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『幼女戦記Ⅱ』第6話振り返り|自らを囮に前線に立つゼートゥーア

『幼女戦記Ⅱ』第6話「囮」を振り返ろう! あまりにもゼートゥーアが熱いエピソード……そして終盤の戦闘シーンはもはや劇場版!?【ネタバレ注意】

2026年7月8日(水)より放送開始となったTVアニメ『幼女戦記Ⅱ』(以下、本作)。

原作は著:カルロ・ゼン先生&キャラクター原案:篠月しのぶ先生による、KADOKAWAから刊行されているライトノベル。東條チカ先生によるコミカライズも人気を博しています。

本稿では、そんな本作の第6話「囮」を振り返りつつ、今後の見どころやキャラクターたちの動きを整理していきます。なお、まだご視聴前の方はネタバレが含まれますのでご注意を。

 

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幼女戦記Ⅱ
統一暦1926年、秋。ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は、新編されるサラマンダー戦闘団の指揮官に任じられ、再び苛烈な戦線へと身を投じる。臨機応変に編成される戦闘団は見た目こそは精強だが、その実は寄せ集めに過ぎなかった。これで戦争を戦えるのか?不条理な現実に吠えるターニャ。追い打ちをかけたのは早すぎる連邦の冬だ。帝国は出口のない泥沼でもがいていた。各国が求めるのは、すべてを終わらせるための圧倒的勝利。しかし、誰も知らない。自分達が何を望んで、それが本当は何を意味するのかを。抗いようもなく、ターニャは激動の最前線に立ち続ける――。作品名幼女戦記Ⅱ放送形態TVアニメシリーズ幼女戦記スケジュール2026年7月8日(水)~AT-X・TOKYOMXほかキャストターニャ・デグレチャフ:悠木碧ヴィーシャ:早見沙織レルゲン:三木眞一郎ルーデルドルフ:玄田哲章ゼートゥーア:大塚芳忠ヴァイス:濱野大輝グランツ:小林裕介ケーニッヒ:笠間淳ノイマン:林大地ミケル:杉田智和ウィリアム・ドレイク:森川智之リリーヤ:日笠陽子メアリー:戸松遥カランドロ:花輪英司スタッフ原作:カルロ・ゼン(「幼女戦記」KADOKAWA刊)キャラクター原案:篠月しのぶ監督:山本貴之シリーズ...

 

第6話「囮」あらすじ

「アンドロメダ計画」が進捗する中、ターニャの部隊は包囲されたソルディム528陣地で苦戦していた。ゼートゥーアの救援は、間に合うのだろうか?

 

ターニャとゼートゥーアが仕掛ける即興劇

第5話ラストで喉元を斬られ墜落したヴァイスは生存。しかし、そんなヴァイスを見逃したミケルに、メアリーが「命令を守るだけで勝てると!?」と噛み付いていました。

命令無視や独断専行の常習犯で、先走って突撃しては負傷したり、敵の罠に引っかかったりしてばかりのメアリーが言うとどうしても説得力がないのですが、なんとも味わい深い発言であることもまた事実。

特に他国の人間とはいえ、大佐=かなりの上官であるはずのミケルに義勇兵かつ中尉でしかないメアリーが突っかかっていく……これはあまりにも失礼で目に余ります。

メアリーはそういった行動や言動が続くと大変悲惨な結末を迎えてしまいそうなので、まだドレイクがフォローしてくれている間に、復讐を諦めて戦場から離れてくれることを願ってやみません。きっとその方が、彼女にとっても幸せなはずです。

ヴァイスは無事野戦病院に収容されており、ターニャから聞き取りを受けることに。そこで旧体制の象徴としてラーゲリ(※強制収容所のこと)送りにされていた連邦の魔導士たちが、この戦場に出てきているという驚愕の事実を知らされます。

そんな存在すら利用してターニャたちに固執する連邦側の思惑に、何やら不気味なものを感じざるを得ません(※ほぼ同志ロリヤのあまり良くないご趣味でしょうけれども。)

ゼートゥーアの方は、ソルディム528陣地で包囲されたターニャたちへの救援を出すべく、駐屯地で交渉をするも難航。帝国の現状を考えると、一度の失敗で破綻しかねないとごねられてしまいます。

「ならば、失敗しなければ良いだけのこと」「決心……それこそが指揮官の務めだ。心を使うとすれば、迷うためでなく決するためであろう」と語って奮起を促すも響いていないようで、ゼートゥーアは「君たちは君たちの理念で動きたまえ」と見切りをつけてしまいます。

そして別室にグランツを呼び出し、ターニャたちが待つソルディム528陣地に向かうことを通達。帽子を被って付いて来ようとするので、見送りかと思ったグランツはすかさず「わざわざ見送りに来てくださらなくとも」と上申するのですが、ゼートゥーアの思惑はもっと斜め上のところにあり……なんと自ら先頭に立って部隊を率い出陣してしまったのです!!

