
ゆめみたが日本、世界、さらには宇宙にいる“君”の人生を豊かにする。メンバー5人による2025年→2026年に向けた開花宣言。「ゆめみたのあゆみ」Blu-ray 発売&47都道府県制覇の旅 開催記念! 夢限大みゅーたいぷ 超ロングインタビュー
『バンドリ!』プロジェクトのバーチャル系新バンド・夢限大みゅーたいぷ(ゆめみた)が、初ライブから3rd LIVEまでの映像をパッケージした『ゆめみたのあゆみ』Blu-ray、1st Album『プログレス サイン』をそれぞれリリースする。
2025年12月24日リリースとなる待望のアルバム『プログレス サイン』には、“夢限”の未来へ進む決意を歌ったロックナンバー「アイの夢限」をはじめ、新進気鋭のsabio氏による「どんがらがっしゃん」や、トラックメイカー原口沙輔氏が手がけた「みゅーたんとミュータント」、TVアニメ『バンドリ! ゆめ∞みた』の解禁曲である「チューニング」(仲町あられさん&千石ユノさん作詞作曲)、それぞれのモチーフ曲などが収録。遊び心と情熱がいっぱい詰まった、さながらおもちゃ箱のようなワクワクな世界が広がっている。
さらに、これまでのライブの軌跡をまとめた「ゆめみたのあゆみ」Blu-ray(11月19日発売)には、伝説の初ライブ「めたもるふぉーぜ」(2024年8月/1000 CLUB)から、進化を見せた2nd LIVE「でぃすかばりー☆じゃーにー」(2025年2月/Zepp Shinjuku (TOKYO) 夜公演)、熱狂のファイナルを飾った3rd LIVE「ふりーてぃんぐ もーめんと」東京公演(2025年5月/Spotify O-EAST)までを収録。
これまでの集大成となるような作品のリリースを経て、TVアニメ化と47都道府県公演という“終わらない夢”へと進んでいく“ゆめみた”。アニメイトタイムズ初登場となるメンバーのVo. 仲町あられさん、Gt. 宮永ののかさん、Gt. 峰月律さん、Key. 藤都子さん、DJ&Mp. 千石ユノさんに、そのあゆみを教えてもらった。
お客さんも一緒にライブを作ってくれている感覚がある
──初ライブから3rd LIVEまで、文字通り"ゆめみたのあゆみ"を収めたBlu-rayについてのお話をまずはうかがえたらと思います。映像をご覧になって、どんな感想を持たれましたか?
峰月律さん(以下、峰月):まるくんの絵などパッケージにそれぞれのモチーフや衣装の要素が詰まっているのがすごくかわいくて。パッケージも含めてぜひ楽しんでもらいたいなって思っています。
仲町あられさん(以下、仲町):全部のライブのキービジュアルがぎゅっと詰まっていて、本当に可愛いパッケージだよね!
藤都子さん(以下、藤):個人的には、1st LIVEのキービジュアルを描かせてもらったので、真ん中に配置されていて感激しました。
──特に印象的だった部分というとどうでしょう?
宮永ののかさん(以下、宮永):ライブ中はどうしてもステージ上の景色しか見えていないので、映像を通して「こう見えてたんだ」って気づくことが多かったですね。5人の動きやリズムの取り方もそれぞれ違っていて、客観的に見るとすごく面白いんです。みんな同じ音楽をやってるのに、感じ方や表現の仕方が少しずつ違う。そういう個性が映像でわかるのが楽しかったです。
藤:たしかに。1st LIVEの頃はガチガチに緊張していたのが、2nd、3rdと進むにつれてステージを楽しめるようになっていって……その変化がすごくわかりやすいですよね。まとめて見ると成長の軌跡がちゃんと伝わると思います。
──千石さんは全体を俯瞰して見られる立場だと思いますが、どう感じられますか?
千石ユノさん(以下、千石):特に後列組は、前の3人を見ながら演奏しているので見ているつもりではあったんですけど、当時は自分のことで精一杯で、見えていなかった部分も多かったなって。こうやってBlu-rayで見返すと、「たった1年でこんなに変わったんだ」って驚きます。
いつもそのとき、その瞬間の精一杯をお届けしてきたつもりではあったのですが、一人ひとりに注目すると本当に変わったなって。お客さんも同じように感じてくれていると思うので、映像で改めてその変化を楽しんでもらいたいです。
──特に「ここが変わった」と思う部分はどんなところでしょう?
千石:表情ですね。1st LIVEの頃はステージの照明も暗めで、顔があまり映らないミステリアスな雰囲気だったんです。でも3rdでは、みんな笑顔がすごく増えていました。ステージ自体を楽しめるようになって、雰囲気もすごく明るくなったと思います。
仲町:1st LIVEから1年と少ししか経ってないんですよね。「これだけ変わるんだ」って自分たちでも驚きでした。ぼくはとにかく全力で歌って全力で動くことを最優先にしてるんですけど、気づいたら“天井突破してる”感があるんです(笑)。表情も、身体の使い方も、筋肉も(笑)。
一同:筋肉(笑)。
仲町:いつも筋肉の話をしちゃう(笑)。あと、1st LIVEのときはライブってどういうものか想像しかできなかったけど、今はステージ上でのコミュニケーションがすごく取れるようになったなって感じます。お互いの「こうしたい」が自然と伝わるようになってきました。
──これまでのライブや活動の中で、メンバーそれぞれが「これは忘れられない」と感じている出来事をひとつ挙げていただけますか?
