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『角醒ハンター オメガホーン』田鶴翔吾×小西詠斗が明かす、役者の力量が試される撮影現場【インタビュー 】

役者の力量が試される「イバル連合」の撮影現場。品格と不気味さを併せ持つ役作りーー『角醒ハンター オメガホーン』絶暴のイバル役・田鶴翔吾さん×絶炎角役・小西詠斗さんインタビュー

役者としての力量が試される「イバル連合」の撮影

ーー劇中では、飛導のバーサー、砕厄のゲンノウ、鉄壁のレイジといった他のハンターも加わった「イバル連合」としてのお芝居も多いですが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?

田鶴:これまでの撮影を通して、あえて「イバル連合とはこうだ!」という明確な定義付けはしていないんです。撮影の合間にはみんなでたわいもない会話をしてふざけ合ったりしていますが、「イバル連合」のお芝居の方向性についてあえて話し合うことはしてないんです。

それは、それぞれが役者としてキャラクターの「エゴとは何か」をしっかり考えてきているという信頼感があるからこそ。その場でみんなの瞬発力から生まれたものを「イバル連合」の空気感にしようと思っていますが、それが実際にうまくマッチしている状況です。5人が集まる「イバル連合」のシーンは、一挙手一投足、一歩踏み出すだけでも場の空気が動くような感覚があり、お芝居をしていてすごく面白いです。一瞬でも迷いが生じると崩れてしまうような緊張感があって、「役者としての力量が試されている」と感じます。

田鶴:見え方的にも、「偉大なトップ」に見える人もいると思うんですけど、割と主人公に近い純粋さだったりとか、自分のエゴの芯の強さっていうのが、”トップたる所以”なのかなと思っていて。ある人にとっては力としての強さなのか、美としての強さなのか、権力としての強さなのかっていう、本当に見え方一つで違うのかなと。だから「これだから強い」というのは言葉では表せない。誰かにとってはこう見える、だから「イバル閣下」「イバル様」なんだと思うんです。僕自身も、ある意味では固執しすぎないようにはしています。

小西:僕もお芝居の方向性について皆さんと多く語り合うことはないのですが、その場の空気感を一番大切にしたいタイプなので、皆さんとのお芝居の駆け引きがめちゃくちゃ楽しいです。「こう動いたら、そう来るか!」「じゃあ次はこう仕掛けてみよう」というやり取りの中で、「今、絶炎角として生きているな」と感じられる瞬間がたくさんあるので、「イバル連合」でのシーンはすごく楽しいです。

田鶴:すごいと思ったのは、イバルと絶炎角が対峙したシーン。イバルと対峙する時って、進み方が色々あると思うんですけど、彼の進み方の重心の移動のさせ方がちょっと人間っぽくなかったんです。詠斗の絶炎角を映像として見た時に、人間っぽくないスピードで来るから、ちょっと不気味さもあって。

ーー絶炎角の亜人態(=人間の姿)のお芝居は、動き一つとっても特殊な役作りになりそうです。

小西:動きに関しては、爪を研ぐ仕草だったり、重力を感じさせないふわふわとした歩き方だったり、“獣感”を意識して取り入れています。

田鶴:普通できないよ。「どうやったら出来るんだろう?」と思って、家で絶炎角の歩き方をやってみたら、難しくて(笑)。そのうえで、別のシーンでも同じ手でくるかと思ったら、そうじゃない。鉄壁のレイジ役の長田光平とも話していたんですが、毎回同じ引き出しではなくて深さやレンジがある。同じことを他の人がやったら違和感だけになってしまうような動きを、感覚的にやってのけるので、恐ろしさすら感じましたね。そこが絶炎角の不気味さに繋がるのかなと。

小西:嬉しいです! 毎回「これで良かったのかな?大丈夫かな?」といつも考えます。考えると尽きないですけど、それも楽しいですし、日々成長ということで。

田鶴:役者あるあるだよね。

ーー小西さんから見た田鶴さんが演じる絶暴のイバルの印象はいかがですか?

小西:イバルは、ものすごい「エゴ」を感じます。まさに連合の真ん中に立つ人としての説得力があって、お芝居の中でしっかりと熱量を投げかけてくださるので、僕はそれをただ返すだけで、自然と良いものが生まれている手応えがありますね。

ーーこの作品の撮影に入る上で、監督やプロデューサーとのやりとりで印象に残っていることがあれば教えてください。

田鶴:印象的な言葉はたくさんありましたが、【PROJECT R.E.D.】という新しいジャンルを作っていくという中で、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』があって『角醒ハンター オメガホーン』なので、「未知に踏み込む」「挑戦である」ということで、そこにみんな前のめりなのが印象的でした。

監督からは、感情の解放とエゴの調整について話しました。「ただ感情を爆発させれば強いというわけではなく、お芝居の押し引きの中で、そのエゴの質が“重いエゴ”なのか、それとも“突発的なエゴ”なのかをお客さんに考えてもらうことで、「もっと面白いイバルが作れるかもしれないよ」と言われたのがすごく印象に残っています。

それを意識して、あえて色々と考えるのをやめて、純粋な気持ちでテストに臨んだりもしました。監督によってアプローチが全然違うので、各話毎にこんなに監督が変わる現場も驚きました。

小西:僕は、自分から「こう演じてみていいですか?」と提案した時に、監督が「じゃあ、それでやってみよう!」とすごく意見を取り入れてくださるのが印象的です。僕たちの意見を信頼してくださるのが役者としてすごく嬉しいですし、台本を読みながら「次はこうしてみようかな」と考えるのが、より一層楽しくなりました。

ーー本作では『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』とのクロスオーバーも大きな見どころの一つです。お芝居で絡んでみたいキャラクターを教えてください。

田鶴:僕は「風波駆無」と絡んでみたいですね。駆無は忍者ですし、イバルの衣装も「和」のテイストがあるので、世界観的にも面白くなりそうだと思います。

小西:僕は、最近『ギャバン インフィニティ』を見てすごく感動した「キキコト(祝喜輝&高鳴寿)」のコンビですね。僕が演じる絶炎角とも少し色の雰囲気が可愛い感じで似ている部分もありますし。「蒸着」って言ってみたいなあと(笑)。

田鶴:絶炎角が「蒸着」したら、とんでもないことになるよ(笑)。

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