辺境の戦地に飛ばされたとはいえ、つい先日まで参謀本部にいた軍のお偉いさん、それも将官クラスの階級の中将が自ら前線に立つ……部下たちとしてはその後塵を拝しているだけではなりません。

だからこそ懸命に「お下がりください」と説得を続ける部下たちですが、ゼートゥーアは「却下だ……帝国軍は建軍以来、常に指揮官先頭が大前提だろう」「さあ諸君、泥に飛び込もう!共に戦争を始めようではないか!」とノリノリ。グランツを始めとする周囲の部下たちは冷汗ものですが、指揮官自ら先陣を切る姿に戦意高揚した兵もいたはず。

ターニャの耳にもこのゼートゥーアの動向は入っており、それと同時に「作戦行動をおこせ、最適な行動を選択しろ」という意図のメッセージも届きました。この時点ではその意図を図りかねていたターニャですが……!?

また、多国籍義勇軍にもゼートゥーアが前線に現れたとの報告が届いていました。ドレイクは叔父からゼートゥーアの首はなんとしても獲れと言い含められていたため、自分たちだけでも討ちに行くとリリーヤに告げます。

今頃ターニャたちは支度しているはずだと疑わないゼートゥーアは、グランツに「デグレチャフ中佐をバケモノ呼ばわりすると聞くがね、私に言わせてもらえば、あれこそ正しい参謀将校の姿だ……!」と絶賛。なんの打ち合わせもせずともこの作戦が必ず成功することを確信している様子が窺えました。

その頃、ソルディム528陣地ではセレブリャコーフが連邦側の通信を傍受。「救援軍が迎撃されている」「軍の司令部が露呈」など不穏な単語が飛び出していましたが……あのゼートゥーアがそんな下手を打つ訳がありません。

そこでターニャはゼートゥーアが自らを囮に挟撃を考えていることを見抜き、陣地の指揮を負傷したヴァイスに「口を動かすことぐらいはできるだろう」と任せ、ゼートゥーアたち救援軍の下へ急ぐことに。

 

指揮官自ら先陣を斬るなんて、燃えない訳がないでしょう!

ゼートゥーアたち救援軍とその迎撃に出た多国籍義勇軍との戦端が開かれました。しかし、ソルディム528陣地側があまりにも静かすぎることから、ドレイクはターニャたち魔導部隊が既に打って出た後だと気づきます。

今ターニャたち=帝国の魔導部隊が留守ならば、ソルディム528陣地の戦力は大幅にダウンしているので攻め落とす好機となります。先にソルディム528陣地を落とすことができれば、後は残った救援軍共々一掃を狙えたはず。

しかしリリーヤの頭があまりに固く、今更ゼートゥーアを討つための段取りを崩せないとまるで口論のような様相に。その時ドレイクが発した「ラインの悪魔(※ターニャ)が消えたのだぞ!奴の空き巣狙いだ!」という言葉を、独断専行の常習犯であるメアリーが聞いてしまっていたことで大問題に発展。もはや赤い布が目前に垂れ下がっている時の牛を重い浮かべる人も多そうです。

まことに残念ながらメアリーへの信頼度は劇場版の時点で既にストップ安。ここまで来るとむしろ、命令に従って「待て」ができるほうが信じられないのではないでしょうか。本当に数多くの前科があるので、むしろメアリーならここで独断専行して突撃するだろうと期待していた方もおられるのではないでしょうか?

メアリーが先走ったことが原因で、全ての思惑が外れることになったドレイクたち。そんな突撃したメアリーを追って、ドレイクたちは帝国魔導部隊の追撃へと急ぎます。加えて厄介なことに、報告を入れたリリーヤから党からの最優先の命令として、連合の部隊を支援してラインの悪魔ことターニャの撃墜・確保がミケルたちに伝えられたのです。党の上層部ということは、間違いなく同志ロリヤの意向でしょう。

その頃、メアリーが帝国の魔導部隊らしきものを発見、即座に発砲したところ相手はまさかのセレブリャコーフで、メアリーは最終的に目標を見失ってしまいます。そんなメアリーを追っていたドレイクたちも主戦場から離れる羽目になってしまい、多国籍義勇軍の戦力は分断されてしまいます。

ようやくゼートゥーアの待つ戦場に辿り着けるか……といったところで、遂にターニャがミケルたちの部隊と遭遇してしまいました。ノイマンからヴァイスを落とした相手だとの報告が入ると、こちらの思惑が読まれていたことを察して即座に魔導封鎖を解除。交戦を選択することにしました。

まずは長距離射撃で対応しようとするのですが、流石は強制収容所から生きて戦場に戻った精鋭たち。あのターニャが「さては、ラーゲリでの絆か」と舌を巻くほどの連携で、すっかり戦列を崩されてしまいます。

連邦の魔導部隊は3人が防殻術式を展開しつつ接近・かく乱を務めて残るミケルが数を減らす。ミケルが防殻術式を発動しつつターニャに接近して足止めしたところに残る3人が追いついてきて攻撃を加えるという非常に洗練された動きを見せてきます。

いとも簡単に向こうは接近してターニャたちの数を削る……このままでは埒が明かないということで、続いてターニャはエレニウム九五式を用いた広範囲の空間爆撃術式を試すことに。あれだけの爆炎を受ければいくら防殻術式が固くとも、肺を焼くのは可能だと思われましたが……!?

