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橙々さんら登壇『アクアリウムは踊らない』TGS2025ステージレポート

ゲーム制作の裏話から鋭いツッコミまで、作者のトークが冴え渡る! 「『アクアリウムは踊らない』発売前に最速クリア!? RTAを作者が見届け」レポート|次回作への意欲や今後の展開について語ってもらったインタビューもお届け!

ゲームの祭典・東京ゲームショウ2025のハピネットブースで「ハピネットゲームフェス!in TGS2025」が開催。最終日には10月30日に発売予定のNintendo Switchパッケージ版『アクアリウムは踊らない』(以下、『アクおど』)のイベントとして「『アクアリウムは踊らない』発売前に最速クリア!? RTAを作者が見届け」が実施されました。

イベント名の通り、ゲーム作者の橙々さんが、リアルタイムアタック(RTA)世界記録保持者の3名(1位えふしょーさん、2位零月さん、3位あんこつぶつぶさん)と共に、RTAを見ながら、ゲーム制作の裏話などをトークしていくイベントとなっています。

なお、タイムアタックのため会話やイベントシーンはスキップ気味ですが、ゲームをエンディングまでプレイしているので作品のネタバレをたっぷり含んでいます。これからプレイしようと思っている方はゲームをプレイ後に閲覧・視聴することをオススメします。

『アクアリウムは踊らない』発売前に最速クリア!? RTAを作者が見届け

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アクアリウムは踊らない
その日、「ビアンカ水族館」を訪れた少女・スーズと親友のルルは、プレミアムチケットの特別優待として館長の妻・クリス同伴によるガイドツアーを満喫していた。その道中、ふとルルの姿を見失ってしまったスーズたちは館内を探し始めるのだが、気づくと先ほどまでいた水族館とは全く異なる不気味な世界に迷い込んでしまっていた……。水生怪物が襲ってくる恐怖の水族館を探索するスーズの前に、剣を携えた軍服姿の女性・レトロが現れる。スーズに対し不躾な態度のレトロであったが、彼女もまた別の少女・キティを探していたのだった。果たしてスーズは親友を無事見つけ出し、水族館から脱出することはできるのか……?「裏切者は、誰だ」作品名アクアリウムは踊らないスケジュール2025年8月1日(金)発売【パッケージ版】2025年10月30日(木)発売キャストスーズ:黒沢ともよレトロ:花守ゆみりルル:佐藤聡美キティ:釘宮理恵クリス:たみやすともえ(民安ともえ)スタッフ原作:橙々開発:GotchaGotchaGames フロンティアワークスパブリッシャー:フロンティアワークス(C)daidaisan,FrontierWorks,GotchaGotchaGames,2025『アクアリウムは踊らない』公式サイト『アクアリウムは踊らない』公式X(Twit...

無慈悲なバグ利用に作者のツッコミが冴え渡る!

壇上に役者が揃ったところで、早速ですが本イベントのメインである「RTAを見届け」のコーナーがスタート。

世界記録1位の持ち主であるえふしょーさんがゲームを事前にプレイしたビデオレターを見ながら、あんこつぶつぶさんが解説、えふしょーさん&零月さんがテクニックなどの紹介、作者が(苛烈な)ツッコミをしていく形で進行していきます。

今回のRTAはゲーム内に潜むバグを利用するなど「なんでも有り」の状態で、EDを最速で目指すというルールになっています。「バグ有り」で進行されることが明かされた時点で橙々さんから怪訝な声が上がりますが、すでにプレイは収録済み。無慈悲にも映像が再生されていきます。

タイムアタック中はタイム優先のためボイスがオフになっていますが、本来Switch版はフルボイス。橙々さんより「ボイスを聞きたい人は買ってプレイしてね」と、宣伝も行われました。

画面ではプレイがサクサクと進みますが、この間に橙々さんご本人からゲームの紹介が。『アクおど』は、ホラー嫌いの橙々さんが、仲間と共にゲーム制作を始めるも、途中でメンバーが離脱。試行錯誤の末、たった一人で8年かけて完成したホラー×水族館×謎解きゲームとなっています。

もともとはフリーゲームとして登場しましたが、人気が爆発。キャラクターボイスや新シナリオなどが追加されたSwitchのダウンロード版やSteam版が発売され、このたびSwitchパッケージ版も発売されることになりました。

橙々さんはゲーム制作の学校に通っていたわけでも、イラストの学校に通っていたわけでもなく、完全に趣味として社会人になってからもゲームを作り続けたそう。会社を退社後に『アクおど』を発売して、今はゲームづくりで生きていけるようになったことを踏まえ「これからも頑張ります」とファンに感謝を述べていました。

また、えふしょーさんよりRTAの見どころも紹介。作者の前で言うのも気が引けるとしつつ、バグをたくさん探し、活用しまくっていると説明。運の要素が絡む場面は少なく、操作精度が要求されるプレイとなっているそうです。

早速序盤でバグを活用するシーンが登場。「クラゲ部屋」と呼ばれる部屋に本来入る必要があるのですが、サクッとスキップ。これを「RTAを意識したとしか思えないバグ」と紹介すると、橙々さんも笑いながら「(この場から)無事に帰れると思うなよ」とツッコミます。

フリーゲーム版とSpecial Edition(SwitchやSteam版)で水槽のグラフィックが違うといった、追加・変更要素にも触れつつ、プレイは淀みなく続きます。なお、橙々さんのご友人が1時間くらいかかったという地点まで、およそ4分ほどで到達しているので、いかに通常のプレイより早いかが伺えます。

そしてえふしょーさんいわく「このゲームの数少ない運要素」という迷路でカニに話しかけるシーン。カニがどこに居るか多少のランダム性があるのですが、今回のプレイは小吉くらいだそうで、ベストタイムではないものの十分早いペースのようです。

プレイがさらに進んでいくと、ループする通路のシーンに差し掛かります。この場面では「1/70くらいで起きるレアイベント」が存在していると明かす橙々さん。これはバグではなくちゃんとした仕様なので、ぜひ挑戦してみてねとコメントしていました。

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