
「観ていただいたお客さまに『光』を感じていただけるような作品にできたら、舞台としてひとつの成功だと思っています」──「舞台『怪物事変』-東京編-」日下夏羽役・富本惣昭さんインタビュー
「ジャンプ SQ.」で連載中の漫画『怪物事変』(作:藍本 松)。古来よりこの世に潜み、人に見つからないように人と関わり合って生きる“怪物”(けもの)がはびこる現代を舞台に、血を持たぬ鬼“屍鬼”(クーラー)と人間の間に生まれた少年・夏羽とその仲間たちの活躍を描く人気作です。
『怪物事変』がこのたび舞台化決定! 2026年9月17日(木)〜27日(日)まで、シアターHにて公演開始となります。
本稿では「舞台『怪物事変』-東京編-」より、日下夏羽役・富本惣昭さんのインタビューをお届け。富本さんが感じる『怪物事変』の魅力から、驚きの役作り方法、さらに理想のカンパニー像まで幅広くお話を伺いました。
「舞台台本からも『怪物事変』のワクワク感が伝わってくる」
──『怪物事変』の原作にはじめて触れた際の印象、感想をお聞かせください。
日下夏羽役・富本惣昭さん(以下、富本):最新話まですべて読ませていただいたのですが、次々と物語が展開されて、見ていてワクワクするようなシーンの連続ですし、それぞれのキャラクターも丁寧に描かれていて魅力的だなと思います。
今回の舞台はタイトルのとおり「東京編」となっています。原作コミックス第6巻の途中ぐらいまでですね。これはもう本当に、願わくば全部やりたいなって(笑)。まだわかりませんが「東京編」と銘打たれていますから「続きがあるのかな」と、今から楽しみにしています。
──ファンからすると「〇〇編」と明記されているとやはり嬉しいなと思います。
富本:本当に! 僕も嬉しかったです。まずは第1弾である「東京編」を無事に成功させることが、次へとつながる鍵になるのかなと思っています。現時点(取材時点)ではまだ何も決まっておらずわかりませんが、次につなげられるくらい良いものを、という気持ちで臨みたいです。
──夏羽を演じることが決まったときは、どのような気持ちでしたか?
富本:原作を読ませていただく中で「夏羽、めっちゃ可愛いな」と思っていたので、本当に嬉しかったです。
──富本さんの思う夏羽の第一印象は「可愛い」なのですね。
富本:めちゃくちゃ可愛いです! それでいてかっこいいし、もちろん強い……でも可愛いんですよね。あの純真無垢なキャラクターがとても好きです。
そんな夏羽は『怪物事変』の主人公ですから、僕の立ち位置も主演となります。自分自身も久しぶりの主演・座長ですので、気を引き締めて臨まなければと思いました。
──迫力あるバトル描写やスピーディーな展開など魅力にあふれる『怪物事変』ですが、どのような舞台になるのでしょう。
富本:いただいた台本を読んで「このシーンはどうやって演出するんだろう」と、今から楽しみなんです。ついさっき演出家の方とお会いすることができて「これから一緒に作っていこう」とお声がけいただいたのでワクワクしています。
──改めて「舞台『怪物事変』-東京編-」の台本を読んだ感想をお聞かせください。
富本:ここまで原作の魅力をそのままに描いてくださるんだなと思いました。尺などの都合でどうしてもカットしなければならない部分もありますが、舞台台本からも『怪物事変』のワクワク感が伝わってくるといいますか。
あと、現状書かれているト書きがあったのですが、少しだけ演出のヒントがあったんです。「なるほど」と(笑)。「すごいな、こういう感じでやるんだ」と思うものだったので、本当に楽しみですね。
まだ決定稿はできていないので完成が楽しみですし、早く読みたいです。
──「舞台『怪物事変』-東京編-」に、どのような演出を期待していますか?
富本:戦闘シーンと日常シーンはしっかりと区別をつけたいですね。特に日常のシーンでは、隠神探偵事務所のメンバーが集まったときのほわほわ・ふわふわしつつも、異色のものが集まっている独特の空気感を表現したいです。
それぞれのキャラクターの良さがあるので、その良さを一つひとつ見せることができたらと思っています。
打って変わって戦闘シーンは……まだあまり想像もできていなくて(笑)。どのくらいの殺陣をやるのかもこれからわかることですし、舞台の上で殺陣をするとなれば、これまでの経験とはまた変わってくるものだと思っています。だからひとまず、体力をつけておきたいなと(笑)。
──(笑)。ピザをたくさん食べて、スタミナをつけないといけませんね。
富本:織からいっぱいもらおう(笑)。
──そして「怪物の力を使っているときの夏羽」もひとつの注目ポイントかと思います。
富本:今回の舞台では覚醒するシーンもありますので、夏羽がまた一段階強くなる演出がつくとなると、どうなるのか……。観てくださるみなさん全員が楽しみにしているポイントでもあるのかなと思うので、一個一個の戦闘描写を丁寧に演じたいと思います。





