その爆炎を防ぎ切ったあまりか、「ラーゲリ(※強制収容所)の風に比べれば……ぬるいことよ」とミケルに断ぜられてしまいました。連邦の強制収容所とは、そこまで過酷な環境なのでしょうか。

地上ではゼートゥーアたち救援軍が戦火の立ち上る中でも奮戦を続けていました。グランツの防殻術式を頼りに銃撃戦を繰り広げていると、そこへ敵戦車からの砲弾が直撃。とはいえふたりとも吹き飛ばされたくらいで済んではいたのですが……。

流石に立ち上がるのもしんどいのかゼートゥーアは「まったく……こんな時ばかりは若いのが羨ましいな……」とぼやいていると、「限界です……既に連隊長クラスですら死傷しています!」とグランツからの泣き言が。

ゼートゥーアはそんなグランツを「泣き言はやめたまえ」と一喝。そして「軍旗を掲げろ!私がここにいると誇示するのだ!」と高らかに宣言して、ボロボロになりながらなおも銃を手に立ち上がります。

指揮官自らこうまでして戦う姿を見せられては、どうあっても戦うしかないでしょう。この戦場に再び双頭の竜が描かれた帝国の軍旗を掲げ、なおも交戦を続けるゼートゥーアたち。

このままだとターニャもゼートゥーアたちも双方打つ手なしとなりかねない状況。ここでターニャは地上でゼートゥーアを守り奮戦を続けるグランツの姿を目撃します。そんなグランツに「手を貸せ!」と要求するものの、グランツもターニャ以上の上官であるゼートゥーアの護衛を放り出すことはできません。

そんなグランツの背を押したのはゼートゥーア。「高級将官が死ぬ……良いことだ……少しは後ろの連中も目を覚ます」と自らの命すら勘定に入れて戦っていることを明かすと、ゼートゥーアは最後に「デグレチャフ中佐……貴官の舞を楽しませてくれ」と呟きました。

そんな閣下からの要望にターニャは「ではひとつ、ある手をご覧にいれましょう」と不敵に笑います。そうして披露された舞とは、連邦魔導士の防殻術式を突破するべくこちらから近接戦を仕掛けるというもの。

まずはその場に釘付けにするためにけん制として威嚇射撃。足を止めさせた隙に上昇し、そこから即座に降下する際の勢いをも利用してターニャたちはミケルたちへと突撃していきます。これによって足止めに成功したターニャは地上に待機させたグランツへ「今だ!」と合図を送り、このグランツたちの狙撃でミケル以外の連邦魔導士を一掃。

ターニャはこれで隙の生まれたミケルへと突撃。防殻を破り戦闘服の装甲板までを砕いたところでトドメかと思われましたが、まさかの弾切れで引鉄から乾いた音が鳴り響きます。

この隙を見逃すまいとナイフで切りつけてくるミケル。ターニャはこの斬撃を即座に躱し、ハンドガンで応戦するも弾き飛ばされて逆に眉間に銃を突きつけられてしまいました。万事休す……かと思われたその時、ミケルの演算宝珠が限界を迎え継戦が不可能に。ここで潔く引いたミケルを見送りつつ、ターニャはすぐさま対地支援に切り替えゼートゥーアたちの待つ地上へ。

敵歩兵たちを殲滅しているとゼートゥーアと互いの背中を守りながら戦うような様相になり、「いやはや、見事なアルテ(※おそらく英語のアートに相当する芸術や美術を意味する言葉で、先ほどの舞を見せてくれという台詞から繋がっている)だ」「この場が片付いたらお茶の誘いでもさせてくれ」との賞賛を受けることになりました。

そんなお誘いにターニャも「それは風流な。戦場なのに奇妙なことです」と返すのですが、「文化こそ我々と獣、日常と非日常の区切りだと、そう思わんかね?」と尋ねるゼートゥーア。そんな非日常の世界から戻るべく戦うふたりの姿が見られたところで今回は終幕。

Cパートは帰還時の1コマ。なんとか生存したターニャたちレルゲン戦闘団とゼートゥーアたちの救援軍は駐屯地への帰路に着いていました。

するとグランツを「中尉!貴官は戦友愛が足らんな!」と叱責するゼートゥーア。動揺するグランツの隙をついて胸ポケットからチョコバーをかっさらうと、お茶目にも「すまんが空腹でね」と食べてしまうのでした。

はたしてターニャたちが戦争という非日常から、いつでもチョコバーを食べられるような日常に帰る日はいつになるのでしょうか。また、左遷先でここまでの戦果をあげたとあっては、ゼートゥーアの発言権が少し軍上層部でも回復する予感があります。

ターニャの活躍に期待するのはもちろんですが、左遷されてなお戦果を上げて、権力を取り戻すゼートゥーアがこの先でどんなことをやるのかも気になるところ。これはもう、最終回まで目が離せません!

 

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