでも大変でした。

花宮:私も、まさかこの曲を歌わせていただけるとは思っていなくて。光栄だなと思いながら歌わせていただきましたが本当に難しかったです。

お二人(松岡さん、花井さん)も「難しかった」と言っていました。多分、一番レコーディングに時間がかかったのではないかなと思います。

橘:歌詞割りも難しいですよね。あまり聞かない割り方というか……。

花宮:うんうん。

橘:リズムの取り方も独特ですし……。でも、カバーさせていただいてく身として完璧に歌いたいという気持ちがあったので、何度も何度も聴いて覚えました。

──改めて本家「GO! GO! MANIAC」を聴きましたが、平沢 唯(CV:豊崎愛生)の技量に感服しました。

橘:本当に! 唯ちゃん、すごいですよね。

天狼群として4人で歌っているので、唯ちゃんよりも一人ひとりの負担は少ないと思います。結果的に楽しくノリノリで歌うことができました。サビ前の上がっていく感じが大好きです。

──このようなテクニカルな楽曲をキャラクターとして歌う場合、どのような意識で臨まれるのですか?

花宮:私も聞きたい(笑)。

橘:この4人の中だと、速くて高い曲を歌うイメージがないので、亜鳥先輩と涼ちゃんは大変そうだなと思いました。

花宮:たしかに。亜鳥もイメージはないけれど、涼ちゃんが一番大変かもしれないね。

橘:そうですね。なので、その二人に比べたら優は声の質なども含めて歌いやすかったと思います。意識していることですが……私、顔から入るんですよ、歌う時。

──顔?

花宮:どういうこと?

橘:表情から入るんです。

花宮:〈やばい〉だったら、ヤバい顔するってこと?

橘:そうです。

──細分化して一言ずつ?

橘:そうです!

花宮:〈止まれない〉って言ったら、止まれない顔?

橘:止まれない顔!

花宮:そうなの!?

橘:曲の雰囲気が楽しい雰囲気だと、ずっと口角をあげて歌うと表情が歌に乗るんです。あとは「GO! GO! MANIAC」に関しては勢いを意識しています。逆に何も考えない方がうまくいく気がして。

だから歌っている時をあまり見られたくないんです。体もすごく動いてますし……。

花宮:動いてるよね。私は全然動かないんです。

橘:たしかに!

花宮:頭の中しか動いてないかも。

橘:なんで動かずにいられるんですか??

──お互い違う、それぞれの良いところを見ながらの収録になっているのですね。

橘:そうですね! 初奈さんはどうでしたか?

花宮:一回歌ってみて「キャラ感が薄いなぁ」と感じた箇所にチェックをつけるんです。次に、ここのフレーズならキャラ感を表現・維持できるかも、と思うポイントに丸をつけていって。そこから、1フレーズ毎に1個は丸がついている状態になるまでチェックを繰り返して。最終的に、それが集まったらキャラ感が保たれてる、という結果を得られるかなと。数式みたいな感じです(笑)。

橘:初奈さんらしいですね!

花宮:誰かとの(歌詞割り)切り替えの最初は、切り替わった雰囲気を出さなきゃいけないから強めにしなきゃ、とか。最後も、切り替わった先のキャラクターのためにニュアンスを強めに意識して差分が出るようにしていました。

橘:わー……計算ですね。

花宮:計算タイプなのかもね(笑)。

──お話しを聞くと橘さんは感覚派、花宮さんは理論派なのですね。

花宮:でも「顔から入る」ってなんか可愛いですよね。とってもいいなと思いました。私もそういう子になろう。

橘:んん……? なんか私、バカにされてます……?(笑)

花宮:ちがうちがう!(笑) 最近周りの方から、ロジカルな思考もいいけど、ケースバイケースで切り替えられた方がいいよ、という意見をいただくんです。普段は結構ロジカルに考えがちなので、橘ちゃんの話を聞いて、こういう風になりたいと思いました。

橘:どっちの感覚も必要なのかもしれませんね。きっと、どっちもできたら最強なんですよ。理論的なアクセントを入れるべきところはどの曲にもきっとありますから、そのフレーズは気にして、そこ以外は感覚で歌う、みたいな感じです。

花宮:頑張ろう!

橘:上手くやれるようになりたいです、私も頑張ります!

──レコーディングを見学されていて、印象に残っているエピソードはありますか?

橘:「彼女の“Modern…”」だったと思うのですが、私のレコーディングが先に終わって、その後が初奈さんだったんですが、初奈さんの曲を聴いて、やはり自分とアプローチの仕方が全く違うなと思ったことを覚えています。こっそり勉強していました。

花宮:えー、私もしたかった。

橘:(笑)。

花宮:松岡さんのレコーディング見学会とかしてみたいね。

橘:行きたいです! 美里さんの歌、聴きたい!

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