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『ヤニねこ』倫理観ゼロすぎる!?  夏吉ゆうこ&稲田徹が体験したヤバすぎる現場【インタビュー】

「おなら」も「ゲップ」も自前で!? 下品の引き出しを拡張したアフレコ――夏アニメ『ヤニねこ』夏吉ゆうこさん×稲田徹さんインタビュー

SNS発の話題作であり、「ヤングマガジン」でも異彩を放つヤバすぎる喫煙猫コメディ『ヤニねこ』がまさかのTVアニメ化! 2026年7月より放送・配信が始まっています。

倫理観ゼロのキャラクターたちが繰り広げる本作で、主人公・ヤニねこを演じる夏吉ゆうこさんと、大家役を務める稲田徹さんのインタビューが実現しました。

作品に触れた感想はもちろん、「おならもゲップも自前で出した」というアフレコ裏話など、さまざまなエピソードを伺いました。

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ヤニねこ
人間と獣人が共存する世界で、タバコを吸ってダラダラ生きる獣人・ヤニねこ。金なし!生活力なし!ろくでなし!マナーやモラルは吸い殻と一緒に捨ててきた。ヤニ臭くて、汚くて、怠惰でクズ。吸って、吐いて、ダベって、燃えて。だけど、それなりに充実した日々を過ごしてます。けっこう汚いけど、ちょっとだけ励まされる!SNSでバズり散らかしたマンガが、まさかのTVアニメ化に挑む!放送できなかったらごめんにゃさい!なんだか憎めないクズねこたちがおくる、ヤニまみれな日常をゆる〜く見守ってください。作品名ヤニねこ放送形態TVアニメスケジュール2026年7月2日(木)~TOKYOMX・BS11にてキャストヤニねこ:夏吉ゆうこヤクねこ:松岡美里ハメねこ:船戸ゆり絵カンサイねこ:清水彩香アルねこ:井澤詩織妹子:本泉莉奈おちんぽ達郎:明智璃子ペンペンねこ:小林ゆう佐藤静江:原由実大家:稲田徹スタッフ原作:にゃんにゃんファクトリー(講談社「ヤングマガジン」連載)監督:木村拓(スタジオ・レモン)脚本:あおしまたかしキャラクターデザイン:松浦力美術監督:丸山由紀子(アトリエ・ムサ) 吉野翔太郎(アトリエ・ムサ)色彩設計:太田ゆいは撮影監督:米澤寿編集:武宮むつみ音楽:...

倫理観ゼロ! ヤバい漫画との出会い

――原作との出会いや、作品の第一印象を教えてください。

夏吉ゆうこ(以下、夏吉):私はオーディションを受ける前に、Xで『ヤニねこ』を知って、連載当初から読んでいたんです。当時から「ヤバい漫画が始まった」とバズっていたので、「これが万が一アニメ化したら大変なことになるな」と思っていたんですけど、まさか自分にヤニねこのオーディションが来るとは。あの時はびっくりしましたね。

――どういうところに面白さを感じましたか?

夏吉:ヤバい喫煙者の悪あがきを包み隠さずネタにしているところです。いかにタバコを我慢するのが大変か、一回吸い始めるとどうなるのか、という“ヤバさ”を可愛い猫の姿で中和……ギリギリしきれていないところがすごく好きです。でもなんとか中和されていて、軽い気持ちで読めるんですよね。

稲田徹(以下、稲田):僕は「ヤングマガジン」では『彼岸島』と『ザ・ファブル』を中心に読んでいて、『ヤニねこ』も気付いた時に読んでいました。続き物ではないから、1話だけで楽しめるんですよね。ショートストーリーならではの魅力と、あとは下品であったり、エロであったり、ページを開いたときにパッと目に留まりやすい要素がかなりあって。

今回、アニメに関わるようになってから熟読するようになったんですけど、改めて「アニメ向きではないな」と(笑)。でも、54歳という昭和時代に少年期を過ごした僕としては下ネタなんて日常茶飯事でしたし、「うんこ」「ちんこ」は当たり前に笑いの種なんですよ。そういう意味でいうと、本当に心から、腹から笑える、魅力の塊のような作品です。

――お話の通り「ヤバい漫画」として話題ですが、出演が決まった時の周りの反応はいかがでしたか?

