
“令和の峰不二子”が“令和のキューティハニー”に変身!ショートドラマ『キューティーハニー BELOVED ENEMY』阿部なつきさん、橋本梨菜さんインタビュー
11パターンの衣装チェンジ! お気に入りの衣装は?
──阿部さんは様々な職業の役柄を演じていましたよね。
阿部:全部で11パターンぐらい着替えたんですけど、OLやプロレスラー、オタクまでとても幅広くて。一つ一つに合わせて、声のトーンや表情を作るのはものすごく意識しましたし、正直難しかったです。
──監督から要望は?
阿部:自由にやらせていただきました。ガンガン自分のままにできたかなと思います。
橋本:私は、悪役だからこそ怒ったり、キレたり、叫んでるシーンがすごく多かったですね。現場ではずっと声が大きかったと思います(笑)。あとは、変身した時は仮面をつけて戦ってるので視界がすごく狭くて……。その中でのアクションは苦戦した部分でしたね。
──この衣装でアクション……難しそうですね。
橋本:練習の時は動きやすい格好で練習をして、いい感じになったと思っていたのですが、やっぱり本番で衣装を着ているとウィッグやヒールというのもあって、動きとしては難しい挑戦でした。
──視界が悪いとお話していましたね。
橋本:それが一番大変だったかなとは思います。剣を振り回すとか、めっちゃかっこよく決めているつもりが、自分の剣が自分に刺さるみたいな瞬間もありました(笑)。
──橋本さんからアクションシーンの話がありましたが、阿部さんはアクションシーン初挑戦ですよね。
阿部:初めてだったので、アクション指導がみっちり丸一日あったんですけど、一日で覚えられるのか? っていう不安はありました。ですが実は私、剣道を小学校の時に習っていて、初段を持ってるので剣の扱いはアクション監督に褒めていただけて、ものすごく嬉しかったです。
──阿部さんは11パターン着替えたといっていましたが、特にどの衣装がお気に入りですか?
阿部:本当にどれも可愛すぎて……。正直選べないのですが、まずはこのキューティーハニーの衣装ですね。原作と近いし、この衣装を着るために少しだけ太って、女性らしいメリハリのあるボディを作るのを意識しました。
あとはプロレスラーの衣装も好きです。キラキラとしたシルバーで可愛い衣装なのですが、演技では口調を荒くしていて、そのギャップも見どころかなと思ってます。
──橋本さんは悪役として仮面なども着用していますが。
橋本:あまりこういう衣装を着る機会がないので、普段の自分と全く違った役になれるのが楽しかったです。仮面をつけて、ウィッグをかぶって全身ボディースーツを着ると悪役になれるというか、気分が入れ替わるのが楽しかったです。
──見られる職業をしているお二人から見て、今回の衣装はどうでしょう?
阿部:想像してたハニーでかわいらしいなっていうのは大前提でありつつ、私はくびれを褒めていただくことが多いし、そういうのがわかる洋服を着ることが多いんですけど、まさにこのラインとかはすごくくびれを綺麗に見せてくれるなと思って、お気に入りです。
橋本:本当に数センチ単位でいろんなところをちょっとずつ変えてくれましたね。「こっちの方が細く見えるんじゃないか」「こっちの方が動いた時に安定するんじゃないか」とか。 動くのでギチギチすぎても厳しいのですが、でもゆとりがあるよりはぴったりしてる方が綺麗に見えるので、素材とかもこだわって作ってもらいました。
“令和のキューティハニー”は男性だけでなく女性にも見てほしい
──演技という仕事の印象は?
阿部:私は演技の経験が 2年ぐらいなんですけど、一番好きなお仕事と言っても過言じゃないです。元々、喜怒哀楽がはっきりしてて、感情を出すことが得意な方ではあるので、そこを仕事にできるっていうのと、台本を読んで役をイメージする時間も集中できて、すごく大好きなお仕事です。
橋本:普段の橋本梨菜とは全く違う人間になれるのが一つの魅力かなと思っています。あと、私的には今までで一番セリフを覚えたんじゃないかなと思います。限られたスケジュールの中で整理しながらセリフ覚える方法を見つけた気がするので、新しい役にも挑戦してみたいなと思いました。やっぱり達成感があるので、そういうところも好きです。
──これからやりたい役柄はありますか?
阿部:この子と言ったらこういう演技っていうのを皆さんに覚えてもらえるように、あざとい役をやりたいです。男性を翻弄するような役とかにも挑戦してみたいなと思います。今回のようにショートドラマで演技することが多いのですが、これからは長尺のドラマや映画もやれたら嬉しいなと思います。
橋本:この見た目なので、割とギャルっぽい役だったり、悪役とかが多いんですけど、自分がやらなそうな役をやってみたいですね。あとはやらなそうではないんですけど、マフィアとかやりたいです(笑)。
──愛や平和というテーマのドラマでしたが、撮影を通じて得られたものがあれば教えてください。
阿部:ハニーからはすごく力強さを感じています。今って、SNSなどに影響されて、周りの風潮に知らないうちに流されてるしまってることもあるけど、ハニーは自分の正義を貫いていて、すごくかっこいいなって思いました。それに可愛らしさもあって、自分の正義を押し付けてる感じもしなくて。そういう女性に私もなりたいなと思いました。
橋本:時代がいろいろ変わって、考え方とかいろんなことが変わっているけど、昔から愛とか平和っていうのは変わらないじゃないですか。そういったことを思い出させてもらえるような作品だったなと思います。
女性が強いし、輝けるっていうのは、この作品を通して皆さんに伝えられることなんじゃないかなと思います。
──最後に、これから作品を見る方に向けてメッセージをお願いします。
阿部:ハニーの女性としての強さがすごくわかる作品で、まさに令和のキューティーハニーだなというものになっていると思います。そんな素敵な女性を演じられてものすごく嬉しかったです。男性はもちろん、女性にも楽しみに見ていただきたいなと思います。
橋本:「キューティーハニーってセクシーだよね」「アニメ面白かったよね」っていう感覚だけじゃなく、今時に作られてる部分もすごく多くて、男性だけじゃなくて女性が見た時も違った観点で背中を押してもらえるような作品かなと思います。ぜひ見ていただきたいです。
──ありがとうございました!
メディアギャラリー
作品情報
あらすじ
キャスト
黒尾豹子:橋本梨菜
秋夏子:北村優衣
早見青児:清水元太
常似ミハル:片山陽加
原田面太郎:谷沢龍馬
田中良治:大岩世奈
如月猛:加藤大騎
覆面男A:島野知也
覆面男B:木村光
借金取りの男:宇田川宰
団兵衛:カズマ・スパーキング
順平:平仁
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