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『オメガホーン』シャウトと炎角がまさかの大ゲンカ【第6話レビュー】

『角醒ハンター オメガホーン』第六話レビュー! シャウトと炎角がまさかの大ゲンカ!? “寄り道”をめぐる衝突が2人の絆をさらに深める

2026年7月26日(日)よりスタートした、東映特撮の新シリーズ【PROJECT R.E.D.】第2弾『角醒ハンター オメガホーン』。

古代の地上を支配していた巨大生命体「角獣(かくじゅう)」と、その力を引き出して戦う「ハンター」。独特な世界観を舞台に、主人公のシャウトと、人間の姿になれる“角獣王”炎角(えんかく)は、さまざまなハンターたちと出会いながら旅を続けています。

第六話では、コウハの町を訪れたシャウトが、母親とはぐれた少年・セーユと出会います。セーユの母親を探す中で、シャウトと炎角は「寄り道」をめぐってまさかの大ゲンカ。さらに、町の領主である奇食のトウナとのハンターバトルも繰り広げられました。

シャウトと炎角、それぞれの「エゴ」がぶつかる中で、2人の関係にも変化が訪れた第六話。さらに、鉄壁のレイジにも動きがあり、物語の謎も深まっています。

本記事では、第六話のストーリーをネタバレありで振り返りながら、印象的なシーンや見どころを紹介していきます!

シャウトと炎角が大ゲンカ! “譲れないエゴ”がぶつかる2人

古代のお宝を売って旅費や生活費を稼ぐため、コウハの町へやってきたシャウトと炎角。ここで勃発したのが、2人の本格的なケンカでした。

きっかけとなったのは、それぞれが大切にしている「エゴ」の違い。シャウトにとっては、トレジャーハンターとして遺跡発掘を楽しむことも、発掘品を少しでも高い価格で売って生活を安定させることも、道中で出会った困っている人を助けることも、どれも譲れない大切なことです。

一方の炎角は、エゴルギアを1つでも多く集めて力をつけ、角獣と人間が共生していた太古の世界を取り戻すことが夢。そのためにも、世界を統治しようとしているイバル連合・絶に一刻も早く物申したいと考えています。

炎角からすれば、イバル連合の脅威が迫っているというのに、シャウトの行動はあまりに呑気なものでした。比較検討のために遠い古物商へ向かおうとしたり、迷子の少年・セーユを見つけるや否や迷わず母親探しを引き受けてしまったり。そんな危機感の欠片もないシャウトの振る舞いに、炎角はついに痺れを切らしてしまいます。

「あちらで立ち止まり、こちらで寄り道をし……イバル連合に対しても受け身の姿勢。キャプテン・オメガホーンを名乗るなら、自ら攻め入るくらいの気概を見せてみろ!」

そう怒りを爆発させた炎角は、そのままシャウトのもとを離れてしまいます。

ところが、一人になった炎角はしばらくすると空腹で立ち止まってしまいます。そこで思い出したのは、大好きな紅しょうが山盛りの焼きそばや牛丼。それらをお腹いっぱい食べられたのは、シャウトが遺跡発掘でコツコツとお金を稼いでくれていたおかげだと気づくのです。離れてみて初めてシャウトのありがたさを実感し、あれだけ「寄り道小僧!」と怒っていたのにすぐシャウトを探し始める炎角。その素直すぎる行動に、思わずクスッと笑ってしまいました。

ただ笑えるだけではなく、シャウトとの旅を通じて炎角の心境に変化が生まれていることが伝わる場面でもありました。2人が抱えるエゴや目的は全くの別物。それでも、互いの存在が少しずつ相手を変えていく――。そんなシャウトと炎角の“バディ”としての深い結びつきが改めて感じられる一幕でした。

シャウトの“エゴ”が炎角の心を動かす

炎角と別れたシャウトは、セーユの母親を探す中で、不気味な洋館「悪食の館」へとたどり着きます。そこにいたのは、コウハの町の領主であり、イバル連合・絶に属するハンター、奇食(きしょく)のトウナでした。

食を極めたトウナが抱くエゴは、「特別な角獣を食べたい」という恐ろしいもの。そのためにセーユの母親を人質に取り、セーユを利用してシャウトと炎角を館へ誘い込んだのです。

炎角がいない中、1人でトウナとのハンターバトルに挑むシャウト。しかし、トウナが使う角獣・籠角(ろうかく)の攻撃を前に、大苦戦を強いられます。以前手に入れた盾角(じゅんかく)で攻撃を防ぐシャウトですが、熟成リンゴ爆弾を自在に操るトウナとは相性が悪く、なかなか反撃の糸口をつかめません。

ここで改めて感じられるのが、炎角がシャウトに求めていた「エゴルギアを集めること」の意味。どんな相手と戦うことになるか分からない旅だからこそ、さまざまな特性を持つ角獣の力を手元にそろえておくことが重要なのだと、今回のバトルを通して実感させられます。

絶体絶命のシャウトのもとへ、偶然通りかかった炎角が参戦。しかし、倒れ込むシャウトを見て「こんな所にいたのか。無様すぎて気付かなかったぞ」と一言。相変わらず素直ではありません。

そんな2人の間に割って入ったのが、セーユでした。騙されて利用されていたにもかかわらず、文句ひとつ言わずに母親を助けるため戦ってくれたシャウト。その優しさと格好良さを、セーユはごまかすことなくきちんと見届けていたのです。