仲町:やっぱり1st LIVEですね。あの日はラストに初披露の「コハク」があって、あの曲はぼくが作詞をさせていただいたのですが、曲に対する不安も、ライブステージに対する不安もあるしで「うわあ……!」ってなっている状況でした。
でもアンコールでお客さんの笑顔や熱を感じながら音楽を届けて、「あ、ライブってそうだ、これが楽しんだ!」って思えた瞬間でした。あの緊張感というのは、今でも夢に見ています(苦笑)。すごく大事な曲で、すごく大事な日でした。
──ステージから見たお客さんの景色はどんなものでしたか?
仲町:ぼくたち自身の顔があまり映らないような照明構成になっていた分、皆さんの顔の方が明るいんですよね(笑)。しっかり表情が見える。それも勇気になった部分というか。あたたかくて、心強かったです。
千石:本当に後ろの方まで見えました。むしろ向こうがステージなんじゃないかってくらい光が当たっていて(笑)。あたしたちは逆光だったんですけど、それでも客席全体が見渡せるくらい明るかったんですよね。
仲町:そうそう、ライブステージの構造もあってより見やすかったんですよね。「こんなに顔が見えるんだ!」って思いました。逆に、きっと客席側にいた皆さまからすると「こんなに顔見えないんだ!」と思っていたかもしれません(笑)。
──なるほど(笑)。峰月さんはいかがですか?
峰月:1st LIVEの時、私は「エンプティパペット」でヘドバンができなくて……なんだかひとりだけキテレツな動きになってたんです(笑)。みんなは上手にヘドバンしてるのに、私だけどうしてもできなくてすごく苦戦してました。でも3rdになると、ちょっとだけ上手くなっているかなっていう(笑)。その“ちょっと成長した感”を見るのが自分でも面白いです。
あと、縦ノリとか体の動かし方が全然違うんですよね。1st LIVEの時はまだ動きが小さくて、今見ると「えっこんなに静かだったの!?」って驚くくらい。でも3rdでは、もう自然に体が動くようになってて。そこはぜひ映像で見比べてもらえたら嬉しいです。
藤:3rd LIVEは初めて大阪・愛知での公演だったんです。私たち「ゆめみた」として初めての遠征ライブで、最初の公演が大阪だったかな。すっごく暑くて! リハのときからすごく暑かったんですけども、本番が始まって、お客さんの熱気がすごくて、最初の3曲くらいであられちゃんを見たらもう汗びっしょり(笑)。
仲町:(笑)。そうだった!
藤:でもそれくらい熱く迎えてくださって、本当に嬉しかったです。1st LIVEから2nd LIVEまではまだ手探り感があったけど、3rdではちゃんと“ライブバンド”としてステージに立っていたと思います。まだ1年経っていなかったですけど、それまでの経験がなかったらバテてたんじゃないかなって。
仲町:うん、臨死体験してたね(笑)。
峰月:あられちゃんと私は、あの時、ほんの一瞬別世界に魂が飛ばされたんですよ(笑)。それくらい本当に熱かったです。でも身体は止まらない。これが音楽なんだ、ロックなんだ、って。あれは本当に忘れられない体験でした。
千石:あれは本当にすごかった。
宮永:うんうん!
仲町:あの日がなければ、東京公演は違うものになっていたと思います。
千石:東京公演だけなんですけど、幕間の映像もちゃんと入っています。噂の夢幻戦隊むーたいぷさんの姿が映っているかもしれません……! あたしたちは3rd LIVEではお会いできてはいないのですが!
仲町:ののちゃんは会ってるけど、ぼくたちは会えていないもんね。知らない人が乱入したとか……?
千石:1回だけ対談したんですけどね。それ以来会ってないので……。
──(笑)。また会いたいですか?
仲町:そうですね。またお会いしたいです(笑)。
──あらためて仲町さんご自身の中で、これまでの「歩み」を振り返ってみていかがですか?
仲町:やっぱり1st・2nd・3rdと重ねていく中で、ぼくたちだけじゃなく、お客さんの表情もどんどん柔らかくなっていったのが印象的でした。Blu-rayになることで、その時の皆さんの顔を“記憶”だけではなく、映像でしっかり見られるのが本当に嬉しいです。
ぼくはライブ自体気持ちを重ね合わせて、交換する場所だと思うんですよね。回数を重ねるたびに、ぼく自身も知らなかった自分を見つけていける場所なんじゃないかなとも思っています。だからこそ、この映像作品のタイトルが『あゆみ』であることが、すごくしっくりきます。大好きなタイトルです。
──ライブBlu-rayは集大成でありながらも、新しくゆめみたに出会うファンの方にとっても“入門編”のような作品になる気がします。初めて観る方に向けて、注目してもらいたいところはありますか?
