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春アニメ『バルよめ』猪股慧士インタビュー【連載第3回】

「これは大変なことになったぞ」──“髭有りヴェーオル”と“髭無しヴェーオル”は本来声を変えない予定だった?『姫騎士は蛮族の嫁』ヴェーオル役・猪股慧士さん第2話放送後インタビュー【短期連載第3回】

講談社「別冊少年マガジン」連載のコトバノリアキ先生による漫画・『姫騎士は蛮族の嫁』。本作のTVアニメが、2026年4月9日(木)より放送・配信中です!

“姫騎士”や“蛮族”、“嫁”といった気になるワードで構成された作品タイトルに加え、作品PVの第一声が「くっ、殺せ!」と強烈なものだったことから、注目していた方も多い本作。

アニメイトタイムズでは本作の放送に連動する形で、出演声優陣への短期連載インタビューを実施。第2話放送後のタイミングとなる今回は、ヴェーオル役の猪股慧士さん!

今回は第2話までを振り返りつつ、アフレコのエピソードなどを伺いました。さらには、髭を剃ったヴェーオルと髭の生えたヴェーオル……2パターンのお芝居についての裏話も。ぜひ、放送とあわせてお楽しみください!

 

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姫騎士は蛮族の嫁
西方のイルドレン王国が東方の蛮族征伐に乗り出して数百年――。王国最強と名高い“姫騎士”セラフィーナ・ド・ラヴィラントは、熾烈を極める東方征伐にて蛮族に敗れ、捕虜となってしまう。「…くっ、殺せ!」敗北した女騎士に待ち受けるのは陵辱の日々。……ではなく、蛮族王ヴェーオルとの結婚だった!熱烈に求婚されながらも、セラフィーナは強靱な意志で拒絶。しかし、異文化との接触、新たな出会い、そしてヴェーオルの素顔が、セラフィーナの心に変化を与えていき……!?姫騎士vs.蛮族王、元敵同士が紡ぐ異世界婚姻譚、開幕!!作品名姫騎士は蛮族の嫁放送形態TVアニメスケジュール2026年4月9日(木)~AT-X・TOKYOMXほかキャストセラフィーナ・ド・ラヴィラント:鈴代紗弓ヴェーオル:猪股慧士ツェツィ:菱川花菜アリッサ・マルシアス:豊崎愛生キマキ:富田美憂シディウス:神谷浩史ユファ:金元寿子ヴュフメーク:朝井彩加カルカ・ロト:小林裕介ニムハラ:久保ユリカヴァス:相馬康一グアス:菊池康弘バルハス:辻親八ナィレア:大地葉スタッフ原作:コトバノリアキ(講談社「別冊少年マガジン」連載)監督:田中孝行シリーズ構成:浅川美也メインキャラクターデザイン:菊池政芳キャラクターデザイン...

 

髭を剃ったヴェーオルの声は、元々は剃る前と変えない想定をしていた

──第2話までを振り返った感想や印象に残ったシーンを教えてください。

ヴェーオル役・猪股慧士さん(以下、猪股):第2話は第1話のあの衝撃のラストシーンの翌朝から始まりましたが、ここからセラはこれまでとは全く異なる常識を持つ世界での日々が始まります。それはもう驚きの連続のはずです。

第1話のヴェーオルは雄々しい……悪い奴ではなく強い奴というイメージで演じさせていただいて、最後の最後にセラを嫁として連れてきたと暴露するコミカルな要素が少しある程度でした。第2話では髭を剃るのですが、なんと髭を剃ると声まで変わるという、セラからの印象まで変わったシーンが一番印象に残っています。

そんなセラが、思った以上に面食いで乙女なところは見どころではないでしょうか。ヴェーオル以上にカッコいいと思う男性がセラの前には出てこないし、先々の原作を読んでいても「顔はいいんだよなぁ……」としみじみ語っているので、段々と髭が生えた状態も認めてもらえるようになるのかなと。

セラはヴェーオルの髭が生えると何故か冷めてしまってときめかない。むしろまた髭が生えると「なぜだ?」となってしまいます。ヴェーオルの髭は伸びるのが早くてたった3日で元に戻ってしまいますが、そのおかげでセラの可愛らしい部分が一気に見られたと思います。

第2話は登場人物も少ないので、セラのことをより知ることができたエピソードだったのかなとも思えて。彼女の本質的な部分も見られたし、ヴェーオルはヴェーオルで髭を剃ったところを見せられて……という部分が全体の見どころでした。

──髭を剃ったヴェーオルはまるで別人のようでしたが、演じられてみていかがでしたか?

