
TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 3種﨑敦美さん・藤原夏海さん・加藤英美里さんインタビュー【前編】|「ダミアンは噛めば噛むほど、良さが出てくる男の子なんだと感じています」
TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 3が毎週土曜日23:00よりテレ東系列ほかにて放送中です。
2022年よりTVアニメ『SPY×FAMILY』がスタートし、これまでSeason 1、Season 2まで放送されています。2023年には劇場アニメが公開し、その後もミュージカル化もされるなど、社会現象になっている大人気作品です。
アニメイトタイムズでは、TVアニメの放送開始からキャストにシリーズでインタビューを行ってきました。Season 3では、キャラクターたちのこれまでに語られなかった知られざる姿も登場する様子。
先日放送されたMISSION:44「赤いサーカス」ではバスジャックにあってしまったアーニャの首に爆弾が付けられるスリリングな展開に!11月22日(土)放送のMISSION:45でも大活躍の アーニャ役・種﨑敦美さん、ダミアン・デズモンド役・藤原夏海さん、ベッキー・ブラックベル役・加藤英美里さんにお話をお聞きしました。ロングインタビューのため、2週続けて前後編でお送りしますが、今回は前編です。
ダミアン×アーニャ×ベッキーの変化
──TVアニメ『SPY×FAMILY』の放送がスタートしてから、インタビューを行ってきましたが、ダミアン役の藤原さんは今回が初登場です。ダミアンというキャラクターについて、お聞かせください。
ダミアン・デズモンド役・藤原夏海さん(以下、藤原):最初は「この子は、何て悪ガキなんだ!」という印象でした。でも回を重ねていくうちに、彼の持つ男気やまっすぐな性格に、私自身もどんどん惹かれていくようになって、演じる上でも「もっと魅力的にしたい」と思えるようになりました。今では、ダミアンは嚙めば嚙むほど良さが出てくる男の子なんだなと感じています。
アーニャのことに関しても、アーニャのことはなんだか気にかかるけど、自分の成績や自分のことを優先したいとか、いろんな葛藤を抱えながら接しています。それでも、アーニャのことをやっぱりかまってしまう部分もあって、「すごく素敵だな。かっこいいな」と思いますね。
アーニャ・フォージャー役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):今までもわりとそうでしたけど、Season 3 になってから、ダミアンの沸点がより低いというか、反応が早い。今までみたいにワンクッション置くこともなく、アーニャの言動に即座に反応してくるようになったような気がしています。
ベッキー・ブラックベル役・加藤英美里さん(以下、加藤):確かに、前よりも感情的になりやすくなったのかもね。
藤原:そうかもしれないですね。ずっとつっこんでいる気がします。
加藤:アーニャに対して、恥ずかしい気持ちとか、自分のドギマギからゆえの感情がけっこう増えてきたからじゃない?
種﨑:Season 3のお話がたまたまトニトおばさんやバスジャックみたいな普段起きないことが起きていて、感情が出やすい状況だからなんですかね。
加藤:Season 3になって、ダミアンの家庭のことがいろいろ出てきますよね。ダミアンが家庭内でどういう立ち位置なのかを理解してきたから、ダミアンに対して今までとは違う感情移入をするようになった気がします。今までは偉い人のの息子というので、鼻につく男の子みたいな感じだったけど、ああいう家庭環境を知ることによって、ダミアンは頑張っているんだなということがすごく伝わってくる。
藤原:家庭の一息子としてね。
加藤:認められたいという気持ちがすごく出ているのがかわいくて、よしよししてあげたくなる。
藤原:お父さんに対して思うところやお母さんに対して思うところ、お兄様もそうですけど、そういうところがSeason 3はガッツリ見えてくる。
種﨑:お母さんのキャラも濃いですしね。
加藤、藤原:濃いね~
──ダミアン&アーニャの関係、それを見守るベッキーの関係が気になります。
加藤:ベッキーとしては、完全にアーニャがダミアンのことを好きだと思い込んでいるからね。
藤原:確かにめちゃくちゃ後押ししてくれていますよね。
加藤:学校内でああやって、友だちの恋を応援する女の子っていたから(笑)。
藤原:いました(笑)。
加藤:ちょっとおませで、アドバイスをするのが好きな女の子は演じていても楽しいですし、実際ちょっとかみ合っていない感じで3人の関係性が面白いなと思っています。
種﨑:その応援の仕方も「アーニャちゃん!」と大きな声で話すので、全部みんな聞こえている状態ですよね。
藤原:確かに(笑)。
加藤:コソコソしないで、大きな独り言になっているからね。けっこう周りにも勘違いされていそう(笑)。
一同:(笑)。


















































