
「かぐや編はハラハラドキドキしながら楽しんでください」―― 原作者・青山剛昌先生が語るTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』
『名探偵コナン』、『YAIBA』の原作者・青山剛昌先生がシナリオ監修を務めるTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第2期制作も決定し、今後発表される新作情報や放送が待ち遠しいところです。
『YAIBA』は「週刊少年サンデー」(小学館)で1988年から1993年にかけて連載された人気コミックス。そんな『YAIBA』が完結から30年の時を経て、2025年4月より、TVアニメ『真・侍伝 YAIBA』として放送がスタートし、第1期は全24話放送されました。
アニメイトタイムズでは、8月18日の「YAIBAの日」を記念して、原作者である青山剛昌先生にインタビューを実施。TVアニメ『真・侍伝 YAIBA』の第1期のエピソードを振り返りながら、「もう、これ以上は言いたいけど、言えない」とネタバレを気にしながらも、作品のこだわりやエピソード誕生秘話などを語っていただきました。
「これが女か?!」というシーンを描きたくて生まれた「ジャングル育ち」の設定
──『YAIBA』という作品について、特にこだわったところや思い入れのあるところお聞かせください。
青山剛昌先生(以下、青山):基本的に好きなように描いていたんですけど、強いて言えば「男の子はかっこよく、女の子はかわいく。」というところかな。今は特に、女の子もかっこよくだけどね。あと、ラブコメが好きだったので、やっぱり自然と力が入っていますよね。
──『YAIBA』という作品が『真・侍伝 YAIBA』として、令和に再びTVアニメ化されました。今この時代に鉄刃というキャラクターが動いている姿を見て、どんな風に思われましたか?
青山先生:刃みたいにお風呂に入っていなさそうな主人公って、今はなかなかいないですよね(笑)。昔はこんなキャラが結構いたんですよ。
──刃がジャングル育ちという設定にも驚きましたが、どうしてジャングル育ちという設定にしようと思われたんですか?
青山:何も知らない主人公が初めて女の人を見て「これが女か!?」と驚く展開をやりたくて。それで、女の人を全然見たことがない設定にしたくて「ジャングル育ち」にしました。
──「これが女か!?」なんて普通のキャラクターではなかなか言えないセリフですよね。
青山:言えないよね。(当時を振り返りながら)懐かしいな。
「織田信長御前試合」エピソード誕生秘話
──アニメ化されるとしたらかなり後半になると思いますが、個人的に「織田信長御前試合」は強く印象に残っています。
青山:『YAIBA』のアニメ化(アニメ『剣勇伝説YAIBA』)が決まった時には、原作はヤマタノオロチを倒して終わる予定だったんです。でも、アニメが始まるということで「織田信長御前試合」のエピソードを入れて半年ほど伸ばしたんです。
アニメの放送中に原作が終わるというのは、今であれば『鬼滅の刃』とかもありますけど、当時はあまりなかったと思います。でも、いざアニメが始まったら、原作の人気も一緒に上がってきて。それで、いよいよ原作の連載を終わらせる時に、アニメスタッフの方々が家まで押しかけてきて「続けてください!」って懇願されたんです。
気持ち的にはもっと続けたかったんですけど、半年の延長で終わらせることは決まっていたからね。あの時は、みんなはすごく残念そうな顔して帰っていきました。
──でも、そんな「織田信長御前試合」のエピソードがあるからこそ、鬼丸の人間らしさや人としての部分がよく見えたと思っています。あそこのエピソードの切なさというのが、鬼丸の人気につながっているような気がしますね。
青山:ですよね。ぜひアニメでも見てみたいです。
「超悪いやつを出そう」と思って描いたゲッコーの人気
──アニメ『真・侍伝 YAIBA』では、第1期の最後でかぐやが登場して終わりました。ファンが待ちわびている第2期について、先生からの注目ポイントがあれば教えてください。
青山:第1期よりも戦っていない話数がないというほど、第2期はずっと戦っています。戦闘シーンばかりなので、あまりおちゃらける場面もないくらいです。色々と話したいけど、ネタバレになるからなあ(笑)。
──第2期で描かれる「かぐや編」といえば、悪役でありながらゲッコーも人気ですよね。
青山:そう! ゲッコーはすごい人気だったんですよ。
──ゲッコーの人気の理由はどこにあると思われますか?
青山:わかんない(笑)。とにかく俺的には、「超悪いやつを出そう」と思って描いたんです。
──でも、憎めないキャラクターですよね。
青山:危険なやつなのに、何故かすごい人気になったんだよね。
『名探偵コナン』館に『YAIBA』館も?! 青山剛昌先生の夢
──『名探偵コナン』も大人気で、『YAIBA』も新たにアニメ化されました。先生がこれから挑戦してみたい夢はありますか。
青山:以前、どこかのパーティーに行った時に、外国の方から「ドバイでコナンランドを作りませんか?」と言われたことがあったんです。「いや、遠慮します」って断ったんですけど。
──それが実現していたら『YAIBA』エリアもあったかもしれませんね。
青山:『YAIBA』エリアって良いじゃないですか。ぜひUSJに作ってください(笑)。
──では最後に、『真・侍伝 YAIBA』第2期・かぐや編を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
青山:「かぐや編」は凄まじい戦いの連続になりますし、色々とショッキングな場面もあると思います。でも、最後はちゃんと素敵な結末を迎えますので、安心して見てください。毎週、ハラハラドキドキしながら楽しんでもらえたらと思います。
──ありがとうございました!





