「違う! シャウトさんは無様なんかじゃない! 僕がウソついたから……!」

セーユの叫びを受け、シャウトはついに自身の「エゴ」を炎角へとぶつけます。困っている人を助けることも、理不尽な敵を打ち倒すことも、そして大好物のお宝探しも、彼にとっては等しく大切なもの。何かを諦めて一つを選ぶのではなく、「全部やる」ことこそがシャウトのエゴなのだと、炎角もようやく理解するのです。

シャウトのエゴの高まりを感じた炎角は、再び彼に力を貸すことに。見事にトウナを撃破し、セーユの母親を救い出すことにも成功しました。

バトルを終え、改めてお互いを認め合った2人。一見すると正反対の彼らが、ぶつかり合いの末にそれぞれの「エゴ」を理解し、再び肩を並べて歩き出すラストシーンには第1話から積み重ねてきたバディとしての強い絆がしっかりと表れていました。

鉄壁のレイジがシャウトと接触!

イバル連合の領地を狙う突貫のピスコに対し、飛導のバーサーは華麗なハンターバトルを繰り広げ、見事に勝利。今回、初めてアーマーを着用した姿も披露されました。

民を大切にするバーサーのもとに、町民から「隣町のコウハが食料不足で悩んでいる」という相談が寄せられます。なんでも、領主の取り立てが異様に厳しいようで……。これを受けたバーサーはすぐさま絶暴のイバルへ報告し、イバルは鉄壁のレイジに問題の解決を指示しました。

レイジが姿を現したのは、シャウトとトウナのバトルが終わった直後。トウナの回収にやってきた彼は、シャウトのもとへ静かに歩み寄ります。

これまで遠巻きに観察していたレイジによる、初めての接触。「確かにおまえのエゴは強い。が……まだ足りないな」と、まるでシャウトを焚きつけるかのような言葉を残して立ち去る姿からは、彼がシャウトに対して強い関心を持っていることが読み取れました。

その後、アジトへ戻ったレイジは、絶暴のイバルにシャウトの動向を報告。「おまえが好みなやつだぞ」と伝えると、イバルも「会わねばなるまいな」と興味を示します。

さらにレイジは、炎角と絶炎角の関係についても疑問を投げかけました。以前、ゲンノウから「絶炎角は何を考えているのか分からず、警戒している」と聞かされていたレイジ。加えて、炎角と絶炎角という名前の類似にも引っかかっているようで、2体の角獣について密かに調べている可能性もありそうです。

しかし、レイジからの問いかけに対して絶炎角は、「いつかは分かる。でも今は……教えたくないね」とあっさり拒否。さらに、このやり取りを見たイバルは、絶炎角の中で「エゴの増大」が起きていることにも気づきます。

ここでやはり気になるのが、レイジという人物そのもの。ただ周囲を眺めているだけではなく、自ら疑問を持ち、状況を見極めながら慎重に動く。その姿には、前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の弩城怜慈を思わせる雰囲気も感じられます。

鉄壁のレイジと弩城怜慈は、果たして同じ人物なのか――。そして、レイジが追っている炎角と絶炎角の謎とは何なのか。少しずつ情報が積み重なるたびに、その答えがいつ明かされるのか、毎週気になって仕方ありません!

次回はついに炎角VS絶炎角!

第六話では、シャウトと炎角が初めて本格的にぶつかり合い、それぞれが抱える「エゴ」の違いが描かれました。

目の前で困っている人を助けることも、お宝を探すことも、生活のためにお金を稼ぐことも、すべて自分のやりたいこととして貫くシャウト。一方、角獣と人間が共生していた太古の世界を取り戻すため、エゴルギアを集め、イバル連合に立ち向かおうとする炎角。

互いの譲れないものを知ったことで、バディとしての絆もより深まったのではないでしょうか。セーユ親子をめぐる物語や、トウナとのバトルを通して、シャウトが目指すヒーロー像も少しずつ見えてきた第六話でした。

そして物語の裏では、鉄壁のレイジがシャウトと接触。炎角と絶炎角の関係にも疑問を抱くなど、今後につながる謎もさらに深まっています。

次回、第七話のタイトルは、「打ち破れ! 炎角VS絶炎角!」。ついに真正面から激突する2体の角獣を前に、どんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。そして、その激闘の裏でレイジはどのように動くのかも気になるところです。

シャウトと炎角の冒険、そして『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』へとつながる謎からも目が離せません。次週も鼓膜に力を入れて、炎角と絶炎角の激突を刮目して待ちましょう!

[文/五六七 八千代]

この記事をかいた人

五六七八千代
徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

『角醒ハンター オメガホーン』全話レビュー バックナンバー

『角醒ハンター オメガホーン』作品情報

角醒ハンター オメガホーン

キャスト

炎のシャウト/キャプテン・オメガホーン:楢原聖
炎角:国上将大
波斬のギリコ:糸瀬七葉
絶暴のイバル:田鶴翔吾
絶炎角:小西詠斗
剛胆のエイル:三浦舞華
剛直のアル:加藤憲史郎
飛導のバーサー:光宗薫
砕厄のゲンノウ:桜庭大翔
鉄壁のレイジ:長田光平
オメガアナライザー:潘めぐみ(声)

(C)テレビ朝日・東映AG・東映
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