東映アニメーション×DeNA×東京藝術大学によるクリエイターズレーベル「GREEN OCEAN」が手掛ける『銀河鉄道999』のMVが初公開！　12月21日まで横浜スタジアムで展示イベントを開催中

横浜スタジアムと横浜公園を中心に2025年12月25日まで開催されている「BALLPARK Xmas YOKOHAMA KANNAI 2025」内で、12月13日〜21日まで、東映アニメーションが出展を行っています。

出展エリアでは、東映アニメーション×DeNA×東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻企画開発研究室によるクリエイターズレーベル「GREEN OCEAN」第二弾作品として『銀河鉄道999』のMVを発表。さらに『銀河鉄道999』のフォトスポット、『楽園追放』『怪獣デコード』の3D展示、これまでの活動で制作したMVのパネル展示などを実施しています。

初日となる13日には今回のMVを制作した東京藝術大学の修了生であるクリエイター・G子さん、プロジェクトを立ち上げた東映アニメーションプロデューサーの野口光一さんも訪れていたので、コメント取材を実施。会場の様子とクリエイターコメントの両方をお届けしていきます。

来場者に大人気の『銀河鉄道999』フォトスポットや、新進気鋭のクリエイターによる初披露のMVにお客さんも大興奮！

大きな『銀河鉄道999』のパネルが目を引く東映アニメーションエリア。鉄郎、メーテル、車掌のスタンディパネルも用意されており、大人から子どもまで、たくさんの人たちがひっきりなしに撮影を楽しんでいました。

その隣、ブース内のモニターでは今回の目玉であり、初公開となるGREEN OCEAN制作の『銀河鉄道999』MVがお披露目。『銀河鉄道999』の世界観をモチーフに、新進気鋭のクリエイターの感性によって作られた映像を見ることができます。

水彩画のようなタッチで繊細に描かれる、999に乗り込んだ二人の物語が、様々なアニメ、ゲームミュージックを歌唱しているシンガー・KOCHOさんの優しい歌声とあわせて紡がれていきます。

映像を制作したG子さんに話を伺うと、今回のMVは「あの列車にいた誰かの話」をテーマに、『銀河鉄道999』でも描かれていた交流・別れ・成長といったものを描いたそう。

当時の映像の画角である4：3にこだわり、劇場版の演出のオマージュなども含め、綺麗だと思ったものを詰め込んだともコメント。さらにサビのエフェクト表現や背景の星空はアルミホイルに穴をあけて、光の瞬きとして撮影して合成したり、宇宙のシーンでは部屋を真っ暗にして撮影してからデジタル合成するなど、アナログとデジタルの手法を組み合わせた、藝大クリエイターたちによる感性や現在の技術を活用した映像作りを行っていったそうです。

東映アニメーションの野口さんも最初4：3で映像制作を行うと聞いた時は驚いたそうですが、『銀河鉄道999』を美しく描くには絶対4：3であるべきというG子さんの熱意に説得され、GOサインを出したと笑いながら語ってくれました。

▲写真左が東映アニメーションプロデューサーの野口光一さん。哲郎のパネルを持っているのがクリエイターのG子さん。

制作に携わったクリエイターたちのコメントも展示されていたので、こちらも必見です。

会場内では他にもGREEN OCEAN設立前に制作したものから設立後に制作した作品のパネルが飾られています。

2023年に行われた『銀河鉄道999』新ミュージックビデオ制作プロジェクトのMV、2024年11月17日に開催された『楽園追放』のイベントで上映されたプロモーション映像の原画イラストがズラリ。実際の映像はYouTubeでも公開されているので、ぜひ、GREEN OCEANのHPから映像を見てみてください。

GREEN OCEAN公式サイト

さらに写真では伝わり辛いですが、角度を変えるとキャラクターが変わる3D映像や、『楽園追放』よりアンジェラの3Dダンス映像、『怪獣デコード』の怪獣3Dモデルといった3Dを活かした展示も行われていました。

これらは今週末、12月21日までの期間限定の展示となっていますので、ぜひ横浜スタジアムまで足を運んでみてください！

BALLPARK Xmas YOKOHAMA KANNAI 2025

[取材・文・写真：二城利月]