
『幼女戦記Ⅱ』第8話「雷撃」&第9話「観光旅行」を振り返ろう! 微笑ましい食事シーンも一瞬で過ぎ、現実に引き戻されるターニャ【ネタバレ注意】
2026年7月8日(水)より放送開始となったTVアニメ『幼女戦記Ⅱ』(以下、本作)。
原作は著:カルロ・ゼン先生&キャラクター原案:篠月しのぶ先生による、KADOKAWAから刊行されているライトノベル。東條チカ先生によるコミカライズも人気を博しています。
本稿では、そんな本作の第8話「雷撃」&第9話「観光旅行」を振り返りつつ、今後の見どころやキャラクターたちの動きを整理していきます。なお、まだご視聴前の方はネタバレが含まれますのでご注意を。
第8話「雷撃」あらすじ
情勢悪化を踏まえ、帝国は南方大陸からの撤退を決定する。だが同盟国であるはずのイルドア王国は厳正中立を標榜し、撤退支援を拒否。
帝国軍は、連合王国海軍が待ち構える内海を単独で突破しなければならなくなった。
人を乗せた魚雷……常軌を逸した兵器は逆転の一手となるか
泥沼化した東部戦線、激化する西方航空戦……その消耗を少しでも抑えるべく南方の自由共和国との戦いを切り上げることを決めた帝国は、同盟国であるイルドア経由で派遣軍を帰国させる算段を立てていました。
これによって同盟関係を誇示する思惑もあったのですが、講和の仲介が上手くいかなかったことを根に持っているのか、イルドアからこの案を拒否されてしまいます。そうなると、島国である連合王国の強力な海軍が支配する海路を行くしかありません。
そこで帝国がとった手段は、ターニャたち第二〇三遊撃航空魔導大隊の面々によって友軍の撤退を支援するバルバロイ作戦。その内容はドクトルことアーデルハイト・フォン・シューゲルが開発したV2と呼ばれる誘導魚雷を用い、連合の戦艦に襲撃をかけるというもの。
誘導魚雷とはいうものの、それを担うのは生身の人間。要するに魔導士を誘導装置の代わりにした特攻兵器な訳で、命中直前に離脱することが想定はされているものの、爆薬を満載した兵器に人を乗せて突撃させるなど正気の沙汰ではありません。
しかし、ドクトルによるとこれはターニャの発案。まさか自分がやることになると思っていなかったとはいえ因果とは巡るもの。自分の言ったことである以上、そんな運命に屈せず自分でやり遂げるしかありません。
そうしてターニャたちは夕刻、日没前の時間にダカール沖で行動開始。用意された12本のV2で大型巡洋艦、空母、戦艦を狙って襲撃をかけることに。連合王国の艦隊は楽な仕事だと当初は余裕の表情を浮かべる船員たちが見られましたが、ターニャたちのV2による襲撃を受けて一転てんやわんやに。
味方の南方派遣軍が優雅に帰国できる状態になったところで、ターニャに本国からの文書が届けられました。その中身はイルドアへの入国証……イルドア経由の撤退は拒否されていたはずですが、何やら状況が変わったのかもしれません。
イルドアの港ではターニャたちの寄港をレルゲンとカランドロが待っていました。カランドロによると、連合王国の海軍が負けすぎたので外交での立ち回りを修正したのだとか。面の皮が厚いことこの上ないですが、帝国としては表敬訪問という形で、ターニャたちのような魔導中隊を受け入れさせ踏み絵にしたい思惑がある様子。
とはいえあまり派手にすると問題になってしまうのですが……ターニャたちは船に国際信号旗的なものを掲げ音楽までかきならしながら登場。ド派手に目立っていますが、これは大丈夫だったのでしょうか。
第9話「観光旅行」あらすじ
南方大陸派遣軍の撤退を成功させた帝国は、協力を拒んだ同盟国イルドア王国に対し、嫌がらせを兼ねた表敬訪問を実行する。
『厳正中立』を謳うイルドアの対応は如何に。
イルドア観光を楽しんだターニャたちですが、そんなイルドアの制圧を帝国は企てはじめており……!?
