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TVアニメ『呪術廻戦』第3期 小松未可子×井上麻里奈が語る禪院姉妹【インタビュー】

「呪い」を断ち切り、すべてを壊す。禪院姉妹の“魂”は最期まで美しかった――TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」連載インタビュー第6回:禪院真希役・小松未可子さん×禪院真依役・井上麻里奈さん

TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」が、2026年1月8日(木)より放送中です。

放送にあわせ、アニメイトタイムズでは連載インタビューを実施。第6回は禪院真希役・小松未可子さん、禪院真依役・井上麻里奈さんの登場です。第51話では、ふたりに訪れる残酷な運命が描かれ、SNSでも大きな反響を呼びました。

「禪院家」という特異な環境の中で、互いを支えながらも、すれ違い続けた真希と真依。ふたりのこれまで、第51話のアフレコ、小松さんと井上さんは姉妹の愛をどう受け取り、どう演じたのか? おふたりがそれぞれの言葉で語る「禪院姉妹の美しさ」とは?

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呪術廻戦 死滅回游
2018年10月31日。ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。そこに単独で乗り込む現代最強の呪術師・五条悟。だが、そこには五条の封印を目論む呪詛師・呪霊達が待ち構えていた。渋谷に集結する虎杖悠仁ら、数多くの呪術師たち。かつてない大規模な呪い合い「渋谷事変」が始まる―。そして戦いは、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。無情にも、刃を向ける乙骨。加速していく呪いの混沌。同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が始まる——作品名呪術廻戦死滅回游放送形態TVアニメシリーズ呪術廻戦スケジュール前編:2026年1月8日(木)~MBS/TBS系28局”スーパーアニメイズムTURBO”枠にてキャスト虎杖悠仁:榎木淳弥伏黒恵:内田雄馬禪院真希:小松未可子パンダ:関智一乙骨憂太:緒方恵美脹相:浪川大輔九十九由基:日髙のり子天元:榊原良子秤金次:中井和哉星綺羅羅:榊原優希禪院直哉:遊佐浩二日車寛見:杉田智和髙羽史彦:鶴岡聡レジィ・スター:青山...

「渋谷事変」で感じた真希の限界

禪院真依役・井上麻里奈(以下、井上):(小松さんへ)あとはよろしくお願いします。

禪院真希役・小松未可子(以下、小松):いやいや!

井上:だって真依は……。

ーー視聴者も急展開に驚いたのではないでしょうか。

井上:「急だな!」と思いますよね。「一方その頃」という感じで、とんでもない状況からスタートしましたから。

小松:驚きますよね。

井上:サイドストーリーというか、いつか京都校側のお話も見てみたいです。

ーー第1期「京都姉妹校交流会編」で真希と真依の邂逅が描かれてから、約5年が経過しました。

井上:世の中の盛り上がりも凄いですし、もっと長くやっているような感覚があります。第1期は分散収録の時期だったので、真希の声も知らないまま演じていました。

小松:声を知らないキャラクターが沢山いましたよね。

井上:普段からネットやSNSでも作品のニュースをよく見かけますね。「知らない間にこんな所やあんな所とコラボしてるんだ!」とか(笑)。

小松:意外と真希も出ていない期間がありますからね!(笑)

ーー(笑)。小松さん演じる真希は「渋谷事変」にて、重症を負ってしまいました。

小松:なんとか生還できて良かったです。「渋谷事変」では、キャラクターたちが意外な組み合わせで共闘していたことも印象的でした。真希もナナミン(七海建人)や禪院直毘人と同じチームで。

ーー特級呪霊・陀艮との戦いですね。綺麗な海でロケーションも良かったです。

小松:良いロケーションでボコボコにされ、甚爾(禪院甚爾)まで乱入して、禪院家総出みたいな状況になっていました。真希にとっては、何度目かわからない絶望というか。「自分ひとりの力ではこれ以上強くなれない」という挫折を味わったと思います。

瀕死の状態から復活できて良かったとは思いつつ、退場したメインのキャラクターたちも多くて、個人的にも衝撃が大きかったです。

井上:私はメカ丸をずっと応援していました。彼の最後を看取ることができなかったのは、京都校の一員としても苦しかったですね。

複雑なようでシンプルな姉妹関係

ーー姉妹であるふたりの複雑な関係性について、お聞きしたいです。

井上:複雑と思いきや、実はシンプルなのかもしれません。お互いが唯一無二で、相手のためを思って行動している。単純な姉妹愛というか。

ーーたしかに。

井上:もちろん禪院家の因習によって、捻じれに捻れてしまった関係ではあります。ただ、根本は「お互いが一番大事」に尽きるのかなって。最後の最後でそう思えるようになりました。それは、第1期で2人が対峙した際から察していたことでもあります。真依は真希に対して憎まれ口を叩いていて、「大っ嫌い」とまで言っていますが、私の中では「大好き」という想いを込めて演じたつもりでした。

皆さんに伝わっているかは分からないですが、私としてはあの時から言いたくて仕方なかったと思っていて。そこから姉妹の関係が描かれることはなかったですが、その間もお互いのために生きていることは変わりません。だからこそ、いつか姉妹の終わりがくることも分かっていた気がします。

いつかは真希に"託す”という想いで、真依は生きてきた。一方の真希はそれをずっと拒んで、ふたりで生きられる未来を作り上げようとしていました。真希の望む世界にならなかったのは、やっぱり辛いですが……。

ーー真依の「なんで一緒に落ちぶれてくれなかったの?」に対する真希の「きっと私達の正解だったんだろうな」というモノローグも印象的でした。

井上:真依にとっては、それが1番幸せだったかもしれないです。「術師としての未来がなくても、ただふたりでいられれば」って。でも真希は、自分や真依が不当に扱われることを拒み、より良い未来を作るために戦い続けてくれました。

小松:双子に生まれてしまったが故に、愛が“呪い”に変わってしまったというか。真希は家や血筋に抗うことが、生きる目標になっていた部分もあったと思います。唯一家族だと思えるような存在が真依で、自分と彼女のために全てを壊して、しがらみから抜け出したい。一方で、それよりも一緒に逃げ出したいという気持ちもあって。そのすれ違いが巡り巡って、最後は“託す”しかなくなってしまった。結果的には呪術や家の“あるべき形”になっているのも皮肉ですよね。でも、だからこそ壊せたのかなと。

ーー全てを壊すために、天与呪縛(フィジカルギフテッド)である真希に託すしかないというのは辛いですね。

小松:今の真希では無理で、真依の力がないと壊せない。それが分かっているからこそ、真希はずっと辛い戦いをしてきたのだと思います。真依の遺体を桃ちゃん(西宮 桃)に預けるシーンで真希は何を思ったんだろうと考えてしまいました。自分の使命を終えたというか、呪いを断ち切ること自体はできたと思うんです。ただ、何が今後の彼女の幸せになるのかは難しいですね。

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