
俺が離れている間に『アイドルマスター』はここまで大きくなっていたのか………! 千早の歌を通してシリーズが20年かけて歩んだ道筋を感じられた如月千早単独武道館公演「OathONE」1月25日公演レポート
2005年に全国のアミューズメント施設で稼働開始したアーケードゲームからスタートし、20周年を迎えた『アイドルマスター』シリーズ。
その初期から登場しているアイドルのひとり、如月千早の単独武道館公演「OathONE」が2026年1月に二日間開催されました。本稿ではその二日目となる1月25日(日)の公演をレポートします。
とは言ってみたものの、筆者にとっては今回の公演が『アイドルマスター』シリーズに触れるかなり久しぶりの機会。
最近はどこかシリーズ全体を遠くから見ているような感覚があったのでその魅力をお伝えできるか不安があったのですが、このイベントはそんな自分でも存分に楽しむことができたんです。加えて、自分が離れていた時間に『アイマス』がどんな歴史を紡いでいたのか……その時間に想いを馳せずにはいられなくなりました。
この20年間がっつり『アイマス』シリーズを追い続けていたみなさんには申し訳ないところではありますが、筆者のようにちょっと離れてしまったけれど……という方々に、いくつかの要素に絞って会場の雰囲気が伝わるよう当日の興奮などをお伝えできればと思います。
知らない曲があってもそこに込められた背景や物語を感じずにはいられない
開演時間の16時を回ると会場が暗くなり、一面がブルーのペンライトの光に包まれました。中央の円柱状のスクリーンではまるで海か宇宙かのような映像が上映されており、日本武道館全体がまるで別世界になったかのような幻想的な光景が広がりました。
そんな中に登場した千早が1曲目として歌ったのは「蒼い鳥」。今回のライブは「月光」「灯火」「静想」「煌庭」「凛音」「新誓」と題した6つのブロックに分かれており、そのひとつ目のブロックである「月光」がここからスタート。
「蒼い鳥」は『アイマス』に触れたことがある方なら1度は聴いたであろう名曲中の名曲ですが、筆者が覚えている当時よりもより迫力や深みが増しているような感覚があり、1曲目から『アイマス』というコンテンツ自体も千早というキャラクターも歩みをここまで進み続けていたのだなと思わされ、最初から一気に引き込まれてしまいました。
2曲目の「輝夜」は今回のライブのための新曲とのことでしたが、どこか郷愁を感じさせるようなメロディと優しい歌声で、この曲もまた千早というアイドルの歩んだ道筋を感じさせてくれるような印象。
「月下祭 ~la festa sotto la luna~」の後に次の楽曲のイントロが流れ出すと、その曲はなんと『学園アイドルマスター』に登場する月村手毬の楽曲「アイヴイ」。会場から歓声が沸くほどで、大きな盛り上がりを見せていました。
筆者は先述した通り『アイマス』から離れていた身なので後からその事実を知ったのですが、その後のMCで千早が語ったところによると以前のお仕事がきっかけで歌うことになったとのこと。筆者のような方でも、ここでシリーズ全体が広がっていることを実感して、新たなアイドルたちが登場する他のシリーズ作品への興味が沸くことと思います。
「灯火」ブロックでは「arcadia」「目が逢う瞬間」「静かな夜に願いを…」「スローモーション」の4曲が順番に披露されていきました。「目が逢う瞬間」の歌唱中に感じたのが、スクリーンで映し出されていた千早の表情の繊細さ。その表情変化の細かさに「今の『アイマス』はここまで進化しているのか……」と思わずにはいられませんでした。
そして、キャラクターの表情変化も凄まじかったのですが、本公演を通して感じたのは如月千早という存在があの日、あの場所に実体を持ってそこにいたのだという実在感。あれはゲームの中からキャラクターが飛び出してきた、もしくはゲームの中に自分たちが飛び込んだかのような感覚とは明らかに違いました。
本当に千早という存在が“居た”という感覚が一番近く、歌にしてもところどころで入るブレスが生っぽさや実在感を補強してくれていて、如月千早というアイドルのステージを実際に見に来たかのような体験をさせてもらったかのように今では思っています。そうとしか表現のしようがありません。
そうやって引き込まれていく内に、冬の時期にピッタリな「静かな夜に願いを...」「スローモーション」といった楽曲が次々と歌い上げられていきました。「スローモーション」は「アイヴイ」と同様に他のシリーズ作品の楽曲だったそうで、原曲は『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場する風野灯織のもの。
このイベント時点では知らない楽曲だったのにいつの間にか感極まってしまっており、千早によるカバーだと知った時にはこの曲を歌っているアイドルには一体どんな背景があったのだろうかと気になってしまいました。
そうやってひとつひとつの楽曲から背景や物語を感じられる部分はポイントで、筆者のように久々の『アイマス』だという方でもシリーズ20年分の歴史を感じて「あの曲を歌ったアイドルが知りたい」「あの曲はどの作品で歌われたのか」と気になってしまうはず。
その後は「静想」のブロックに移り、「眠り姫」「Little Match Girl」といった楽曲が披露されていきました。「Snow White」ではブルーに混ざってホワイトのペンライトの光も混ざり、会場全体で千早の歌の世界観を表現しているかのような空気に。
















































