同盟国であるイルドアの不義理に対する威圧の意味が込められた観光旅行。今回の寄港をそう例えたターニャは、イルドアの首都へ向かうべく列車に乗り込み食堂車でカランドロと食事をとることに。
今回のターニャたちの旅は帝国東部で世話になった縁でカランドロが用意してくれたものだそうで、食堂車ですら数多くのメニューがズラリ。料理店すらデデ肉焼き一択になっている帝都との差には驚くばかりですが、これが平和だということなのでしょうか。
カランドロのおススメは海鮮とのことで、ターニャはメインディッシュを魚のマリネに決定。そうして始まった食事シーンでは、グルメ漫画もかくやと言わんばかりの食レポが展開されており、悠木碧さんのお芝居でその味を想像せずにはいられません。
あまりの美味さに目尻に涙すら浮かべ、生まれて初めて幸福という単語が頭をよぎったと絶賛するターニャ。そんな食事の最中、「またいつでも我々の塹壕に歓迎いたしますが」とターニャはカランドロに軽口を叩くのですが、また観戦武官を手配する時に世話になるとあえなく断られてしまいます。
カランドロ……ひいてはイルドアという国が、この戦争を完全に他人事でやりすごそうとしていることが明らかになり、ターニャは思わず「これは苛立てる」と呟いてしまいます。その後、到着したイルドア中央駅ではその明るく平穏な空気に、帝都との違いをまざまざと見せつけられました。
そして、入国査証と身分証、イルドア参謀本部からの小切手を受け取る場面。この受け取った小切手を切ることでターニャたちはお財布を気にせずイルドア観光を存分に楽しめる訳ですが、差支えないかと問うターニャに対して、カランドロから「諸君らが航空用ガソリンでもがぶ飲みでもしないかぎり」との気になる言葉が。
どうやらイルドアは帝国に燃料を提供することでイルドア経由での撤退を拒否した件の落とし前をつけたようで、ターニャは配慮に感謝しつつもこの事実を広めようとします。しかし、イルドアとしては公然の秘密だとしても公にはしたくない様子。
どの国にもつかず戦争から離れようという考えは正しいのですが、戦火というものは拒否しようとも降りかかってくるもの……そうやってこの戦争に無関係だという態度を撮り続けるイルドアは今後どうなってしまうのでしょうか。
その後、イルドアから帰国したターニャは次(※転職)を考えるべきかと悩みつつも、V2の運用やイルドア滞在の報告をまとめたり、お土産を職場に配ったりとやることが一杯で忙殺されてしまいます。
また、ターニャの留守中に敵軍の襲撃に素早く対応したトスパンとメーヴェルトが拘束された……などという寝耳に水な報告も飛び込んできました。憤りをあらわにするターニャですが、レルゲンが動いて既に釈放してもらえたそう。
優秀な人間が報われないとあっては、やはり軍という職場に危機感を持たずにはいられません。レルゲンとそんな世間話を繰り広げた後は、ロメールやルーデルドルフの下へ。
ルーデルドルフによると、最高統帥府はイルドアの制圧を検討し始めているとのこと。もはや戦争で失ったものを取り返すべく目が眩んでしまっており、上層部は現実的な考えを持っているとは言えません。
とはいえ、直前までその現状を見る機会があったターニャは、イルドアには戦争への覚悟と備えがあるとは思えなかったようで……!? といったところで第9話は終了。
人間魚雷V2を用いた作戦で状況を変え、イルドアの内情を知る機会を得られたターニャ。流石に帝国の戦争にイルドアを巻き込めるのか……というと難しいように思えますし、そんなことをすればさらに戦火は拡大してしまいます。果たしてターニャは無事終戦を迎えられるのでしょうか。また次週からの展開に期待です。



























