
「静降想」は燈の今を反映して“叫び”を入れずに歌った――MyGO!!!!! 8th Single「静降想」羊宮妃那さん・立石凛さん・青木陽菜さん インタビュー|8th LIVEは「新しい一歩を踏み出すタイミング」
『バンドリ!』プロジェクトに登場するバンドの一つとして、精力的に活動を続ける「MyGO!!!!!」。
楽曲リリースはもちろん、Ave Mujicaとの合同ライブ、2度目となるZEPP TOURの開催、「Animelo Summer Live 2025」への出演など、2025年もさまざまな活躍を見せ、ファンを魅了しました。
そんなMyGO!!!!!の8th Single「静降想(サイレント)」が、2025年12月3日(水)にリリースとなることを記念し、高松燈役・羊宮妃那さん、千早愛音役・立石凛さん、要楽奈役・青木陽菜さんにインタビューを実施!
「静降想」と、Aqua Timezの太志さん・大介さん提供のカップリング曲「エガクミライ」に込めた想いを伺ったほか、今年のライブイベントを振り返っての感想や、開催を目前に控える8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」への意気込みなどを語っていただきました。
「わかれ道の、その先へ」を経ての想いも盛り込んだ、2度目のZEPP TOUR
――前回インタビューさせていただいた際は、ZEPP TOUR 2025「心のはしを辿って」の折り返しのところでした(2025年7月ごろ)。そこから愛知公演、千秋楽の北海道公演を終えて、個人的に成長・変化を感じた点や、印象に残っている出来事などをお聞かせください。
羊宮妃那さん(以下、羊宮):このツアーで初披露した「往欄印(おうらい)」は、「会いに行くよ」というような感情を持つ楽曲で、そういったことも歌える燈ちゃんになったんじゃないかなと思います。
また、前回のツアーはテーマがすごくしっかりとしていて、そこの成長とどう繋ぎあわせていくのかに重きを置いていたんですが、今回は「わかれ道の、その先へ」(Ave Mujicaとの合同ライブ)を経て、という意味で、お客さん一人ひとりに対する想いが強くなった気がします。
立石凛さん(以下、立石):ツアー2回目ということで、「ZeppでのMyGO!!!!!のライブの形」がちょっとずつできてきたかなと感じました。今回の「往欄印」もシンガロングがあったりと、熱い曲もすごく多いバンドなので、お客さんとの距離が近いZeppという会場はすごく合っているなと思いました。1回目のツアーに比べて、少し余裕が出てきた分、Zeppでの盛り上げ方や自分の楽しみ方などが、個人的には見えた気がしています。
青木陽菜さん(以下、青木):去年のツアー後からは、7th LIVE「こたえなんてなくても」、「Avoid Note」(トゲナシトゲアリとの対バン)、Ave Mujicaとの合同ライブ「わかれ道の、その先へ」と、いろんな会場でやってきましたが、ライブハウスでやるのは久々だったので、「あ、こんな感じだったな」と一発目の東京でやっと思い出した感じでしたが、そこからZEPPの感覚をすぐ取り戻すことができたのは成長した点かなと思います。
やっぱり(お客さんとの)距離が近いというのは嬉しいですし、初めてライブで行けた北海道もお客さんがすごく熱狂的で、最後までずっと燃えることができたツアーだったなと思います。去年に引き続き、すごく幸せな期間でした。
――今、青木さんからお話があった千秋楽公演はいかがでしたか?
立石:楽しかったです。私たちも成長しているし、お客さんも「往欄印で歌うぞ!」と準備ばっちりという感じで。一緒に4公演回ってくださった方もいらっしゃって、最後ということもあり、「楽しむぞ!」という熱い気持ちを一番強く感じました。
――Zeppでのライブの形というお話もありましたが、お客さんから受けるものも、大きい会場とZeppではやはり変わってくるものなんでしょうか?
立石:変わりますね。ZEPPって、お客さんの顔がすごく見えるなと改めて感じました。
青木:見える!
立石:ひなちゃん(青木)が言っていたように、ちょっと久しぶりだったので、東京で実際にステージに立ったときに、「めっちゃ見えるな!」とビックリしてしまって(笑)。アリーナなども違う緊張感や良さがあるんですが、やっぱり顔が見えたほうが一体感が出るので、MyGO!!!!!には合っているなと思います。
羊宮:私も、やっぱり違いはあるなと思います。どうしても大きい箱のほうが、お客さんとの距離がしっかり取れているので「返り(イヤモニに返ってくる音)」とかも乗りづらくなる分、歌いやすさはあります。でもお客さんの熱気という面では、ZEPPのほうが直に熱気を感じやすいです。
――お客さんの顔がよく見えるからこそ、歌っている最中に生まれる感情もまた変わってきたり?
羊宮:そういったこともあるにはあるんですが、それ以上に「4公演を通してツアーを完成させる」ということを念頭に置いていました。気持ちが爆発したからといって、そこで大きく変えてしまうと、次の公演の成長をどうするかが問題になってくるので、そこはやっぱりキャラクター・作品ありきのものとして、自分から生まれるものはあまり関与せずに、ステージに立つようにしています。
――なるほど。ちなみに前回のインタビューで伺った際は公演の折り返しということもあり作り上げている途中とおっしゃっていましたが、実際、4公演を通して“完成”した手応えはありましたか?
羊宮:今回は自分にとって、公演ごとに結構トラブルがあったんですが(笑)、それを乗り越えて演じきれたかなと思います。

















