猪股:元々は声を変えない方向性でいくはずだったんです。収録前のテストまでは髭を剃った後も声を変えずに通しでやっていたのですが、本番に入る前に「やっぱり髭を剃った状態はちょっとカッコいい声で聴いてみたい」とのお話をいただきました。やっぱり視聴者側からしても、セラだけがヴェーオルだとわかっていない方が面白いので、僕としてもそれはそうだよなと思いました。

セラは声が変わっていることから顔を見てもヴェーオルだと気付かない。だから、セラが想像するカッコいい男性をイメージしてやらせてもらったのですが、急遽だったので少し焦りましたね。自分の出せる範囲でヴェーオルのカッコいいところを出したらOKをもらえたのですが、そうなると今度は髭を剃っているか剃っていないかで声を使い分ける必要が出てきました。

髭がある時は第1話から披露している威厳のある声、髭を剃ったら少し艶のある声になる……そんなお芝居を2パターン用意しないといけないので「これは大変なことになったぞ」と思いましたね。とはいえ作品内のひとりのキャラクターで色々な変化をつけられるなんて役者冥利に尽きますし、普通はないことなのでありがたかったです。

──食事シーンは本作の大きな見どころのひとつですよね。

猪股:セラが竜の肉を見て「肉だと!?」とか「美味い!」とリアクションするのですが、あれが可愛いんですよね。ずっとセラは「なんだこれは!?」と言い続けるんです。「うんま!」のような料理漫画のようなリアクションもしなきゃならないので、鈴代さんは大変だろうなと思いながら見ていました。

セラの生まれ育ったイルドレンはあまり森林が無い痩せた土地が広がっていて、良い食べ物が取れない。だからセラからすると、ヴェーオルたちの暮らす蛮地は料理から風習、価値観まで驚きの連続なんです。ここまでだと、第2話で竜の肉を食べたセラの「うっま!」というリアクションは印象に残っています。

基本的に、セラの出された料理に対するリアクションはオーバーなんです。それもこの作品の面白いところだし、今後登場する豊崎愛生さん演じるマルシアスも同じようなリアクションが入ります。これに関しては鈴代さんの表現の振り幅でOKだったのだろうし、スタッフさんたちからの絶対の信頼があったのだと思っています。

だからそんなリアクションを受ける側としても、「そんなに美味いか?」「どうだ、美味かろう?」とお芝居しやすいんです。セラのほうはモノローグだったりもするのですが、演じているこちらには聴こえているのでやっぱり入りやすくて。

──収録現場でのほかキャストの方とのエピソードや印象に残っているディレクションなどあれば教えてください。

猪股:キャラクターたちがドーンと衝撃を持って登場するのが面白い作品なので、大きい声を出すのに苦労しましたね。最初の「東征軍の水晶兜か」の言い回しも、“蛮族”だと言われている割に迫力はあっても野蛮な印象はないんですよね。蛮族はもっとタメ口のイメージがありますが、ヴェーオルは基本いいところで育った人間の喋り方をする。それがこの先の物語に関するヒントになっていて。

ただ、「その身柄いただく」などに関してはあまりにも言葉が足りな過ぎるし、下手くそ過ぎるだろうと。捕らえる直前の「……なあに 命の心配は無用である」「その身体には良い使い道があるのでな!」についてはどんな言い方だよと思いましたし(苦笑)。

最初の戦闘は絵がどこまで作られているのかわからなかったので、割と大立ち回りをしているイメージで声を入れさせていただきました。物語的にはヴェーオルが勝ってはいるのですが、セラもかなり強いんです。実は細かいテクニックなどの部分はセラの方が上手なので、ヴェーオルもあの鎧を着ていないと負けてしまう。

そういう戦闘センスの部分でセラは秀でているのですが、ヴェーオルはヴェーオルで奥の手である“雷声”を使えばいい……のだけれど第2話ではまだ出ないんです。ツケビケシという竜が集落を襲ってきた時に初めて披露すると思います。

そんな“雷声”はオーディションでも課題としてあったのですが、声で波動を放つような技なので、きっと収録でこちらの出した声に対してエフェクトなりエコーなりそういう効果を加えて表現されているはずです。オンエアでどんな形になっているのかが楽しみです。

──蛮族という言葉からは棍棒を振り回して「グヘヘ」みたいに笑うようなイメージがありますし、ネットミームに侵されていると先の展開を想像してしまうので、本作はその想像を裏切ってくるというのも衝撃的でした。

猪股:第1話にもセラの脳内イメージの蛮族が出てきますよね、「グヘッヘッヘ」みたいな。そういうお話が好きな方はね、いかに自分の心が汚れているのか知ることができるかもしれません。(笑)。

──こちらとしても実感させられてしまいました(苦笑)。

猪股:まさか鈴代さんは「くっころ」を知らないだなんて……そんな純粋な気持ちで言ってくれていただなんて……「ああ、ごめんね」っていう気持ちになりつつ、前回のインタビューは面白かったですね(笑)。

──(笑)。そこからの第2話までご覧になっていただければ、この作品の雰囲気は掴んでもらえそうです。

猪股:「あっ、こういう感じなのね」というのがわかっていただけるだろうし、集落に行くと登場人物が増えるので、この作品の世界の広さを感じてもらえるはず。ここまではある種、こういう話だよっていうご挨拶みたいな印象ですよね。

──第2話はあらすじも面白いですよね。セラが目覚めると全裸でいびきをかくヴェーオルが寝ていて……となっていますし。

猪股:そんなことある!? ってなりますよね、あんな姿まで見せておいてこいつってなりますし(笑)。

一同:(笑)。

猪股:そして、セラが大きな先入観を持っていたことを知る回でもありました。彼女の固定観念的なものが崩れていくところが描かれていたので、視聴者のみなさんにもよりセラの目線になっていただきたいなと思います。

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