夏吉:同業者、特に男性陣から「『ヤニねこ』出るんだ!」「俺も現場行きたい!」みたいな反響がすごくて、業界内の注目度の高さを感じました。あと、私の両親がヘビーな喫煙者なので、「あなたたちの人生を参考にお芝居するね」と報告したら「へー、楽しみ」って言ってくれました(笑)。

稲田:僕は基本、来たお仕事はありがたく何でも受ける主義なんですけど、今回はマネージャーから「こういう作品なんですけど、オーディション大丈夫ですか?」と初めて確認されました(笑)。でも当然「もちろんOKですよ」と。大家のイラストを見て「これ俺じゃん」と思いましたからね。これは絶対に逃しちゃいけない作品だなと思って臨みました。

――おふたりともオーディションだったのですね。

稲田:もちろんです。しかも、オーディションのセリフが第1話冒頭の「あのシーン」からだったんです。

――ヤニねこの着替えを見てしまった後のあのシーンですね……(笑)。

稲田:初っ端からアレという(笑)。でも、大家役を受けた人はたくさんいると思いますけど、あそこまでやって落ちたら悔しいだろうなと。だからそういう人たちの思いも汲んで、恥ずかしがるなんてことはせず、全力でやろうという気持ちで臨みました。

夏吉:私はヤニねこ以外のキャラもいくつか受けた中でのヤニねこ役でした。ヤニねこは原作を読んでいる時からあまり声のイメージが湧かなくて、オーディション資料にも「声のイメージがないので自由にやってください」とオーダーなしだったんです。

倫理観が終わっているヤニねこのセリフを喋れるオーディションというだけで面白くて(笑)。好き勝手やったら、なんとクリスマスイブにマネージャーさんから「ヤニねこ決まりました」と連絡が来て……ヤニ臭いクリスマスプレゼントになりました(笑)。

「おなら」も「ゲップ」も自前。下品の引き出しを拡張したアフレコ

――実際に演じてみて楽しかった点や、苦労した点はありますか?

夏吉:「うんこ」「ちんこ」といったセリフは当たり前ですし、ゲップや放屁の音も全部自分で出しました。できることならそこまでやりきりたいなと思って、唇の潤い具合でどういう音が出るのかとか、おならの音をめちゃくちゃ研究したんですよ。悔いなくやりきりたかったので、下品の引き出しをとりあえずいっぱい手に入れようと挑みました。この作品を通して、「あの人はヤニねこをやっていたし、こういう役をお願いしてもいいかな」と思ってもらえるような役者になりたいです(笑)。

――普通のセリフのお芝居で意識したことはありますか?

夏吉:セリフがすでに面白いですし、ヤニねこは狙って面白く喋っていないので、変にひねらず、いかに“引き算でセリフを言うか”はチャレンジでした。周りのキャラクターも面白いので、受け身の芝居でクスッと思ってもらえることを目指しました。

稲田:端から見ていて、その狙っていない抜いた言い方がめちゃくちゃ面白いんですよ。普通にうんこを手渡されて「うんこにゃー」って(笑)。笑いを取りにいかないのが逆に面白い。だからこそ僕が大家を演じる時は、ヤニねこに翻弄されて、やられたことに全力で怒って動揺する、というモチベーションでやりました。だいぶ早い段階から顔面に電子レンジを落とされたり、汚物まみれの水やゲロをかけられたりしましたから。

改めて、いたずら心ではなく、何の動機もなくただそこにいるからやる、っていうのは恐ろしいし面白いですね(笑)。

――大家は巻き込まれてばかりですが、一番の常識人ですよね。

稲田:この世界の中では一般的な常識を持った部類ですよね。獣人が大好きという、ちょっと性癖が変なところはありますけど(笑)。ヤニねこの部屋に家賃の取り立てに行っても、タバコを大目に見ていたり、部屋が汚くても諦めて怒らなかったり、心が広いなと思いました。

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