
言葉の外にある桃瀬と皐月の関係性──アフレコでも印象深かった第7話のエピソードとは? 「霧尾ファンクラブ」桃瀬隼斗 役・小笠原 仁さん【連載インタビュー第6回】
今はまだ温度差が際立つ桃瀬と皐月の関係性
──先ほども話題になりましたが、小笠原さん演じる桃瀬隼斗といえば、村岡皐月(CV:伊藤彩沙)との関係性に注目です。
小笠原:本当に皐月が1番かわいいですから。伊藤さんのお芝居も本当に素晴らしくて……桃瀬と皐月のやり取りは良いですよね。
皐月から桃瀬に大きな矢印が向いているので、皐月側はすごく楽しげに桃瀬に話しかけますけど、桃瀬は友だちとして受け取っているから朴訥(ぼくとつ)と返す……あの感じがもう……。
──視聴者側は2人の温度差をより感じますから、どこか切ない気持ちになりますよね。
小笠原:側から見ると、皐月は誰にでも積極的にいく陽キャタイプに見えてしまうというトリックがあるんですよね。そこがすごく面白いですし、藍美や波と話をするときは意外と普通のテンションで超陽キャというわけではないんです。
でも、好きな男の子の前では明るい女の子でいたいんだろうなぁと。その姿がかわいいですし、僕としては皐月が一番の推しですね。伊藤さんの最高のお声とお芝居を受けて「これは楽しいぞ!」と思いながらアフレコをしていました。
──藍美、波、霧尾の3人の関係性、そして桃瀬と皐月の関係性、8話以降は特に注目していただきたいですね。
小笠原:ここから本当にあらゆる話が動き続けて最終話にすべてが帰結します。最終話まで見ていただくと、きっとまた1話から見返したくなるはずです。
僕自身、漫画で最終話を読んだあと、すぐに1巻から読み直しました。それほど訴求力の強い作品で素晴らしい話の展開になっているので、そこも楽しみにしていただけたらと思います。
──ここからは作品にちなんだ質問をひとつ。小笠原さん自身、ファンクラブに入りたいほど好きなものをひとつ挙げるとしたら何でしょう?
小笠原:僕は“文房具”ですかね。小さい頃から親が物書きをやっていたのと、僕自身が小さい頃から絵を描くのが好きなこともあって、文房具を手に取る機会がすごく多かったんです。
いまだに出先で個人経営の文房具屋さんを調べては行って、全然消費されない文房具が増える一方ですし、海外のものを気軽に買っちゃうほど文房具というものが好きです。
あと、筆跡フェチじゃないですけど、誰かが書いた文字が好きというところもあります。生で書いた文字に強く惹かれる性分なんです。
文字を書くことは文房具がないとできませんから、文房具の中でもペンとノート、さらにノートでいうと紙の材質にも結構こだわりがあります。
──紙の材質までこだわりが……!
小笠原:生産国に分けてペン立てを作ったり、自分の好みで買ったノートを入れるための本棚を作ったりしていて。ちなみに、その本棚には、ノートたちをカッコよく見せるためだけのウイスキーを置いています(笑)。
──カッコいい……!
小笠原:カッコつけのウイスキーを置いたら良い感じになるかなぁと思いまして(笑)。ノートたちは使わず、たまに本棚からスッと出しては手に取って「良い装丁だなぁ」「買って良かったなぁ」と。この趣味は何て言うんだろう?と思いながら、どんどんものが増えていく棚を眺めています。
──文房具ファンクラブですね。
小笠原:文房具ファンクラブ(笑)。もしかしたら、コレクター気質があるのかもしれません。たまたま好きなものが集めやすいものだったから続けられているだけかもしれませんが、すごく楽しいですね。
──ちなみに、ウイスキーの横に置かれているノートとは?
小笠原:僕自身、ノートのビジュアルに惹かれることが多くて、装丁がメタリックになっているタイプが好きで置いています。
雑貨屋に行ってもなかなか見つからないタイプなんですけど、海外のものだったり、装丁が銀一色で青の箔押しになっていたり。それとはまた別に、日焼けしている感のある古書のような装丁のノートを3、4冊くらい並べている横にザ・マッカランを置いています(笑)。
──もしかして、暖色の間接照明をつけていたりします?
小笠原:何色にでも変えられるようなLEDライトです(笑)。家に防音室があるんですけど、その中にその棚を置いて、ライトアップ用のLEDライトをペタペタ張ってディスプレイしています。
──素敵ですね!
小笠原:文房具ファンクラブの会員を増やしていきたいと思います。
──まだまだ文房具トークをうかがいたいところですが、最後に「霧尾ファンクラブ」の視聴者の方へメッセージをお願いします!
小笠原:原作・地球のお魚ぽんちゃん先生の尖りに尖った圧倒的なコメディ、ギャグセンスの才能が光って、ずっとお腹を抱えて笑える作品です。
彼女たち、彼らのふとした日常のひと笑いでクスッと笑って、自分が学生時代に過ごしていたあのときの空気感が漫画の紙面から、テレビの画面から漂ってきてはふわっと郷愁に浸れる魅力があります。
でも、そのノスタルジーに浸ろうとしたらすごく面白いコメディ、とんでもない展開で「なんだこの作品は!?」に振り戻される。その感情の行き来をしているうちに整っていくサウナみたいな作品だと思っています。
次回は8話で修学旅行の後編になりますが、そこから藍美と波の話がどんどん進んでいきますし、何より霧尾が抱えている過去が見えてきます。霧尾はこの後どう解決するんだろう……藍美と波が関わってどうにかしてくれるのか、それとも解決しないのか……。
(力を込めて)ここから先は、タイトルの「霧尾ファンクラブ」は“誰にとっての何なのか”というお話になります!! ギャグをやって終わる作品では到底ございません。「霧尾ファンクラブ」という作品が見せてくれるドラマと、笑いと、そして涙を最後まで追いかけてくださったら嬉しいです!
【文:福室美綺 インタビュー・編集:西澤駿太郎】
「霧尾ファンクラブ」インタビューバックナンバー
「霧尾ファンクラブ」作品情報

放送・配信情報
放送情報
■MBS/TBS系28局“スーパーアニメイズムTURBO”枠にて
2026年4月2日より毎週木曜深夜0:26〜全国同時放送
■AT-X
4月3日より毎週金曜日 22:30~
※リピート放送:毎週火曜日 10:30〜・毎週木曜日 16:30〜
配信情報
4月2日(木)25:00~
各配信サイトで順次配信開始
イントロダクション
拝啓 霧尾くん、あなたが好きです。
でも、知りませんでした。
人を好きになるのが、こんなにつらいなんて。
大好きだよ、霧尾くん。
霧尾くんとハンバーガー食べたい。
霧尾くんと相合傘したい。
霧尾くんとお皿割りまくりたい。
霧尾くんと身体中のほくろ探しの旅に出たい。
霧尾くんと出会った日を国民の祝日にしたい。
藍美と波、大好きな人の話をする、2人だけの大切な時間。
こんな日常が、いつまでも続くと思ってた。
一方通行な想いの連鎖は、私たちの日常を変えていく。
キャスト
三好藍美:稗田寧々
染谷波:若山詩音
霧尾賢:梶原岳人
満田充:広瀬裕也
桃瀬隼斗:小笠原仁
村岡皐月:伊藤彩沙
田代星羅:和泉風花



































