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冬アニメ『穏やか貴族』斉藤壮馬インタビュー

梅原裕一郎さんとの掛け合いで自然とリゼルとジルのテンポ感が生まれるーー『穏やか貴族の休暇のすすめ。』リゼル役・斉藤壮馬さんインタビュー

ふたりが喋れば自然とリゼルとジルのテンポ感になる

ーーリゼルの相棒となるジルの印象をお聞かせください。

斉藤:ジルはリゼルにとって“なくてはならない相棒”となります。彼は冒険者としてはソロで迷宮を踏破できてしまうくらいの実力者です。逆に、人とつるむのがあまり好きではなく、どこか孤高の人のように感じるのですが、意外と面倒見が良いんですよね。リゼルが面倒見られ上手な部分もあるかもしれませんが、それでもふたりは良いバディだなと思います。

この作品は(ふたりの)会話劇が主軸であるものの、序盤を過ぎるとリゼルはあまりジルに説明しなくなり、ジルもその考えを察せられるようになります。みなまで言わなくとも、発想が共有できていると言いますか。そういう意味では、ふたりは発想のスタート地点が似ているんじゃないかなと思います。

ただ、その発想をどう使うのかで大きく異なるんですよね。実際、ジルはリゼルの考えを納得はできないけど理解はできるみたいに接することが多いですし、ジルのそういった部分にリゼル自身も頼っているのかなと。なので、非常に面倒見が良く、頼りがいがある人だなと思っています。

ーー根本で似たところがあるのかも?

斉藤:発想自体を抱かなければ、理解したうえで乗る乗らないという選択肢すら抱けないはずなので、気質は似ていないと思いますけど、発想の種みたいなところは共通したものがあるのかもしれません。

ーージルはリゼルと出会ったことで、ツッコんだり、いじられるようになったりして。

斉藤:そうですね。天然なのか、計算なのか、掴みどころがありませんが、リゼルはあまりツッコまない人ですからね。そうすると必然的にジルがツッコまざるを得ないです(笑)。とは言っても、ツッコミというよりはボヤキに近いですね。そんなにテンションが上がりすぎない感じがリゼルとしても心地良いのかなと思いました。

ーー梅原さんの演技をご覧になっていかがでしたか?

斉藤:梅ちゃんとは6年くらいこのバディで掛け合いをしているので、今回の収録で新しいことが特別あったという感覚はそこまでなかったかもしれません。それでも、やっぱり梅ちゃん自身が非常に穏やかな人なので「こういう掛け合いをしよう」みたいな話を一切することはなくとも、ふたりが喋れば自然とリゼルとジルのテンポ感になるものだなと。僕自身、隣に彼がいてくれることで非常に穏やかな気持ちで収録に挑めました。

ーーほかの方と一緒に収録ができるのはアニメならではなのかなと思いまして。

斉藤:たしかに、そうですね。ドラマCDとかは基本的に集まれる人で録っていくので、今回のアニメーションで初めてお芝居を聞ける方もいらっしゃって。やはり会話劇が主軸となる作品なので、なるべくみんなで録れるようにスケジュールを調整してくださったのはありがたいことです。

ーーリゼルとジルは徐々に距離を縮めていきますが、先ほどのお話のように距離感も演じていく中で自然と?

斉藤:話が進んだ通りにやっています。この作品はロジカルに作り込みすぎると穏やかさを感じられる隙間が生まれないと思っていますし、だからこそガチガチに決め込まないほうがニュートラルな距離感になるのではないかと考えて収録していました。

穏やかな空気に動きを加えるキャラクターたち

ーー今作は癒し系異世界冒険ということで、作中で「癒し」を感じた瞬間、キャラクターがいればお聞かせください。

斉藤:鳥海(浩輔)さんが演じるレイです。この作品は基本的にレイとイレヴン、あとインサイが比較的テンションが高く、初期のリゼルチームはそこまで声を出す人がいません。そんな中、レイは貴族でありながらノリが良く、そして曲者である、という個人的に好きなキャラクターです。鳥海さんの朗らかさと言いますか、朗らかだけどどこか食えない人であり、掴みきれない曲者感が非常に素敵だと思っています。

物語的にもレイが出てくると“動”のリズムが生まれてくるんですよね。リゼルとジルの穏やかな会話に、ほかのキャラクターが絡むことで物語に起伏が生まれるというのは掛け合いならではの楽しみがあって、そういう意味で癒されるなと思いました。ひとりで録っているとこういうグルーヴ感はなかなか出せないので、改めて人がいてくれるのは助かるし、癒されるなと思いました。

ーーそのほかのキャラクターたちについてもお聞かせください。

斉藤:原作をご覧になっている方はわかると思いますが、イレヴンは今回のアニメーションだと後半から活躍するキャラクターですので、まだまだ謎が多いところを楽しみにしてもらいたいと思います。

スタッドは若い青年でありながら非常にクレバーであり、仕事人間です。氷使いという特性も相まって、物事を実務的に淡々と処理していきますが、リゼルに心酔し始めてからは非常にかわいらしくなります。表情は変わらずとも、実は感情が豊かに動いていて、リゼルからしても、ジャッジとともに年下のかわいい子のひとりなのかもしれません。

斉藤:ジャッジはリゼルが異世界にやってきて、かなり初期に出会う人物です。優れた鑑定眼を持ちながらもまだまだ自分に自信が持てない若者ですが、リゼルは彼の腕を見抜き、パーティーのメンバーではないものの、リゼルチームの一員として深く関わっていくことになります。

気弱でありながら意外と芯が強い部分もあって、彼もまた通り一遍ではない色々な表情を見せてくれて。どうしてもリゼル目線になってしまうんですけど、リゼルから見たらスタッドとジャッジは将来性というか、これからさらに素敵な大人になっていくんだろうなという眼差しを向けていることがすごく感じられます。

ーーそんなキャラクターたちを演じるキャストのみなさんとの収録の雰囲気はいかがでしたか?

斉藤:穏やかでした。例えばなにかを議論するとか、そういうことは一度たりともなかったです。みなさんが各々の時間を過ごされていました。

収録自体スムーズでしたし、みなさん手練れなので、休憩中はリラックスして、本番が始まったらきちんと仕事をして帰るという現場でしたね。非常に優良進行だったと思います。

ーーみなさん、これまで演じてきた作品・キャラクターというのは大きく影響していそうですね。

斉藤:それもあるでしょうし、この作品はものすごく原作と違うアプローチをするというよりは、原作の穏やかな雰囲気を踏襲した穏やかなフィルムを作ろうというコンセプトです。みんな、そのコンセンサスがとれていたおかげで、あまり悩まずに演じられたんじゃないかなと思いますね。

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