仲町:やっぱり「みんな初心者から始めた」というところですね。音楽経験はあるものの担当楽器は初挑戦。だからこそ、少しずつ上達していく姿も含めて“リアルな成長”を見ていただけると思います。一緒に音楽を楽しめる点が共感してもらえるポイントなのかなと思っています。
宮永:やっぱり、お客さんも一緒にライブを作ってくれている感覚がすごくあります。
仲町:うんうん。
峰月:ライブを重ねるたびに、お客さんの声もどんどん大きくなっていっていて。最初の頃よりも、「耳割れるんじゃないか!?」って思うくらいの声量で応援してくださるんです。私たちは日常的に配信活動もしているので、「昨日まで配信で見てた人が、今日はステージで歌ってる!」みたいな身近さもあるのかなって。
あと、楽器を1から始めたので、「ここまで弾けるようになったんだ!」と親目線で見守ってくれている方も多いんです。それと配信だけ見ていて、今回が初めての生ライブという方も本当に多くて……いろいろな層の方が来てくれているので、毎回「次はどんなお客さんが来てくれるんだろう」って楽しみです。
藤:ライブを見たことがない方でも、今回のBlu-rayを観ていただくと、きっと私たちの活動の雰囲気が伝わると思います。私たちは普段から「振り返り配信」や「直前配信」などもやっているので、Blu-rayを観たあとでその配信を見返してもらうと、楽屋裏やリハの空気も含めて、より深く楽しめるんじゃないかなって。そういう相乗効果があると思います。
宮永:すごく活動している気がしているんですけど、実はまだデビューして2年経ってないんですよね。2025年11月でようやく2周年。長いようで、まだまだこれから。ライブや映像、配信を通して、これまでの「ゆめみた」も、これからの「ゆめみた」も楽しんでほしいです。
藤:コール&レスポンスは一応あるんですけど、己の魂に従って動けば楽しいと思うんです。きっと「知らないからどうしよう、怖い!」ってなることもないと思うんですよね。
仲町:うんうん。なんならそういう雰囲気は、もっともっと努力して、ぼくたちが作り上げていきたいよね。
一同:うんうん。
仲町:(努力を)していたつもりではあったんですけど、もっともっと、そういうライブ作りをしていきたいです。
──実際に映像で拝見しても、ライブの空気が本当に楽しそうなんですよ。バラエティに富んでいて、夢限大の楽しみ方ができるアーティストですよね。おもちゃ箱をひっくり返したかのような……。
仲町:嬉しいです、ありがとうございます! そう言っていただけると励みになります。「おもちゃ箱」って表現が好きなんですよ(笑)。
藤:わかる(笑)。以前りっちゃんが「バイキング」って表現をしていて……。
峰月:なんでもアリなんです(笑)。個性が全員バラバラで、音楽もバラバラ。やっていることにもバラエティもあればシリアスもあるし、「バイキングみたい」って。まさにおもちゃ箱でもありますよね。
宮永:面白そうなことは全部やってみよう!っていう空気があるから、いろいろなことに挑戦ができる。思いついたらすぐ動けるこの自由な雰囲気が、すごく好きです。
仲町:好きです。
──楽しいだけじゃなく、しっとり、優しく寄り添ってくれるのもまたゆめみたの魅力だと思います。
仲町:ありがとうございます。まさにそこが「ゆめみた」のテーマでもあります。音楽でも”夢限大”、感情でも”夢限大”!
──では先日開催された4th LIVE「アンロック・ザ・フューチャー」についてもうかがわせてください。
藤:4thは、準備段階からすでに気合いが違いましたね。もちろん1st LIVEから毎回全力なんですけど、今回は“節目となるライブ”という意識が強くて。セットリストや演出、幕間の映像まで、「いよいよか」って感じがありましたね。
仲町:そうだよね。なんとなく1st LIVEの頃から、4th LIVEのおおまかな構想はあったんです。“やっとここまで来た!”って気持ちでした。
宮永:4th LIVEは「ゆめみた」にとってすごく大きな意味を持つライブになる、という話を前から聞いていたこともあって、ずっと“遠い未来の話”のように感じていたんです。でも気づいたらもうその日が目前で。時間が経つのって本当に早いなって思いました。
千石:ね、あっという間だったよね。1st LIVEからたくさんやらせてもらっていたので4th LIVEから1か月空くことがほぼなかったんですよ。
仲町:そうそう! 約半年かけて対バンがあったから、ほぼ毎月ライブをさせてもらってたよね!! だから、その分4th LIVEへの準備期間がすごく濃かったし、みんなでしっかり気持ちを高めていけたと思います。
ぼくたちにとっても良かったなと思える4th LIVEになったと思います。お客さんにもたくさん理解していただいて、支えてもらって。感謝しかないです。本当にありがとうございます。






























